問1:原価加算法(コストプラス法)で売価を決める。ある商品の原価とマークアップ率(原価に対する利益率)が下記のとおりであるとき、売価として最も適切なものはどれか。
資料:原価 800円/マークアップ率(原価に対する利益率) 25%
- A:1,000円
- B:約1,067円
- C:960円
- D:640円
【第1問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】コストプラス法(売価計算)【考え方】原価加算法では売価=原価×(1+原価に対する利益率)で求める。800×(1+0.25)=800×1.25=1,000円となる。原価を売価で割る売価基準の考え方と混同しないよう注意する。【選択肢解説】800×1.25=1,000円であり正しい。
・B
【選択肢解説】原価を(1−利益率)で割る売価基準の計算をしており、正しくない。
・C
【選択肢解説】利益率を誤って20%として計算しており、正しくない。
・D
【選択肢解説】原価から利益分を差し引いており、正しくない。
関連過去問:R3,問29
問2:価格戦略に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:価格は売上や利益には影響するが、品質イメージやブランドイメージには影響しない。
- B:価格設定では、原価・需要・競合価格・顧客の知覚価値を考慮する必要がある。
- C:価格を上げれば、需要は減らずに利益率だけが常に高まる。
- D:小売業の価格戦略は、品揃えや販促、競合店の価格とは連動しない。
【第2問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】価格戦略の基礎【考え方】価格は売上・利益に直接影響するマーケティング・ミックスの要素で、品質イメージやブランドイメージにも影響する。価格設定では原価・需要・競合価格・顧客の知覚価値を考慮し、品揃え・販促・立地・競合店の価格とも連動する。【選択肢解説】価格は品質イメージやブランドイメージにも影響するため、正しくない。
・B
【選択肢解説】原価・需要・競合価格・知覚価値を考慮するという説明であり正しい。
・C
【選択肢解説】価格を上げると需要が減ることがあるため、正しくない。
・D
【選択肢解説】価格戦略は品揃えや販促・競合店価格と連動するため、正しくない。
関連過去問:R4,問29
問3:ある商品の価格を10%引き下げたところ、販売数量が20%増加した。この商品の需要の価格弾力性(絶対値)として、最も適切なものはどれか。
資料:価格の変化 −10%/需要量の変化 +20%
- A:0.5
- B:10
- C:2.0
- D:0.2
【第3問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】需要の価格弾力性【考え方】需要の価格弾力性は需要の変化率÷価格の変化率の絶対値で求める。|20%÷10%|=2.0となる。弾力性が1より大きい商品は価格変化に対して需要が敏感である。【選択肢解説】価格変化率を需要変化率で割っており、正しくない。
・B
【選択肢解説】変化率を割合ではなく単純な数値として扱っており、正しくない。
・C
【選択肢解説】需要変化率20%を価格変化率10%で割った2.0であり正しい。
・D
【選択肢解説】計算の桁を誤っており、正しくない。
関連過去問:R5,問29
問4:価格設定方法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:価値ベース価格設定は、原価に一定の利幅を上乗せして価格を決める方法である。
- B:コストプラス価格設定は、顧客が感じる価値をもとに価格を決める方法である。
- C:競争志向価格設定は、原価のみを基準に価格を決める方法である。
- D:価格設定には、原価基準・顧客価値基準・競合基準の考え方があり区別が重要である。
【第4問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】価格設定方法の分類【考え方】価格設定にはコストプラス(原価基準)、価値ベース(顧客価値基準)、競争志向(競合基準)の考え方がある。コストプラスは計算しやすいが需要や競合を反映しにくく、価値ベースは顧客の知覚価値、競争志向は競合価格を基準にする。【選択肢解説】原価に利幅を上乗せするのはコストプラス法であるため、正しくない。
・B
【選択肢解説】顧客価値をもとにするのは価値ベース価格設定であるため、正しくない。
・C
【選択肢解説】競合価格を基準にするのが競争志向価格設定であるため、正しくない。
・D
【選択肢解説】原価・顧客価値・競合の各基準を区別するという説明であり正しい。
関連過去問:R4,問29
問5:スキミング価格戦略(上澄み吸収価格)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:新商品の導入時に高い価格から始め、徐々に価格を下げていく戦略である。
- B:新商品の導入時に低価格で市場浸透を狙う戦略である。
- C:常時低価格で販売し特売に頼らない価格政策である。
- D:端数を用いて安く感じさせる心理的価格設定である。
【第5問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】スキミング価格【考え方】スキミング価格戦略は新商品の導入時に高価格から始め徐々に下げる戦略で、革新性や希少性が高く初期需要が価格に比較的鈍感な場合に用いられる。早期の投資回収を狙う。【選択肢解説】導入時に高価格から始め徐々に下げるというスキミング価格の説明であり正しい。
・B
【選択肢解説】低価格で市場浸透を狙うのはペネトレーション価格であるため、正しくない。
・C
【選択肢解説】常時低価格はEDLPであるため、正しくない。
・D
【選択肢解説】端数を用いるのは端数価格であるため、正しくない。
関連過去問:R3,問29

コメント