問6:消費者の知覚に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 知覚とは、消費者が外部からの刺激を受け取り、それに意味づけをしていく心理的な過程である。
b 消費者は多くの刺激のうち一部だけに注意を向けるなど、情報を選択的に受け取り、解釈し、記憶する傾向がある。
c 知覚リスクとは、購買によって損失や失敗が生じるかもしれないという不安であり、高価な商品より安価な日用品でとりわけ大きくなる。
d 消費者は知覚リスクを下げるために、ブランドや口コミ、保証などの手がかりを利用することがある。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:誤 b:正 c:正 d:正
【第6問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】
知覚・選択的作用と知覚リスク
【考え方】
知覚リスクは、失敗したときの損失が大きい高価な商品や関与度の高い購買でとりわけ大きくなりやすい。「安価な日用品でとりわけ大きくなる」とする記述は、リスクが大きくなる場面を取り違えており誤り。選択的な知覚(注意・解釈・記憶)や、リスク低減の手がかりの利用もあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcで、知覚リスクは高価な商品や高関与の購買で大きくなりやすく、安価な日用品でとりわけ大きくなるとする記述は取り違えである。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている。cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問7:消費者の学習と態度に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 学習とは、経験を通じて消費者の知識・態度・行動が変化していくことを指す。
b 態度とは、ある対象に対して消費者がもつ、比較的一貫した好意・非好意や評価の傾向である。
c 態度は、認知的要素・感情的要素・行動的要素の3つの側面から捉えられることがある。
d 態度の感情的要素とは、対象についての知識や信念を指し、「好き・嫌い」といった感情とは無関係である。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- C:ウ a:誤 b:正 c:正 d:誤
- D:エ a:正 b:誤 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:誤 c:誤 d:誤
【第7問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】
消費者の学習と態度の3要素
【考え方】
態度の感情的要素は、対象に対する「好き・嫌い」といった感情的な評価を指す。対象についての知識や信念は認知的要素である。感情的要素の説明に認知的要素の内容を当てはめた記述は、両要素を取り違えており誤り。認知・感情・行動の3要素の対応づけが要点。
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdで、感情的要素は好き・嫌いの感情を指し、知識や信念を指し感情と無関係とする記述は認知的要素との取り違えである。
・B
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はb・dの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、dは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問8:消費者への社会的影響に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 準拠集団とは、消費者が価値観や態度、購買行動を形成する際に、判断のよりどころとする集団である。
b 準拠集団は、消費者が現在所属している集団に限られ、所属していない集団は購買行動に影響を与えない。
c あこがれの対象となる集団のように、所属していなくても消費者の行動に影響を与える準拠集団もある。
d オピニオンリーダーとは、ある分野で他者の購買意思決定に強い影響を与える人物を指す。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:誤 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:誤 c:正 d:誤
【第8問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】
準拠集団とオピニオンリーダー
【考え方】
準拠集団には、現在所属している集団だけでなく、あこがれの対象として所属を望む集団など、所属していない集団も含まれ、これらも購買行動に影響を与える。「現在所属している集団に限られ、所属していない集団は影響を与えない」とする記述は、準拠集団の範囲を狭めており誤り。オピニオンリーダーの影響もあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はa・bの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、bは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「誤」(誤り記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:誤 c:正 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはbで、準拠集団には所属していない集団も含まれ影響を与えるものであり、所属集団に限られるとする記述は誤りである。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている。dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問9:新製品の普及に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a イノベーター理論では、新製品を採用する時期の早い順に、ラガード・レイトマジョリティ・アーリーマジョリティ・アーリーアダプター・イノベーターと分類する。
b イノベーターは、新製品をいち早く採用する、革新的で冒険的な消費者層である。
c アーリーアダプター(初期採用者)は、オピニオンリーダーとして他の消費者の採用に影響を与えやすい。
d キャズムとは、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間に存在する、新製品の普及を阻む大きな溝を指す。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:誤 d:正
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:誤
- D:エ a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- E:オ a:誤 b:誤 c:正 d:誤
【第9問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】
イノベーター理論の5類型とキャズム
【考え方】
イノベーター理論では、採用の早い順にイノベーター・アーリーアダプター・アーリーマジョリティ・レイトマジョリティ・ラガードと分類する。記述はこの順序を逆(遅い順)に並べており誤り。アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間の溝(キャズム)もあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「誤」(誤り記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:誤 b:正 c:正 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはaで、採用の早い順はイノベーターから始まるものであり、ラガードから始まる順に並べた記述は順序の誤りである。
・C
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「誤」(誤り記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はb・dの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問10:ライフスタイルと顧客の行動理解に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a ライフスタイルとは、消費者の生活様式や価値観のまとまりであり、購買行動に影響を与える要因の一つである。
b AIO分析は、消費者の活動(Activities)・関心(Interests)・意見(Opinions)に着目してライフスタイルを捉えようとする。
c ライフスタイルは、年齢や年収などの人口統計的な属性のみで決まり、消費者の活動や価値観は関係しない。
d カスタマー・ジャーニー・マップは、顧客が商品・ブランドと出会い、検討・購入・利用に至る一連の体験を可視化するものである。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:正
- D:エ a:誤 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:誤 d:正
【第10問:正解と解説】
正解:E
・A
【論点】
ライフスタイル(AIO分析)とカスタマー・ジャーニー
【考え方】
ライフスタイルは、活動・関心・意見(AIO)や価値観といった要素を含んで捉えられるものであり、年齢や年収などの人口統計的属性のみで決まるわけではない。「人口統計的属性のみで決まり、活動や価値観は関係しない」とする記述は、ライフスタイルの捉え方と矛盾しており誤り。AIO分析やカスタマー・ジャーニーもあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている。cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcで、ライフスタイルは活動や価値観を含んで捉えるものであり、人口統計的属性のみで決まるとする記述は誤りである。
関連過去問:基礎知識

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