問6:条件が整えば自律的に働き責任を引き受けるとする人間観を何といい、提唱者は誰か。
- A:Y理論/マグレガー
- B:衛生要因/ハーズバーグ
- C:X理論/マグレガー
【第6問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。条件が整えば自律的に働くとする人間観がY理論で、提唱者はマグレガー。仕事を嫌い命令・統制が必要とするのがX理論。Y理論は権限委譲・参加的管理と相性がよい。【試験対策】X=統制型、Y=自律型(マグレガー)。
・B:不適切。衛生要因はハーズバーグの二要因理論の概念であり、人間観を表すX・Y理論ではない。
・C:不適切。X理論は人間が本来仕事を嫌い命令・統制を必要とするとする人間観であり、自律的とするY理論とは逆である。
関連過去問:H29,問16
問7:人間は未成熟な依存的状態から成熟した自律的状態へ発達しようとするとした理論を何といい、提唱者は誰か。
- A:未成熟-成熟理論/アージリス
- B:二要因理論/ハーズバーグ
- C:欲求階層説/マズロー
【第7問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。人間の成熟への発達傾向を論じたのが未成熟-成熟理論で、提唱者はアージリスである。硬直的な官僚制組織は個人の成熟欲求と衝突し動機づけを阻害しうると指摘した。【試験対策】未成熟-成熟=アージリス。官僚制と成熟欲求の衝突。
・B:不適切。二要因理論(ハーズバーグ)は満足・不満足の2要因の理論であり、未成熟-成熟理論ではない。
・C:不適切。欲求階層説(マズロー)は5段階の欲求の理論であり、未成熟から成熟への発達傾向を論じたものではない。
関連過去問:基礎知識
問8:外的報酬が内発的動機づけを低下させる現象を何というか。
- A:ホーソン効果
- B:ハロー効果
- C:アンダーマイニング効果
【第8問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切。ホーソン効果は注目されることで行動が変化する現象であり、報酬による内発的動機づけの低下ではない。
・B:不適切。ハロー効果は一つの印象が全体評価を歪める評価誤差であり、報酬と内発的動機づけの関係ではない。
・C:適切。外的報酬や外部からの統制によって、自律的に取り組んでいた行動への内発的動機づけが低下する現象をアンダーマイニング効果という。内発的動機づけは、自律性・有能感・関係性を重視するデシ&ライアンの自己決定理論とも関連が深い。外的報酬が常に悪いわけではないが、統制的に働くと内発的動機を弱める場合がある。【試験対策】アンダーマイニング=外的報酬・統制により内発的動機が低下。
関連過去問:R5,問16/H29,問16
問9:努力→成果→報酬のつながりと報酬の価値から動機づけを説明する理論を何といい、3要素は何か。
- A:ブルームの期待理論/期待・道具性・誘意性
- B:ロックの目標設定理論/目標・困難度・関与
- C:アダムスの公平理論/投入・成果・比較
【第9問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。ブルームの期待理論では、動機づけは、期待、道具性、誘意性によって決まる。期待は「努力すれば成果が出ると思えるか」、道具性は「成果が報酬につながると思えるか」、誘意性は「その報酬に魅力を感じるか」である。【試験対策】期待=努力→成果、道具性=成果→報酬、誘意性=報酬の魅力度。
・B:不適切。目標設定理論(ロック)は目標の具体性・困難度に注目する理論であり、期待理論の3要素ではない。
・C:不適切。公平理論(アダムス)は投入と成果の比率を他者と比較する理論であり、期待・道具性・誘意性の3要素ではない。
関連過去問:H29,問16/H26,問16
問10:ブルームの期待理論で3要素はどのように組み合わさり、1つでもゼロならどうなるか。
- A:掛け算の関係で、1つでもゼロなら動機づけは高まらない
- B:3要素は独立で無関係に作用する
- C:足し算の関係で、1つがゼロでも他で補える
【第10問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。期待理論では、期待・道具性・誘意性は掛け算の関係で捉えられるため、モデル上はいずれか1つでもゼロなら動機づけは高まらない。たとえば、報酬に魅力があっても、努力しても成果が出ないと思えば動機づけは弱くなる。【試験対策】期待理論=掛け算。どこかがゼロなら動機づけも低下。
・B:不適切。3要素は独立ではなく掛け算で結合して動機づけを決める。
・C:不適切。足し算ではなく掛け算の関係であり、1つがゼロなら他で補えず動機づけはゼロになる。
関連過去問:H29,問16/H26,問16

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