問11:既存企業が破壊的イノベーションに対応する有効な方法として適切なものはどれか。
- A:既存事業の評価基準をそのまま新技術にも適用する
- B:独立した別組織を設立し新技術に取り組ませる
- C:新技術への取り組みを完全に停止する
【第11問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。既存の評価基準をそのまま適用すると、短期的に非効率に見える破壊的技術は選ばれず、対応に失敗しやすい。
・B:適切。破壊的イノベーションへの対応では、既存事業の評価基準や収益性基準から切り離した独立組織を設け、新技術・新市場に取り組ませることが有効な方法の一つとされる。既存組織の基準をそのまま適用すると、短期的に小規模・低収益に見える技術が選ばれにくい。【試験対策】破壊的技術への対応=既存事業の評価基準から切り離す。
・C:不適切。取り組みを完全に停止すれば、破壊的技術による市場置換に対応できなくなる。
関連過去問:基礎知識
問12:技術の性能向上が初期は緩やか・途中で急速・最後に鈍化する曲線を何というか。
- A:技術のS字カーブ
- B:経験曲線
- C:損益分岐点
【第12問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。性能向上が初期緩やか・途中急速・最後鈍化を描くのが技術のS字カーブである。技術が成熟すると向上の余地は小さくなり、新技術(次のS字カーブ)への転換が課題となる。【試験対策】S字カーブの成熟→次のカーブへの転換が論点。
・B:不適切。経験曲線は累積生産量に伴うコスト低下を表す曲線であり、技術の性能向上の推移ではない。
・C:不適切。損益分岐点は利益がゼロになる売上水準であり、技術の性能向上曲線ではない。
関連過去問:H30,問9/H20,問7
問13:ある製品分野で広く受け入れられ、以後の設計基準となる基本設計を何というか。
- A:ドミナントデザイン
- B:プロトタイプ
- C:デジュール・スタンダード
【第13問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。ドミナントデザインとは、ある製品分野で広く受け入れられ、以後の設計基準となる基本設計である。成立すると、競争の焦点は基本設計の探索から、改良・生産効率・プロセス・イノベーションへ移りやすい。デファクト・スタンダードは市場競争で事実上の標準となった規格、デジュール・スタンダードは公的機関等が定めた標準であり、ドミナントデザインとは完全に同義ではない。【試験対策】ドミナントデザイン=基本設計の定着、標準化論点と混同しない。
・B:不適切。プロトタイプは試作品であり、業界の設計基準となる基本設計を指す語ではない。
・C:不適切。デジュール・スタンダードは公的機関が定めた標準であり、市場で自然に基準となる基本設計(ドミナントデザイン)とは異なる。
関連過去問:R6,問9/H30,問9
問14:技術ライフサイクルと製品ライフサイクルの関係として適切なものはどれか。
- A:まったく無関係である
- B:密接に関連するが同一概念ではない
- C:完全に同じ概念である
【第14問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。技術の進展は製品の売上推移と関連しており、まったく無関係ではない。
・B:適切。技術ライフサイクルは技術の性能向上・普及の推移を、製品ライフサイクルは製品の売上の推移(導入・成長・成熟・衰退)を表す。密接に関連するが同一ではない。【試験対策】「技術=性能・普及」「製品=売上の推移」で区別。
・C:不適切。両者は密接に関連するが、同一概念ではない。
関連過去問:R6,問9/R4,問9
問15:市場競争の結果として事実上の標準となったものと、公的機関・標準化団体が定めた標準を、それぞれ何というか。
- A:オープン標準・クローズド標準
- B:デファクト・スタンダード・デジュール・スタンダード
- C:デジュール・スタンダード・デファクト・スタンダード
【第15問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。オープン/クローズドは標準の公開性による別区分であり、設問の「事実上/公的」の区分ではない。
・B:適切。市場競争の結果が事実上の標準になったのがデファクト・スタンダード、公的機関等が定めたのがデジュール・スタンダードである。【試験対策】デファクト=事実上(市場競争)、デジュール=公的機関、を取り違えない。
・C:不適切。名称と内容が逆である。市場競争の結果がデファクト、公的機関が定めるのがデジュールである。
関連過去問:R2,問13/H30,問20

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