問11:どの事業に参入・撤退し、事業間でどう経営資源を配分するかを決める戦略階層は何か。
- A:機能別戦略
- B:戦術
- C:全社戦略(企業戦略)
【第11問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切。機能別戦略は各機能部門の実行方針であり、事業間の資源配分を決める階層ではない。
・B:不適切。戦術は戦略を実現する具体的手段であり、事業間の資源配分を決める全社レベルの意思決定ではない。
・C:適切。事業への参入・撤退や事業間の資源配分を決めるのは全社戦略(企業戦略)である。多角化や事業ポートフォリオ管理(PPM)が主要な検討対象となる。【試験対策】全社戦略の代表論点=多角化・事業ポートフォリオ(PPM)。
関連過去問:基礎知識
問12:企業がどの事業領域で活動するかを定める概念と、企業全体/個別事業の範囲を定める語の組み合わせとして適切なものはどれか。
- A:ドメイン/企業ドメイン・事業ドメイン
- B:ポジショニング/全社ポジション・事業ポジション
- C:セグメンテーション/全社セグメント・事業セグメント
【第12問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。事業領域を定める概念がドメインである。企業全体の範囲を定めるのが企業ドメイン、個別事業の範囲を定めるのが事業ドメインである。【試験対策】ドメイン=事業領域の定義。「企業ドメイン/事業ドメイン」の2層を区別する。
・B:不適切。ポジショニングは市場での位置取りを指す概念であり、事業領域そのものを定めるドメインとは異なる。
・C:不適切。セグメンテーションは市場を細分化する手法であり、企業・事業の活動領域を定めるドメインではない。
関連過去問:R5,問1/H28,問1/R1,問1
問13:ドメインの広さとリスクの関係として適切なものはどれか。
- A:広く定義するほど常に望ましい
- B:狭すぎると成長機会を逃し、広すぎると資源が分散する
- C:狭く定義するほど常に望ましい
【第13問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。広すぎると資源が分散し焦点がぼやけるため、常に望ましいとはいえない。
・B:適切。ドメインを狭く定義しすぎると成長機会を見逃しやすく、広く定義しすぎると経営資源が分散して焦点がぼやける。いずれの方向にもリスクがあり、適切な広さの設定が重要である。【試験対策】「狭すぎ=機会損失/広すぎ=資源分散」の両面リスクを押さえる。
・C:不適切。狭すぎると成長機会を逃すリスクがあり、常に望ましいとはいえない。
関連過去問:R5,問1/H28,問1/R1,問1
問14:ドメインの「物理的定義」と「機能的定義」の説明として適切なものはどれか。
- A:物理的定義=製品・技術に着目、機能的定義=顧客のニーズ・便益に着目
- B:物理的定義=顧客の便益に着目、機能的定義=製品・技術に着目
- C:両者とも競合他社の数に着目する
【第14問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。物理的定義は製品・技術など「何を作るか」に着目し、機能的定義は顧客のニーズ・便益など「顧客に何をもたらすか」に着目する。物理的定義は視野が狭くなりやすい(近視眼・マーケティングマイオピア)とされる。【試験対策】機能的定義=顧客便益に着目し視野が広い、が頻出。
・B:不適切。着目点が逆である。製品・技術に着目するのが物理的定義、顧客の便益に着目するのが機能的定義である。
・C:不適切。両定義とも競合数ではなく、製品・技術か顧客便益かという着目点の違いである。
関連過去問:R5,問1/H28,問1/R1,問1
問15:鉄道会社が自社を「鉄道事業」ではなく「移動・生活サービス事業」と捉え直すことは、どの定義への見直しの例か。
- A:財務的定義への見直し
- B:物理的定義への見直し
- C:機能的定義への見直し
【第15問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切。財務的定義という区分は存在せず、この例は機能的定義への見直しである。
・B:不適切。物理的定義は「鉄道(製品・技術)」に着目する定義であり、この見直しの方向とは逆である。
・C:適切。製品・技術ではなく顧客機能(移動・生活)に着目した機能的定義の例であり、物理的定義より広い成長機会を捉えやすくなる。【試験対策】機能的定義の典型例(鉄道→移動サービス等)を押さえる。
関連過去問:R5,問1/H28,問1/R1,問1

コメント