問6:経営理念の機能として適切なものはどれか。
- A:各事業への経営資源の配分を決定する
- B:短期的な数値目標と達成スケジュールを定める
- C:従業員の求心力を高め、意思決定の判断基準を与える
【第6問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切。各事業への経営資源の配分を決めるのは経営戦略(全社戦略)の役割であり、価値観の共有を担う経営理念の機能とは異なる。
・B:不適切。短期的な数値目標やスケジュールを定めるのは経営計画の役割であり、経営理念の機能ではない。
・C:適切。経営理念は組織の価値観を共有させ、従業員の求心力を高めるとともに、行動や意思決定の拠り所(判断基準)となる機能を持つ。【試験対策】理念の機能=「価値観の共有・求心力・判断基準」。
関連過去問:基礎知識
問7:企業戦略の一般的な3階層の組み合わせとして適切なものはどれか。
- A:全社戦略・事業戦略・機能別戦略
- B:短期戦略・中期戦略・長期戦略
- C:成長戦略・競争戦略・撤退戦略
【第7問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。戦略階層は、どの事業に進出し資源を配分するか=全社戦略(企業戦略)、特定事業でどう競争優位を築くか=事業戦略(競争戦略)、各機能部門で何を実行するか=機能別戦略の3区分。上位から下位へ整合性を持たせる必要がある。【試験対策】3階層(全社→事業→機能別)と各階層の役割をセットで押さえる。
・B:不適切。期間の長短による分類であり、戦略階層の3区分ではない。
・C:不適切。成長・競争・撤退は戦略の種類による分類であり、企業内の戦略階層の3区分ではない。
関連過去問:R7,問1
問8:コストリーダーシップ戦略や差別化戦略が位置づけられる戦略階層はどれか。
- A:機能別戦略
- B:全社戦略
- C:事業戦略(競争戦略)
【第8問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切。機能別戦略は各機能部門の実行方針であり、競争優位の構築方法そのものを扱う階層ではない。
・B:不適切。全社戦略は複数事業間の資源配分を扱う階層であり、特定事業の競争方法を扱うものではない。
・C:適切。コストリーダーシップ戦略や差別化戦略は、特定事業における競争優位の構築方法を扱うため事業戦略(競争戦略)に属する。【試験対策】ポーターの基本戦略は「事業戦略」の階層。全社戦略との混同に注意。
関連過去問:R7,問1
問9:単一事業企業と多角化企業における全社戦略と事業戦略の関係として適切なものはどれか。
- A:多角化企業ほど両者は完全に一致する
- B:単一事業企業では両者が重なりやすく、多角化企業では区別の重要性が高まる
- C:どちらの企業でも両者は常に別物として明確に分かれる
【第9問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。逆である。多角化企業ほど事業間資源配分という論点が加わり、両者の区別が重要になる。
・B:適切。単一事業企業では全社戦略と事業戦略が重なりやすいが、多角化企業では複数事業間の資源配分という全社戦略固有の論点が生じるため、両者を区別する重要性が高まる。【試験対策】多角化=全社戦略固有の論点(事業間資源配分)が顕在化、という因果を押さえる。
・C:不適切。単一事業企業では両者が重なりやすく、常に明確に分かれるわけではない。
関連過去問:R7,問1
問10:マーケティング戦略や生産戦略、人事戦略は、戦略階層のうちどれに分類されるか。
- A:全社戦略
- B:機能別戦略
- C:事業戦略
【第10問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。全社戦略はどの事業に進出し資源を配分するかを決める上位の戦略であり、各機能部門の戦略ではない。
・B:適切。マーケティング・生産・人事などの戦略は機能別戦略である。事業戦略で定めた競争優位を実現するため、各機能部門で策定・実行される。【試験対策】「機能別戦略=各機能部門で事業戦略を実現する具体策」。
・C:不適切。事業戦略は特定事業の競争優位の構築を扱う階層であり、機能部門ごとの戦略ではない。
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