問21:SWOT分析における強み・弱みの位置づけとして適切なものはどれか。
- A:政治・経済などのマクロ環境要因である
- B:自社の内部環境であり、一般に自社の努力で対応可能な要因である
- C:自社が直接コントロールできない外部要因である
【第21問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。政治・経済などのマクロ環境はPEST分析の対象(外部環境)であり、SWOTの強み・弱み(内部)ではない。
・B:適切。強み・弱みは自社の内部環境であり、一般に自社の努力で対応可能な要因である。直接コントロールしにくい外部要因が機会・脅威である。【試験対策】強み・弱み=内部(対応可能)、機会・脅威=外部、の区別を徹底する。
・C:不適切。直接コントロールしにくい外部要因は機会・脅威であり、強み・弱みではない。
関連過去問:R7,問32設問1・2
問22:「組織は戦略に従う」という命題を示し、多角化が事業部制組織を生んだことを明らかにした経営学者は誰か。
- A:アンゾフ
- B:チャンドラー
- C:ミンツバーグ
【第22問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。アンゾフは成長ベクトル(製品×市場マトリクス)で知られ、この命題を示した人物ではない。
・B:適切。「組織は戦略に従う」を示したのはチャンドラー(Chandler)である。戦略の変化が組織構造の変化をもたらすという命題である。【試験対策】チャンドラー=「組織は戦略に従う」。アンゾフ・ミンツバーグとの取り違えに注意。
・C:不適切。ミンツバーグは創発的戦略で知られ、この命題を示した人物ではない。
関連過去問:R3,問15
問23:あらかじめ計画された戦略と、実行過程での学習・試行錯誤から形成される戦略を、それぞれ何といい、この区別を示した論者は誰か。
- A:物理的定義・機能的定義/エーベル
- B:意図された戦略・創発的戦略/ミンツバーグ
- C:全社戦略・事業戦略/チャンドラー
【第23問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。物理的定義・機能的定義はドメインの定義方法であり、エーベルは3次元モデルの論者である。意図的/創発的戦略の区別ではない。
・B:適切。計画された戦略が意図された戦略、実行過程の学習から形成される戦略が創発的戦略で、この区別を示したのはミンツバーグ(Mintzberg)である。【試験対策】創発的戦略=ミンツバーグ、が頻出。実現戦略は両者の組み合わせで形成される。
・C:不適切。全社戦略・事業戦略は戦略階層の区分であり、チャンドラーは「組織は戦略に従う」で知られる別論点である。
関連過去問:R6,問1/H24,問1
問24:ミンツバーグの戦略形成論における「実現戦略」の説明として適切なものはどれか。
- A:当初意図された戦略のうち実行された部分と、実行過程で生まれた創発的戦略が組み合わさって形成される
- B:当初意図された戦略が、すべてそのまま実現される
- C:創発的戦略のみによって形成される
【第24問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。ミンツバーグの戦略形成論では、当初「意図された戦略」のうち実行された部分と、実行過程で生まれた「創発的戦略」が組み合わさって「実現戦略」が形成される。意図された戦略のうち実行されなかった部分は「未実現戦略」となる。【試験対策】意図された戦略=当初の計画、うち実行されなかった分=未実現戦略、実行中に生まれた分=創発的戦略、実際に実現した分=実現戦略。
・B:不適切。意図された戦略のうち実行されない部分は「未実現戦略」となるため、当初の意図がすべてそのまま実現されるわけではない。
・C:不適切。実現戦略には意図された戦略のうち実行された部分も含まれるため、創発的戦略のみで形成されるわけではない。
関連過去問:R6,問1/H24,問1
問25:「環境分析→戦略の策定→戦略の実行→評価・見直し」という一連の流れを何と呼ぶか。
- A:サプライチェーン・マネジメント
- B:戦略マネジメント・プロセス
- C:プロダクト・ライフサイクル
【第25問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。サプライチェーン・マネジメントは調達から供給までの流れを管理する概念であり、戦略策定の一連のプロセスではない。
・B:適切。環境分析→策定→実行→評価・見直しという一連の流れを戦略マネジメント・プロセス(戦略経営プロセス)と呼ぶ。策定した戦略も実行段階の学習で修正され、創発的戦略が生まれる。【試験対策】プロセスの4段階と、実行段階で創発が生じる点をセットで押さえる。
・C:不適切。プロダクト・ライフサイクルは製品の導入〜衰退の段階を表す概念であり、戦略マネジメントのプロセスではない。
関連過去問:基礎知識

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