問6:戦略上のトレードオフに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 戦略上のトレードオフとは、あることを行うために、別のことを犠牲にせざるをえない関係を指す。
b 「何をするか」だけでなく「何をしないか」を明確にすることが、一貫した活動システムの構築につながるとされる。
c トレードオフを避け、あらゆる顧客のあらゆる要望に同時に応えようとするほど、活動の一貫性が高まり、模倣されにくい強い戦略になる。
d トレードオフによって活動が絞り込まれていると、競合が一部だけを模倣しても全体の効果を再現しにくくなる。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:誤 b:正 c:正 d:正
【第6問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】
トレードオフと戦略の一貫性
【考え方】
戦略では、トレードオフを踏まえて「何をしないか」を明確にし、活動を絞り込むことが一貫性と模倣困難性を生む。「トレードオフを避け、あらゆる要望に同時に応えようとするほど一貫性が高まり模倣されにくくなる」とする記述は、絞り込みによって強みが生まれるという考え方と逆であり誤り。あれもこれもは一貫性を損なう点が要点。
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcで、戦略は何をしないかを明確にする絞り込みが一貫性を生むものであり、あらゆる要望に応えるほど一貫性が高まるとした記述は誤りである。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている。cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:R7,問7/基礎知識
問7:ポジショニングに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 優れたポジショニングには、顧客にとっての価値と、競合との明確な差異が必要とされる。
b 競合との違いが曖昧だと、顧客に自社の独自性が伝わりにくくなる。
c ポジショニングは、競争優位を築くうえで、活動システムの選択とも結び付いて考えられる。
d 優れたポジショニングは、顧客にとっての価値や競合との差異とは関係なく、単に他社より広い顧客層を対象にすれば必ず実現できる。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- C:ウ a:誤 b:正 c:正 d:誤
- D:エ a:正 b:誤 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:誤 c:誤 d:誤
【第7問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】
優れたポジショニングの要件
【考え方】
優れたポジショニングには、顧客にとっての価値と、競合との明確な差異が必要である。「顧客価値や競合との差異とは関係なく、単に広い顧客層を対象にすれば必ず実現できる」とする記述は、価値と差異という要件を無視しており誤り。対象を広げること自体が優位を生むわけではない点が要点。
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdで、優れたポジショニングには顧客価値と競合との差異が必要であり、広い顧客層を対象にすれば必ず実現するとした記述は誤りである。
・B
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はb・dの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、dは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問8:衰退業界における戦略に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a リーダーシップ戦略は、残存者利益を狙って業界内での主導的地位を維持しようとする戦略である。
b 収穫(ハーベスト)戦略とは、大規模な追加投資を続けて市場シェアの拡大を積極的に図る戦略である。
c ニッチ戦略は、需要が残る特定のセグメントに集中して事業を続ける戦略である。
d 即時撤退(売却)戦略は、早期に撤退し、資産を有利に売却することを狙う戦略である。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:誤 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:誤 c:正 d:誤
【第8問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】
衰退業界の4つの戦略
【考え方】
収穫(ハーベスト)戦略は、追加投資を抑えて、これまでの事業から回収(利益・資金)を最大化しようとする戦略である。「大規模な追加投資を続けてシェア拡大を積極的に図る」とする記述は、投資を抑えて回収するという収穫戦略の本質と正反対で誤り。リーダーシップ・ニッチ・収穫・即時撤退の4戦略を押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はa・bの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、bは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「誤」(誤り記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:誤 c:正 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはbで、収穫戦略は投資を抑えて回収を最大化する戦略であり、大規模投資でシェア拡大を図るとした記述は正反対である。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている。dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問9:先行者優位に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 先行者優位とは、後から参入する企業が、先行者の投資やユーザーの試行錯誤にただ乗りできることによる優位である。
b 先行者優位の源泉には、技術リーダーシップや経験効果の先取りがある。
c 希少な経営資源(立地・原材料など)を先に押さえられることも、先行者優位の源泉となりうる。
d 顧客のスイッチングコストを先に築くことは、先行者優位につながりうる。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:誤 d:正
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:誤
- D:エ a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- E:オ a:誤 b:誤 c:正 d:誤
【第9問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】
先行者優位の源泉
【考え方】
先行者優位は、市場に先に参入した企業が得られる優位であり、技術リーダーシップ・経験効果の先取り・希少資源の先取り・スイッチングコストの構築などがその源泉である。「後から参入する企業が先行者の投資にただ乗りできることによる優位」とする記述は、後発者優位の内容を先行者優位に取り違えており誤り。
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「誤」(誤り記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:誤 b:正 c:正 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはaで、先行者優位は先に参入する企業の優位であり、後発企業がただ乗りできることによる優位とした記述は後発者優位との取り違えである。
・C
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「誤」(誤り記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はb・dの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問10:後発者優位に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 後発者優位とは、市場に後から参入する企業が得られる優位のことである。
b 後発者は、先行者の投資やユーザーの試行錯誤の成果に、ただ乗りできる場合がある。
c 後発者優位とは、市場に最初に参入して技術リーダーシップや経験効果を先取りできることによる優位である。
d 後発者は、市場の不確実性がある程度解消された後に、より新しい技術を用いて参入できる場合がある。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:正
- D:エ a:誤 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:誤 d:正
【第10問:正解と解説】
正解:E
・A
【論点】
後発者優位の源泉
【考え方】
後発者優位は、後から参入する企業が、先行者の投資へのただ乗りや、より新しい技術の採用、不確実性が解消された後の参入などによって得る優位である。「最初に参入して技術リーダーシップや経験効果を先取りできることによる優位」とする記述は、先行者優位の内容を後発者優位に取り違えており誤り。先行者優位との対比が要点。
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている。cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcで、後発者優位は後から参入する企業の優位であり、最初に参入して先取りできることによる優位とした記述は先行者優位との取り違えである。
関連過去問:基礎知識

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