問11:ポーターの5つの競争要因に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a ファイブフォースは、業界の収益性を規定する5つの競争要因を分析する枠組みである。
b 5つの要因は、新規参入・代替品・買い手・売り手・既存企業間の敵対関係である。
c 5つの競争要因が強いほど、その業界の平均的な収益性は高くなる傾向がある。
d この枠組みは、自社の位置取り(ポジショニング)を検討する基礎となる。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:正
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:誤 d:誤
【第11問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】
ポーターのファイブフォース分析
【考え方】
ファイブフォースは業界収益性を規定する5要因(新規参入の脅威・代替品の脅威・買い手の交渉力・売り手の交渉力・既存企業間の敵対)を分析する。各要因が強いほど収益性は低下する(高くなるのではない)。ポジショニング検討の基礎となる。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcにあり、記述内容が事実と異なる。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:R1,問5
問12:新規参入の脅威と参入障壁に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 参入障壁が高いほど、新規参入の脅威は小さくなる。
b 規模の経済、製品差別化、巨額の初期投資などは参入障壁となりうる。
c 既存企業の高い経験曲線効果は、新規参入者にとって不利に働く(参入障壁となる)。
d 参入障壁が低い業界ほど、既存企業は高い利益を長期に維持しやすい。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:誤
- C:ウ a:正 b:誤 c:正 d:誤
- D:エ a:正 b:正 c:誤 d:誤
- E:オ a:正 b:正 c:正 d:正
【第12問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】
新規参入の脅威と参入障壁
【考え方】
参入障壁(規模の経済・差別化・初期投資・経験効果・流通アクセス・政府規制等)が高いほど参入の脅威は小さく、既存企業は利益を守りやすい。障壁が低いと参入が相次ぎ利益は維持しにくいため、最後の記述は誤り。
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdにあり、記述内容が事実と異なる。
・B
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問13:買い手・売り手の交渉力に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 買い手の交渉力が強いと、値下げ圧力などにより業界の収益性は低下しやすい。
b 買い手が集中している、または購入量が大きいほど、買い手の交渉力は強まりやすい。
c スイッチングコストが高いほど、買い手の交渉力は強まる。
d 売り手(供給業者)の交渉力が強いと、原材料コスト上昇などで収益が圧迫されやすい。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:正
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:正
- D:エ a:正 b:正 c:誤 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:誤 d:誤
【第13問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】
買い手・売り手の交渉力
【考え方】
買い手の交渉力は、買い手集中・大量購入・製品の標準化・後方統合の可能性などで強まる。スイッチングコストが高いと買い手は乗り換えにくく交渉力はむしろ弱まるため、その記述は誤り。売り手の交渉力が強いと投入コストが上がり収益が圧迫される。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcにあり、記述内容が事実と異なる。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問14:3つの基本戦略に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a ポーターの基本戦略は、コスト・リーダーシップ、差別化、集中の3つである。
b 集中戦略は、特定の市場セグメントに経営資源を集中させる戦略である。
c 差別化戦略では、独自の価値提供により価格プレミアムの獲得を狙う。
d コスト・リーダーシップ戦略は、業界内で最も高い価格を設定して利益を得る戦略である。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:正 b:正 c:正 d:誤
- C:ウ a:正 b:誤 c:正 d:誤
- D:エ a:正 b:正 c:誤 d:誤
- E:オ a:正 b:正 c:正 d:正
【第14問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】
ポーターの3つの基本戦略
【考え方】
基本戦略はコスト・リーダーシップ(低コスト地位の獲得)、差別化(独自価値と価格プレミアム)、集中(特定セグメントへの資源集中)。コスト・リーダーシップは低コストを武器にする戦略であり、最高価格を設定する戦略ではない(それは差別化寄りの発想)。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdにあり、記述内容が事実と異なる。
・C
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:H29,問6
問15:スタック・イン・ザ・ミドルに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a スタック・イン・ザ・ミドルとは、基本戦略が中途半端で明確な優位を築けない状態をいう。
b ポーターは、原則として複数の基本戦略の同時追求は困難だと論じた。
c 近年は、コスト優位と差別化の両立を狙う戦略の可能性も議論されている。
d スタック・イン・ザ・ミドルは、明確な戦略選択の結果として高収益をもたらす状態を指す。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:正 d:誤
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:誤
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:正 d:誤
【第15問:正解と解説】
正解:E
・A
【論点】
戦略の一貫性とスタック・イン・ザ・ミドル
【考え方】
スタック・イン・ザ・ミドルは基本戦略が中途半端で優位を築けない低収益状態。ポーターは基本戦略の同時追求の難しさを説いたが、近年はコストと差別化の両立(ハイブリッド)の可能性も論じられる。高収益をもたらす状態とするのは正反対で誤り。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdにあり、記述内容が事実と異なる。
関連過去問:基礎知識
