問16:PERT/CPMの用語に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:クリティカルパスとは、ネットワーク上で最も所要時間の短い経路をいう。
- B:最遅開始時刻とは、その作業を最も早く開始できる時刻をいう。
- C:クラッシングとは、費用をかけずに作業順序のみを入れ替えて工期を短縮する手法である。
- D:クリティカルパス上の作業が遅れると、原則としてプロジェクト全体も遅れる。
【第16問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】PERTの用語【考え方】クリティカルパスは最長経路で全体工期を規定する。最遅開始時刻は全体を遅らせずに開始できる最も遅い時刻。クラッシングは追加費用をかけてクリティカルパス上の作業を短縮する手法である。【選択肢解説】クリティカルパスは最長経路であるため、正しくない。
・B
【選択肢解説】最も早く開始できる時刻は最早開始時刻であるため、正しくない。
・C
【選択肢解説】クラッシングは追加費用をかけて作業時間を短縮する手法であるため、正しくない。
・D
【選択肢解説】クリティカルパス上の遅れが全体を遅らせるという説明であり正しい。
関連過去問:R5,問4
問17:あるプロジェクトのクリティカルパス上の作業を短縮する。1日短縮あたりの追加費用(クラッシュコスト)が下記のとおりである。工期を2日短縮する際に追加費用が最小となる短縮方法として、最も適切なものはどれか。
資料:作業K 1日短縮につき+3万円(最大2日短縮可)/作業L 1日短縮につき+5万円(最大2日短縮可)。いずれもクリティカルパス上にある。
- A:Kを2日短縮(追加費用6万円)
- B:Lを2日短縮(追加費用10万円)
- C:KとLを1日ずつ短縮(追加費用8万円)
- D:短縮不可
【第17問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】クラッシング【考え方】工期短縮はクリティカルパス上で1日あたりの追加費用が最も小さい作業から行う。Kは3万円/日、Lは5万円/日でKが安い。Kは最大2日短縮可なので、Kを2日短縮すれば追加費用は3×2=6万円で最小となる。【選択肢解説】費用の安いKを2日短縮し追加費用6万円とした方法であり正しい。
・B
【選択肢解説】費用の高いLのみで短縮しており、正しくない。
・C
【選択肢解説】高い作業も含めて短縮しており最小費用ではないため、正しくない。
・D
【選択肢解説】Kのみで2日短縮可能であるため、正しくない。
関連過去問:R5,問4
問18:生産統制の機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:進捗管理とは、材料・部品・仕掛品・製品の所在と数量を管理することをいう。
- B:余力管理とは、設備や作業者の負荷と能力を比較し過不足を調整することをいう。
- C:現品管理とは、計画と実績の差異を把握し遅れに対応することをいう。
- D:生産統制は計画を立てることが目的で、実績の把握や修正は含まれない。
【第18問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】生産統制の3機能【考え方】生産統制は進捗管理・現品管理・余力管理から成る。進捗管理は計画と実績の差異把握、現品管理は現品の所在と数量の管理、余力管理は負荷と能力の比較調整を担う。【選択肢解説】現品の所在・数量の管理は現品管理であるため、正しくない。
・B
【選択肢解説】余力管理が負荷と能力の過不足を調整するという説明であり正しい。
・C
【選択肢解説】計画と実績の差異把握は進捗管理であるため、正しくない。
・D
【選択肢解説】生産統制は実績把握と修正を含むため、正しくない。
関連過去問:R4,問10
問19:需要予測に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:需要予測は必ず的中するため、予測誤差を考慮する必要はない。
- B:移動平均法は直近の実績に最も大きな重みを置いて予測する方法である。
- C:需要予測は、生産計画・在庫管理・購買計画の前提として用いられる。
- D:指数平滑法は過去データを一切用いず、経験と勘のみで予測する方法である。
【第19問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】需要予測の考え方【考え方】需要予測は生産計画・在庫管理・購買計画の前提となる。予測は誤差を伴うため誤差を前提に計画する。移動平均法は各期を等しく扱い、指数平滑法は直近の実績に大きな重みを置く時系列手法である。【選択肢解説】予測は誤差を伴うため誤差を前提とする必要があり、正しくない。
・B
【選択肢解説】直近に大きな重みを置くのは指数平滑法であるため、正しくない。
・C
【選択肢解説】需要予測が各種計画の前提となるという説明であり正しい。
・D
【選択肢解説】指数平滑法は過去データを用いる時系列手法であるため、正しくない。
関連過去問:R4,問3
問20:生産計画と生産統制の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:生産計画を立てれば、実績との差異を確認しなくても管理として十分である。
- B:基準生産計画が頻繁に大きく変動しても、現場の混乱は生じにくい。
- C:生産統制は計画段階の前に行われ、計画に先立って実績を修正する。
- D:計画・実行・実績把握・修正のサイクルを回すことで、計画と統制が結び付く。
【第20問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】生産計画と統制の関係【考え方】生産計画と生産統制は、計画を立てて実行し、実績を把握して差異を修正するサイクルで結び付く。計画のみでは不十分で、実績との差異確認と修正が管理の要になる。【選択肢解説】実績との差異確認を欠く管理は不十分であるため、正しくない。
・B
【選択肢解説】基準生産計画の大きな変動は現場を混乱させるため、正しくない。
・C
【選択肢解説】生産統制は計画の実行後に実績を把握して修正するため、正しくない。
・D
【選択肢解説】計画・実行・実績把握・修正のサイクルで結び付くという説明であり正しい。
関連過去問:R4,問10

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