問6:以下の資料に基づき、保有資産の価格下落に備えて先物を売り建てた場合の、先物取引の損益として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
・先物の契約価格 1,000
・決済時の価格 940
・数量 100単位
- A:△6,000
- B:6,000
- C:60
- D:194,000
【第6問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】先物の売り建て(売りヘッジ)の損益((契約価格-決済価格)×数量)を求める複合問題。買い建てと売り建ての損益の方向を取り違えない点に注意する。【考え方】先物売りの損益=(契約価格1,000-決済価格940)×数量100=60×100=6,000(価格下落により利益)。【選択肢解説】買い建てと取り違え符号を逆にした誤りで、(940-1,000)×100=△6,000。
・B
【選択肢解説】正しい。(1,000-940)×100=6,000。
・C
【選択肢解説】数量を乗じなかった誤りで、60。
・D
【選択肢解説】契約価格と決済価格を加算した誤りで、(1,000+940)×100=194,000。
関連過去問:R6,問18
問7:以下の資料に基づき、このコール・オプションの時間価値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
・原資産価格 115
・権利行使価格 100
・オプション料 20
- A:15
- B:20
- C:5
- D:35
【第7問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】オプション料を本源的価値と時間価値に分解する複合問題。時間価値=オプション料-本源的価値で求める。【考え方】本源的価値=max(115-100,0)=15。時間価値=オプション料20-本源的価値15=5。【選択肢解説】本源的価値を答えた誤りで、15。
・B
【選択肢解説】オプション料そのものを答えた誤りで、20。
・C
【選択肢解説】正しい。20-15=5。
・D
【選択肢解説】オプション料と本源的価値を加算した誤りで、20+15=35。
関連過去問:R6,問18
問8:以下の資料に基づき、ネットの外貨エクスポージャーとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
・外貨建資産:売掛金30,000ドル、外貨預金10,000ドル
・外貨建負債:買掛金25,000ドル
・円建ての長期借入金 20,000千円
- A:5,000ドル
- B:55,000ドル
- C:65,000ドル
- D:15,000ドル
【第8問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】ネット外貨エクスポージャー(外貨建資産-外貨建負債)を求める複合問題。円建ての借入金は為替リスクを持たないため含めない紛れの資料である。【考え方】ネット外貨エクスポージャー=外貨建資産(30,000+10,000)-外貨建負債25,000=40,000-25,000=15,000ドル。【選択肢解説】外貨預金を資産に含めなかった誤りで、30,000-25,000=5,000ドル。
・B
【選択肢解説】外貨建資産と負債を加算した誤りで、40,000+… の計算で55,000ドル。
・C
【選択肢解説】円建て借入金も含めるなどした誤りで、65,000ドル。
・D
【選択肢解説】正しい。40,000-25,000=15,000ドル。
関連過去問:R6,問18
問9:以下の資料に基づき、ドルのプット・オプションを買った企業の満期時の損益として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
・権利行使価格 1ドル150円
・オプション料 1ドルあたり3円
・満期時の直物レート 1ドル142円
・数量 10,000ドル
- A:50,000円
- B:80,000円
- C:△30,000円
- D:110,000円
【第9問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】通貨プット・オプションの買い手の損益((max(権利行使価格-直物,0)-オプション料)×数量)を求める複合問題。オプション料を控除する点に注意する。【考え方】損益=(max(150-142,0)-オプション料3)×10,000=(8-3)×10,000=50,000円。【選択肢解説】正しい。(8-3)×10,000=50,000円。
・B
【選択肢解説】オプション料を控除しなかった誤りで、8×10,000=80,000円。
・C
【選択肢解説】権利行使せずオプション料のみ損失とした誤りで、△3×10,000=△30,000円。
・D
【選択肢解説】オプション料を加算した誤りで、(8+3)×10,000=110,000円。
関連過去問:R6,問18
問10:以下の資料に基づき、繰延ヘッジを適用した場合に、当期の損益に計上されるヘッジ手段(為替予約)の評価差益として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
・ヘッジ手段(為替予約)の当期末の時価評価による評価差益 80,000円
・ヘッジ対象(予定取引)は翌期に実行される予定
・別に保有する売買目的のデリバティブに評価損20,000円が生じている
- A:80,000円
- B:0円
- C:60,000円
- D:△20,000円
【第10問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】繰延ヘッジではヘッジ手段の評価差益を当期の損益とせず純資産に繰り延べる複合問題。売買目的デリバティブの評価損はヘッジ会計の対象外であり相殺しない紛れの資料である。【考え方】繰延ヘッジでは、ヘッジ手段の評価差益80,000円はヘッジ対象の損益が計上されるまで純資産(繰延ヘッジ損益)に繰り延べ、当期の損益には計上しない。よって当期の損益に計上される評価差益は0円。【選択肢解説】評価差益80,000を当期の損益に計上した誤りで、80,000円。
・B
【選択肢解説】正しい。繰延ヘッジのため当期の損益への計上は0円。
・C
【選択肢解説】売買目的デリバティブの評価損20,000と相殺した誤りで、80,000-20,000=60,000円。
・D
【選択肢解説】売買目的デリバティブの評価損のみを計上した誤りで、△20,000円。
関連過去問:R6,問18

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