問1:固定資産の減価償却を行う最大の目的はどれか。
- A:資産の時価を財務諸表に反映させるため
- B:取得原価を耐用年数にわたって費用配分し適正な期間損益を計算するため
- C:節税効果を得るため
- D:固定資産を廃棄しやすくするため
- E:経営者の判断を柔軟にするため
【第1問:正解と解説】
正解:Option_B
【解説】
・A:時価評価は減価償却の直接目的ではないため不適切。
・B:取得原価を費用化して期間損益を適正化するのが目的であり適切。
・C:節税は結果的な効果であり会計処理の目的ではないため不適切。
・D:廃棄のしやすさは減価償却の目的とは無関係のため不適切。
・E:柔軟な判断は会計基準の客観性と矛盾するため不適切。
問2:定額法による減価償却の特徴として適切なものはどれか。
- A:毎期の償却費が逓減していく
- B:償却費が毎年変動する
- C:取得原価から残存価額を控除した額を耐用年数で均等に償却する
- D:初期の償却費が最大になる
- E:耐用年数末期に償却費が増加する
【第2問:正解と解説】
正解:Option_C
【解説】
・A:毎期の償却費が逓減していくのは定率法の特徴であるため不適切。
・B:定額法は毎期一定額であるため不適切。
・C:定額法の計算原理そのものであり適切。
・D:初期の償却費が最大になるのは定率法の特徴であるため不適切。
・E:定額法は均等配分のため耐用年数末期に増加することはないため不適切。
問3:「引当金」の計上が認められる要件として正しいものはどれか。
- A:経営者の任意で利益調整ができること
- B:将来の費用または損失であり、当期の負担に属するものが合理的に見積もれること
- C:現金の流出が1年以内に確定していること
- D:法的に支払い義務が確定していること
- E:過去に一度も発生したことがない事象であること
【第3問:正解と解説】
正解:Option_B
【解説】
・A:恣意的な利益調整は会計原則上認められないため不適切。
・B:引当金計上の要件(発生の可能性・合理的な見積り・期間対応)を全て満たしており適切。
・C:引当金計上に1年以内という期限の縛りはないため不適切。
・D:支払い義務が完全に確定している場合は引当金ではなく「確定債務(買掛金等)」となるため不適切。
・E:過去の発生実績や将来の蓋然性が重要であり過去未発生であることは要件とは逆であるため不適切。
問4:退職給付引当金が計上される主な目的はどれか。
- A:従業員の退職金を一括で支払うため
- B:会社の現金預金を増やすため
- C:将来の退職金支払いに備えて、発生ベースで費用を認識し積立てるため
- D:役員のボーナスを支払うため
- E:税金を減らすため
【第4問:正解と解説】
正解:Option_C
【解説】
・A:一括支払いは経営リスクが高く退職給付引当金の目的ではないため不適切。
・B:引当金は費用認識の会計処理であり現金そのものが増えるわけではないため不適切。
・C:発生ベースでの費用認識(期間対応の原則)として適切。
・D:役員賞与は賞与引当金であり退職給付引当金とは別のため不適切。
・E:節税は付随的な効果に過ぎず目的ではないため不適切。
問5:税効果会計が必要とされる主な理由はどれか。
- A:税務上の所得と会計上の利益のズレを調整し、適切な期間損益を表示するため
- B:法人税の支払いをなくすため
- C:株主への配当を制限するため
- D:会計士の業務を増やすため
- E:売上高をごまかすため
【第5問:正解と解説】
正解:Option_A
【解説】
・A:会計上の利益と税務上の所得の差異(一時差異)を解消して適正な期間損益を表示するため適切。
・B:税額そのものをなくすものではないため不適切。
・C:配当制限とは直接関係ないため不適切。
・D:業務量増は税効果会計が必要とされる理由ではないため不適切。
・E:粉飾行為であり会計処理の目的ではないため不適切。

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