中小企業診断士 経済学・経済政策 応用編(6〜10問)|労働市場

【本問題についてのご注意】
オリジナル演習問題です(実際の過去問ではありません)。生成AIで作成し、複数のAIで相互検証していますが、誤りが含まれる可能性があります。公式テキスト・過去問と併用してください。
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問6:最低賃金制度の効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:完全競争的な労働市場で均衡賃金より高い最低賃金を設定すると、労働供給が労働需要を上回り、非自発的失業(超過供給)が生じうる
  • B:完全競争的な労働市場では、均衡賃金より高い最低賃金を設定しても雇用は変化しない
  • C:均衡賃金より低い最低賃金を設定すると、直ちに失業が発生する
  • D:最低賃金の引き上げは、いかなる市場構造でも必ず雇用を増やす
  • E:完全競争市場で最低賃金を均衡賃金より高く設定すると、労働需要が労働供給を上回り人手不足が生じる
【第6問:正解と解説】

正解:A

・A
適切。完全競争的な労働市場で均衡賃金より高い最低賃金を設定すると労働供給が需要を上回り、非自発的失業(超過供給)が生じうる。

・B
不適切。完全競争市場で均衡より高い最低賃金は労働需要を減らし失業を生むため、雇用が変化しないとする記述は誤りである。

・C
不適切。均衡賃金より低い最低賃金は拘束力を持たず失業を生じないため、直ちに失業が発生するとする記述は誤りである。

・D
不適切。完全競争市場では最低賃金の引き上げが雇用を減らしうるため、いかなる市場構造でも必ず増やすとする記述は誤りである。

・E
不適切。完全競争市場で均衡より高い最低賃金は労働供給が需要を上回る超過供給(失業)を生むため、人手不足とする記述は誤りである。


問7:人的資本理論に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:人的資本への投資は、教育や訓練による便益とは無関係に行われる
  • B:教育や職業訓練は人的資本への投資と捉えられ、これにより労働者の生産性が高まり、将来の賃金が上昇することが期待される
  • C:人的資本理論では、賃金格差は労働者の生産性の違いとは無関係に生じるとされる
  • D:一般的訓練(他社でも通用する技能)の費用は、通常その企業が全額負担するのが合理的とされる
  • E:人的資本への投資は、投資費用が便益を上回る場合に行われる
【第7問:正解と解説】

正解:B

・A
不適切。人的資本への投資は教育・訓練による将来の便益を見込んで行われるものであり、便益と無関係とする記述は誤りである。

・B
適切。教育や職業訓練は人的資本への投資と捉えられ、生産性を高めて将来の賃金上昇が期待される。

・C
不適切。人的資本理論では賃金格差を生産性の違いと結びつけて説明するため、無関係とする記述は誤りである。

・D
不適切。一般的訓練は他社でも通用し労働者が便益を得るため、費用は労働者が負担する傾向があり、企業が全額負担するとする記述は誤りである。

・E
不適切。人的資本への投資は便益が費用を上回る場合に行われるものであり、費用が便益を上回る場合とする記述は誤りである。


問8:留保賃金とジョブサーチ(求職活動)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:留保賃金とは、企業が支払ってもよいと考える最高の賃金である
  • B:失業給付が手厚くなると、留保賃金は低下し失業期間は短くなる
  • C:留保賃金とは、求職者がそれ以上であれば就職を受け入れる最低限の賃金であり、留保賃金が高いほど、また求職に伴うサーチ費用が低いほど失業(求職)期間は長くなりやすい
  • D:留保賃金は、労働市場の賃金水準とは無関係に一定である
  • E:留保賃金が低いほど、求職者は就職に慎重になり失業期間が長くなる
【第8問:正解と解説】

正解:C

・A
不適切。留保賃金は求職者がそれ以上なら就職を受け入れる最低限の賃金であり、企業が支払ってもよい最高賃金とする記述は誤りである。

・B
不適切。失業給付が手厚くなると留保賃金は上昇し失業期間は長くなる傾向があるため、低下・短縮とする記述は誤りである。

・C
適切。留保賃金は就職を受け入れる最低限の賃金であり、留保賃金が高くサーチ費用が低いほど失業(求職)期間は長くなりやすい。

・D
不適切。留保賃金は市場の賃金水準や失業給付などに影響されるものであり、無関係に一定とする記述は誤りである。

・E
不適切。留保賃金が低いほど条件を受け入れやすく失業期間は短くなる傾向があるため、慎重になり長くなるとする記述は誤りである。


問9:労働組合と賃金・雇用に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:労働組合が賃金を引き上げても、組合員以外の労働市場には一切影響しない
  • B:労働組合による賃金引き上げは、完全競争的な労働市場では雇用を増やす方向に働く
  • C:労働組合の交渉力が強まると、賃金は必ず低下する
  • D:労働組合が競争的な労働市場で賃金を均衡水準より引き上げると、その産業では雇用が減少し、職を失った労働者が他部門へ移動して他部門の賃金を押し下げる波及が生じうる
  • E:労働組合は、賃金と雇用の双方を同時に無制限に引き上げることができる
【第9問:正解と解説】

正解:D

・A
不適切。組合による賃金引き上げで職を失った労働者が他部門へ移動しうるため、組合員以外に一切影響しないとする記述は誤りである。

・B
不適切。競争的な労働市場で賃金を均衡より引き上げると雇用は減少するため、増やす方向とする記述は誤りである。

・C
不適切。労働組合の交渉力が強まると賃金は上昇する方向に働くため、必ず低下するとする記述は誤りである。

・D
適切。競争的な労働市場で組合が賃金を均衡水準より引き上げるとその産業の雇用が減り、職を失った労働者が他部門へ移動して他部門の賃金を押し下げる波及が生じうる。

・E
不適切。賃金引き上げは通常雇用の減少を伴うため、賃金と雇用を同時に無制限に引き上げられるとする記述は誤りである。


問10:インサイダー・アウトサイダー理論に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:インサイダー・アウトサイダー理論は、賃金が需給の一致する水準へ速やかに調整されることを説明する
  • B:アウトサイダー(失業者)は、インサイダーより低い賃金を提示できないため、必ず就職できる
  • C:この理論では、失業者(アウトサイダー)の存在が既存従業員(インサイダー)の賃金を引き下げる
  • D:インサイダー・アウトサイダー理論では、労働移動に費用がかからないことが前提とされる
  • E:既存の従業員(インサイダー)は採用・解雇費用などにより交渉上有利な立場にあり、失業者(アウトサイダー)が低賃金を提示しても賃金が下がりにくく、非自発的失業が持続しうる
【第10問:正解と解説】

正解:E

・A
不適切。インサイダー・アウトサイダー理論は賃金が下がりにくく失業が持続することを説明するものであり、速やかに調整されるとする記述は誤りである。

・B
不適切。アウトサイダーが低賃金を提示しても採用・解雇費用等により就職しにくいため、必ず就職できるとする記述は誤りである。

・C
不適切。この理論ではアウトサイダーの存在があってもインサイダーの交渉力により賃金が下がりにくいとされるため、賃金を引き下げるとする記述は誤りである。

・D
不適切。この理論は採用・解雇の費用(労働移動の費用)が存在することを前提とするものであり、費用がかからないとする記述は誤りである。

・E
適切。インサイダーは採用・解雇費用などで交渉上有利であり、アウトサイダーが低賃金を提示しても賃金が下がりにくく非自発的失業が持続しうる。


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