中小企業診断士 経済学・経済政策 応用編(1〜5問)|労働市場

【本問題についてのご注意】
オリジナル演習問題です(実際の過去問ではありません)。生成AIで作成し、複数のAIで相互検証していますが、誤りが含まれる可能性があります。公式テキスト・過去問と併用してください。
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問1:個人の労働供給と余暇の選択に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:賃金の上昇は、余暇を割高にして労働供給を増やす代替効果と、実質所得を高めて余暇(=労働供給の減少)を増やす所得効果を持ち、両者の大小関係で労働供給の増減が決まる
  • B:賃金が上昇すると、代替効果は労働供給を減らす方向に働く
  • C:賃金の上昇による所得効果は、常に労働供給を増やす方向に働く
  • D:余暇が下級財であれば、賃金上昇の所得効果は余暇を増やす方向に働く
  • E:労働供給は賃金水準とは無関係に一定である
【第1問:正解と解説】

正解:A

・A
適切。賃金上昇は余暇を割高にする代替効果(労働供給増)と実質所得を高める所得効果(余暇増=労働供給減)を持ち、両者の大小で労働供給の増減が決まる。

・B
不適切。賃金上昇の代替効果は余暇を割高にして労働供給を増やす方向に働くため、減らす方向とする記述は誤りである。

・C
不適切。余暇が上級財なら賃金上昇の所得効果は余暇を増やし労働供給を減らす方向に働くため、常に増やすとする記述は誤りである。

・D
不適切。余暇が下級財であれば所得効果は余暇を減らす方向に働くため、増やす方向とする記述は誤りである。

・E
不適切。労働供給は賃金に応じて変化するものであり、賃金と無関係に一定とする記述は誤りである。


問2:後方屈折的な労働供給曲線に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:労働供給曲線が後方屈折するのは、代替効果が所得効果を上回る場合である
  • B:賃金が十分に高くなると、賃金上昇の所得効果が代替効果を上回り、賃金上昇に対して労働供給がむしろ減少して労働供給曲線が後方に屈折することがある
  • C:後方屈折的な労働供給曲線は、賃金の上昇とともに労働供給が一貫して増加することを示す
  • D:後方屈折が生じるのは、余暇が下級財である場合に限られる
  • E:労働供給曲線の後方屈折は、賃金の低い領域で生じる
【第2問:正解と解説】

正解:B

・A
不適切。後方屈折が生じるのは所得効果が代替効果を上回る場合であり、代替効果が上回る場合とする記述は誤りである。

・B
適切。賃金が十分高くなると賃金上昇の所得効果が代替効果を上回り、労働供給がむしろ減少して労働供給曲線が後方に屈折することがある。

・C
不適切。後方屈折的な労働供給曲線は高賃金域で労働供給が減少することを示すものであり、一貫して増加するとする記述は誤りである。

・D
不適切。後方屈折は余暇が上級財で所得効果が大きい場合に生じうるものであり、下級財に限られるとする記述は誤りである。

・E
不適切。後方屈折は賃金が十分高い領域で生じるものであり、賃金の低い領域とする記述は誤りである。


問3:完全競争的な労働市場における労働需要に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:企業は、労働の限界生産物価値が賃金を下回る水準まで労働を雇用する
  • B:労働需要曲線は、賃金の上昇とともに右上がりになる
  • C:完全競争企業は、労働の限界生産物価値(限界生産物×生産物価格)が賃金に等しくなるまで労働を雇用し、労働需要曲線は右下がりとなる
  • D:生産物価格が上昇しても、労働需要は変化しない
  • E:労働の限界生産物が逓増するほど、労働需要曲線は右下がりになる
【第3問:正解と解説】

正解:C

・A
不適切。企業は労働の限界生産物価値が賃金に等しくなるまで雇用するのであり、賃金を下回る水準まで雇うとする記述は誤りである。

・B
不適切。労働需要曲線は賃金が上がると雇用量が減る右下がりの関係であり、右上がりとする記述は誤りである。

・C
適切。完全競争企業は労働の限界生産物価値が賃金に等しくなるまで労働を雇用し、限界生産物の逓減により労働需要曲線は右下がりとなる。

・D
不適切。生産物価格の上昇は労働の限界生産物価値を高め労働需要を増やすため、変化しないとする記述は誤りである。

・E
不適切。労働の限界生産物が逓減するために労働需要曲線が右下がりになるのであり、逓増するほど右下がりとする記述は誤りである。


問4:効率賃金仮説に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:効率賃金仮説では、企業は市場均衡賃金より低い賃金を支払うことで利潤を高めるとされる
  • B:効率賃金仮説によれば、賃金と労働者の生産性は無関係である
  • C:効率賃金仮説では、賃金を引き上げると必ず企業の利潤が減少する
  • D:効率賃金仮説では、企業が市場均衡より高い賃金を支払うことで労働者の勤労意欲や定着率を高め生産性を上げようとするため、賃金が下方硬直的になり非自発的失業が生じうる
  • E:効率賃金仮説は、賃金が需給の一致する水準へ速やかに調整されることを説明する
【第4問:正解と解説】

正解:D

・A
不適切。効率賃金仮説では企業が市場均衡より高い賃金を支払うのであり、低い賃金を支払うとする記述は誤りである。

・B
不適切。効率賃金仮説は賃金が労働者の生産性に影響するとするものであり、無関係とする記述は誤りである。

・C
不適切。効率賃金仮説では高賃金が生産性を高め利潤を改善しうるとするため、必ず利潤が減少するとする記述は誤りである。

・D
適切。効率賃金仮説では高い賃金が勤労意欲や定着率を高め生産性を上げるため賃金が下方硬直的になり、非自発的失業が生じうる。

・E
不適切。効率賃金仮説はむしろ賃金が下方硬直的になることを説明するものであり、速やかに調整されるとする記述は誤りである。


問5:労働市場における買い手独占(monopsony)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:買い手独占の労働市場では、賃金と雇用量がともに完全競争より高くなる
  • B:買い手独占企業は、労働の限界生産物価値が労働の限界費用を下回るまで雇用する
  • C:買い手独占では、労働の限界費用は賃金(平均費用)に等しい
  • D:買い手独占では、最低賃金の導入は必ず雇用を減少させる
  • E:労働市場が買い手独占の場合、企業が直面する労働供給曲線が右上がりのため労働の限界費用が賃金を上回り、完全競争と比べて雇用量・賃金がともに低くなる。この場合、適切な水準の最低賃金は雇用を増やしうる
【第5問:正解と解説】

正解:E

・A
不適切。買い手独占では賃金・雇用量がともに完全競争より低くなるため、高くなるとする記述は誤りである。

・B
不適切。買い手独占企業は労働の限界生産物価値が労働の限界費用に等しくなるまで雇用するのであり、下回るまで雇うとする記述は誤りである。

・C
不適切。買い手独占では労働供給曲線が右上がりのため労働の限界費用は賃金を上回り、賃金に等しいとする記述は誤りである。

・D
不適切。買い手独占では適切な水準の最低賃金がむしろ雇用を増やしうるため、必ず減少させるとする記述は誤りである。

・E
適切。買い手独占では労働の限界費用が賃金を上回り雇用量・賃金がともに完全競争より低くなり、適切な水準の最低賃金は雇用を増やしうる。


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