中小企業診断士 経済学・経済政策 応用編(1〜5問)|IS-LM・貨幣・金融政策

【本問題についてのご注意】
オリジナル演習問題です(実際の過去問ではありません)。生成AIで作成し、複数のAIで相互検証していますが、誤りが含まれる可能性があります。公式テキスト・過去問と併用してください。
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問1:貨幣の機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:貨幣は交換手段・価値尺度・価値貯蔵手段の機能を持ち、これらにより物々交換に伴う「欲望の二重の一致」の困難を解消する
  • B:価値尺度の機能とは、貨幣を保有することで将来の購買力を保存する働きを指す
  • C:価値貯蔵手段の機能とは、財の価値を共通の単位で測る働きを指す
  • D:貨幣は交換手段としての機能のみを持ち、他の機能は持たない
  • E:貨幣の存在はかえって取引費用を増大させ、物々交換より非効率である
【第1問:正解と解説】

正解:A

・A
適切。貨幣は交換手段・価値尺度・価値貯蔵手段の3機能を持ち、物々交換における欲望の二重の一致の困難を解消する。

・B
不適切。将来の購買力を保存する働きは価値貯蔵手段であり、価値尺度の説明としては誤りである。

・C
不適切。価値を共通単位で測る働きは価値尺度であり、価値貯蔵手段の説明としては誤りである。

・D
不適切。貨幣は交換手段だけでなく価値尺度・価値貯蔵手段の機能も併せ持つ。

・E
不適切。貨幣は取引費用を削減し交換を円滑にするものであり、物々交換より効率的である。


問2:マネタリーベースとマネーストックに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:マネタリーベースは、市中に流通する現金と預金通貨の合計を指す
  • B:マネタリーベースは中央銀行が供給する通貨(現金通貨+日銀当座預金)であり、マネーストックは民間非金融部門が保有する通貨量で、両者は貨幣乗数を通じて結びつく
  • C:マネーストックは中央銀行の負債であり、日銀当座預金を含む
  • D:マネタリーベースとマネーストックは常に等しい
  • E:マネタリーベースを増やせば、貨幣乗数と無関係にマネーストックは同額だけ増える
【第2問:正解と解説】

正解:B

・A
不適切。市中の現金と預金通貨の合計はマネーストックであり、マネタリーベースは中央銀行が供給する通貨を指す。

・B
適切。マネタリーベースは現金通貨と日銀当座預金からなり、マネーストックは民間非金融部門の保有する通貨量で、両者は貨幣乗数で結びつく。

・C
不適切。マネーストックは民間非金融部門が保有する通貨量であり、中央銀行の負債である日銀当座預金は含まない。

・D
不適切。マネタリーベースとマネーストックは貨幣乗数の分だけ異なり、常に等しくはならない。

・E
不適切。マネーストックの増加はマネタリーベースに貨幣乗数を乗じた大きさとなり、同額だけ増えるとは限らない。


問3:信用創造と貨幣乗数に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:預金準備率が高いほど、信用創造による預金の増加は大きくなる
  • B:本源的預金が同じであれば、現金・預金比率が高いほど貨幣乗数は大きくなる
  • C:法定準備率をr(現金保有を捨象)とすると、本源的預金Dから信用創造によって生み出される預金総額はD/rとなり、準備率が低いほど信用創造は大きくなる
  • D:信用創造は中央銀行のみが行うものであり、市中銀行は関与しない
  • E:準備率が100%のとき、信用創造は無限に拡大する
【第3問:正解と解説】

正解:C

・A
不適切。準備率が高いほど貸出に回せる割合が減り、信用創造による預金増加はむしろ小さくなる。

・B
不適切。現金・預金比率が高いほど銀行外に漏れる現金が増え、貨幣乗数はむしろ小さくなる。

・C
適切。現金保有を捨象すると本源的預金Dからの信用創造による預金総額はD/rであり、準備率rが低いほど信用創造は大きくなる。

・D
不適切。信用創造は市中銀行の貸出と預金設定の連鎖によって生じるものであり、市中銀行が中心的に関与する。

・E
不適切。準備率が100%のときは貸出に回せず信用創造は生じないため、無限に拡大するとする記述は誤りである。


問4:ケインズの貨幣需要(流動性選好)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:取引的動機に基づく貨幣需要は、利子率が上昇するほど増加する
  • B:投機的動機に基づく貨幣需要は、所得が増加するほど増加する
  • C:貨幣需要はすべて所得のみに依存し、利子率とは無関係である
  • D:取引的・予備的動機に基づく貨幣需要は主に所得に依存し、投機的動機に基づく貨幣需要は利子率が低いほど増加する
  • E:利子率が非常に高いとき、投機的動機に基づく貨幣需要は無限大に近づく
【第4問:正解と解説】

正解:D

・A
不適切。取引的動機に基づく貨幣需要は主に所得に依存するのであり、利子率上昇で増加するとする記述は誤りである。

・B
不適切。投機的動機に基づく貨幣需要は利子率に依存するのであり、所得の増加で増加するとする記述は誤りである。

・C
不適切。投機的動機の貨幣需要は利子率に依存するため、貨幣需要が利子率と無関係とする記述は誤りである。

・D
適切。取引的・予備的動機の貨幣需要は所得に依存し、投機的動機の貨幣需要は利子率が低いほど(債券価格が高いほど)増加する。

・E
不適切。利子率が非常に低いときに投機的貨幣需要が無限大に近づく(流動性のわな)のであり、高いときではない。


問5:流動性のわなに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:流動性のわなでは、貨幣需要の利子弾力性がゼロとなる
  • B:流動性のわなの状況では、金融緩和が利子率を大きく引き下げ強い効果を持つ
  • C:流動性のわなでは、LM曲線が垂直になる
  • D:流動性のわなでは、財政政策のクラウディングアウトが極めて大きくなる
  • E:流動性のわなでは利子率が下限に達し貨幣需要の利子弾力性が無限大となるため、LM曲線が水平に近づき、金融政策は無効となる一方、財政政策はクラウディングアウトを生じにくく有効となる
【第5問:正解と解説】

正解:E

・A
不適切。流動性のわなでは貨幣需要の利子弾力性が無限大となるのであり、ゼロとする記述は誤りである。

・B
不適切。流動性のわなでは利子率が下限に達して下がらないため、金融緩和は効果を持ちにくい。

・C
不適切。流動性のわなではLM曲線は水平に近づくのであり、垂直になるとする記述は誤りである。

・D
不適切。流動性のわなでは利子率が上がらず投資が締め出されにくいため、財政政策のクラウディングアウトはむしろ小さい。

・E
適切。流動性のわなでは貨幣需要の利子弾力性が無限大でLM曲線が水平に近づき、金融政策は無効だが財政政策はクラウディングアウトを生じにくく有効となる。


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