問11:クラウドの提供方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:オンプレミスは自社で機器を保有せず、事業者の設備をネットワーク越しに利用する形態である。
- B:マルチテナント方式では、テナントごとに完全に独立した物理サーバを必ず1台ずつ占有する。
- C:マルチテナント方式は1つのシステム基盤を複数の利用者(テナント)で共有し、コスト効率を高める方式である。
- D:オンプレミスはクラウドより初期投資が常に不要で、利用量に応じた従量課金のみで導入できる。
【第11問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】マルチテナントは1つの基盤を複数利用者で共有しコスト効率を高める。オンプレミスは自社保有・運用で初期投資を伴う。共有か占有か、保有か利用かの違いを区別する。【考え方】基盤を共有するのか占有するのか、機器を自社保有するのか事業者設備を利用するのかを押さえる。マルチテナントとオンプレミスの特徴を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】自社で機器を保有・運用するのがオンプレミスであり、保有しないという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】マルチテナントは基盤を共有する方式であり、物理サーバを占有するという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】マルチテナントは基盤を複数利用者で共有しコスト効率を高める方式であり正しい。
・D
【選択肢解説】オンプレミスは初期投資を伴うのが一般的であり、常に不要で従量課金のみという記述が誤り。
関連過去問:クラウドの方式(H29類似)
問12:IoT関連技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:M2Mとは、人が機器を1台ずつ手動で操作することを前提とした通信形態を指す。
- B:デジタルツインは物理世界の情報を無視し、仮想空間だけで完結した架空のモデルを作る技術である。
- C:AR(拡張現実)は現実世界を完全に遮断し、100%仮想的な空間のみを体験させる技術である。
- D:デジタルツインは現実の設備や環境の状態を仮想空間に再現し、シミュレーションや分析に活用する技術である。
【第12問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】デジタルツインは現実の対象を仮想空間に再現しシミュレーションに活用、M2Mは機器同士の自動通信、ARは現実に情報を重畳、VRは仮想空間への没入である。各技術の定義を区別する。【考え方】各技術が現実と仮想をどう扱うかを押さえる。M2Mが機器間の自動通信である点、デジタルツインが現実を反映する点、ARとVRの違いを取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】M2Mは機器同士の自動通信であり、人が手動操作を前提とするという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】デジタルツインは現実の情報を反映するため、物理世界を無視した架空モデルという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】現実を完全遮断して仮想のみを体験させるのはVRであり、ARの説明として誤り。
・D
【選択肢解説】デジタルツインは現実の設備・環境を仮想空間に再現しシミュレーションに活用し正しい。
関連過去問:デジタルツイン(H30類似)
問13:クラウドの実装モデルに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:ハイブリッドクラウドはパブリッククラウドとプライベートクラウドを組み合わせ、用途に応じて使い分ける形態である。
- B:パブリッククラウドは特定の単一組織が専有し、外部の利用者とは一切共有しない形態である。
- C:プライベートクラウドは不特定多数に広く公開され、誰でも自由に共有利用できる形態である。
- D:コミュニティクラウドは1社のみが利用する専用環境で、複数組織での共同利用はできない。
【第13問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】パブリック(不特定多数で共有)、プライベート(特定組織専有)、コミュニティ(共通目的を持つ複数組織で共有)、ハイブリッド(複数を組み合わせ)という実装モデルを区別する。【考え方】利用者の範囲(不特定多数か特定組織か複数組織か)と組み合わせの有無で各モデルを区別する。パブリックとプライベートの説明を入れ替える誤りに注意する。【選択肢解説】ハイブリッドはパブリックとプライベートを組み合わせ用途で使い分ける形態であり正しい。
・B
【選択肢解説】特定の単一組織が専有するのはプライベートであり、パブリックの説明として誤り。
・C
【選択肢解説】不特定多数に公開されるのはパブリックであり、プライベートの説明として誤り。
・D
【選択肢解説】コミュニティクラウドは複数組織での共同利用であり、1社専用という記述が誤り。
関連過去問:実装モデル(H27類似)
問14:SDN(Software Defined Networking)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:SDNはネットワーク機器の物理的な配線作業を自動化するロボット技術を指す。
- B:SDNはネットワークの制御機能をソフトウェアで一元的に管理し、構成変更を柔軟かつ動的に行う技術である。
- C:SDNは各ネットワーク機器を個別に手作業で設定することを必須とし、集中管理を否定する考え方である。
- D:SDNは通信内容を暗号化する専用の暗号方式であり、ネットワーク構成の制御とは無関係である。
【第14問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】SDNは制御機能(コントロールプレーン)をソフトウェアで一元管理し、ネットワーク構成を柔軟・動的に制御する技術である。個別手動設定や暗号化技術とは異なる点を区別する。【考え方】SDNが制御をソフトウェアで集中管理する技術である点を押さえる。物理配線の自動化や個別手動設定、暗号化技術と取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】SDNは制御のソフトウェア化であり、物理配線を自動化するロボット技術という記述が誤り。
・B
【選択肢解説】SDNは制御機能をソフトウェアで一元管理し柔軟・動的に構成変更でき正しい。
・C
【選択肢解説】SDNは集中管理を志向する技術であり、個別手動設定必須で集中管理を否定という記述が誤り。
・D
【選択肢解説】SDNは構成制御の技術であり、暗号方式で構成制御と無関係という記述が誤り。
関連過去問:SDN(H30類似)
問15:ビッグデータの基盤に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:ビッグデータの3VとはValue・Vision・Victoryの3つを指し、データ量とは無関係の概念である。
- B:データレイクは構造化データのみを厳密なスキーマに整形して格納する専用の領域である。
- C:データレイクは構造化・非構造化を問わず多様なデータを元の形式のまま蓄積できる保存基盤である。
- D:ビッグデータは必ず表形式の構造化データに限られ、画像や音声などの非構造化データは含まない。
【第15問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】ビッグデータの3VはVolume(量)・Variety(多様性)・Velocity(速度)を指す。データレイクは多様なデータを生の形式で蓄積する。3Vの定義とデータレイクの特徴を区別する。【考え方】3Vが何を指すか、データレイクがどのようなデータをどう蓄積するかを押さえる。3Vの語や、構造化に限るとする誤解、格納形式の取り違えに注意する。【選択肢解説】3VはVolume・Variety・Velocityであり、Value・Vision・Victoryという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】構造化データのみを整形して格納するのはデータウェアハウス寄りの説明で、データレイクの説明として誤り。
・C
【選択肢解説】データレイクは構造化・非構造化を問わず元の形式のまま蓄積でき正しい。
・D
【選択肢解説】ビッグデータは非構造化データも含むため、構造化に限るという記述が誤り。
関連過去問:ビッグデータ基盤(H29類似)

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