問6:IoTとエッジコンピューティングに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:エッジコンピューティングは、すべてのデータを必ず中央のクラウドに集約してから処理する方式である。
- B:エッジコンピューティングはデータ発生源に近い端末側で処理を行い、遅延低減や通信量削減に寄与する。
- C:IoTではセンサ機器同士やクラウドとの通信は行われず、各機器は完全に独立して動作する。
- D:LPWAは近距離・高速大容量の通信に特化した規格で、広域の小容量センサ通信には適さない。
【第6問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】エッジコンピューティングは発生源近傍で処理し遅延・通信量を削減、IoTは機器とネットワークの連携で成り立つ。LPWAは広域・低消費電力・小容量通信向けである。各技術の特徴を区別する。【考え方】処理をクラウド集中で行うかエッジで行うか、IoTが通信連携を前提とするか、LPWAがどのような通信に向くかを押さえる。各技術の目的を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】エッジは端末側で処理する方式であり、すべてクラウド集約という記述が誤り。
・B
【選択肢解説】エッジコンピューティングは発生源近傍で処理し遅延・通信量を削減し正しい。
・C
【選択肢解説】IoTは機器やクラウドとの通信で成り立つため、通信を行わず独立という記述が誤り。
・D
【選択肢解説】LPWAは広域・低消費電力・小容量向けであり、近距離高速大容量特化という記述が誤り。
関連過去問:IoTとエッジ(H29類似)
問7:ブロックチェーンに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:ブロックチェーンは中央の管理主体が全取引を一元管理する集中型の台帳技術である。
- B:各ブロックは直前のブロックのハッシュ値を含まないため、過去の改ざんが容易に行える。
- C:ブロックチェーンは取引記録を連鎖させ、各ブロックに前ブロックのハッシュ値を含めることで改ざんを困難にする分散型台帳技術である。
- D:スマートコントラクトは紙の契約書を電子化して保管するだけの機能で、処理の自動実行は行わない。
【第7問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】ブロックチェーンは分散型台帳で、各ブロックが前ブロックのハッシュ値を含む連鎖により改ざんを困難にする。スマートコントラクトは条件成立時に処理を自動実行する。仕組みを区別する。【考え方】中央集中か分散か、ハッシュの連鎖が改ざん耐性にどう寄与するか、スマートコントラクトが自動実行を伴うかを押さえる。仕組みを逆に述べる記述に注意する。【選択肢解説】ブロックチェーンは分散型であり、中央一元管理の集中型という記述が誤り。
・B
【選択肢解説】各ブロックは前ブロックのハッシュを含み改ざんが困難であり、含まず容易という記述が誤り。
・C
【選択肢解説】ブロックチェーンは前ブロックのハッシュを連鎖させ改ざんを困難にする分散型台帳であり正しい。
・D
【選択肢解説】スマートコントラクトは処理を自動実行する仕組みであり、保管のみという記述が誤り。
関連過去問:ブロックチェーン(H30類似)
問8:システムの性能拡張に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:スケールアップはサーバの台数を増やして処理を分散する方式で、単一機器の性能は変えない。
- B:スケールアウトは1台のサーバのCPUやメモリを増強して性能を高める方式である。
- C:スケールアウトは常にスケールアップより低コストで、いかなる処理でも無制限に性能が向上する。
- D:スケールアップは1台の性能を増強する方式、スケールアウトは台数を増やして負荷を分散する方式である。
【第8問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】スケールアップは単一機器の性能増強(垂直拡張)、スケールアウトは台数増加による負荷分散(水平拡張)である。両者の方向性と適用場面の違いを区別する。【考え方】1台を強化するのか台数を増やすのかで両者を区別する。スケールアップとスケールアウトの説明を入れ替えたり、常に低コストで無制限に向上すると誤解したりしないことが要点となる。【選択肢解説】台数を増やして分散するのはスケールアウトであり、スケールアップの説明として誤り。
・B
【選択肢解説】1台の性能を増強するのはスケールアップであり、スケールアウトの説明として誤り。
・C
【選択肢解説】スケールアウトが常に低コストで無制限に向上するとは限らず、この記述が誤り。
・D
【選択肢解説】スケールアップは性能増強、スケールアウトは台数増加による負荷分散であり正しい。
関連過去問:性能拡張(H27類似)
問9:アプリケーションアーキテクチャに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:マイクロサービスは機能を独立した小さなサービスに分割し、それぞれを個別に開発・デプロイできる方式である。
- B:モノリシックアーキテクチャは各機能が完全に独立し、一部の変更が他へ一切影響しない構造である。
- C:サーバレスコンピューティングでは利用者が物理サーバの調達・管理を全面的に担う必要がある。
- D:マイクロサービスは1つの巨大な実行単位に全機能をまとめ、部分的な更新やスケールができない。
【第9問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】マイクロサービスは機能を小さな独立サービスに分割し個別に開発・デプロイ・スケールする。モノリシックは一体構造、サーバレスはインフラ管理を事業者に委ねる。各方式の特徴を区別する。【考え方】機能を分割して独立させるのがマイクロサービス、一体化がモノリシック、インフラ管理を委ねるのがサーバレスである。特徴を逆に述べる記述に注意する。【選択肢解説】マイクロサービスは機能を独立サービスに分割し個別に開発・デプロイでき正しい。
・B
【選択肢解説】モノリシックは一体構造で変更の影響が及びやすく、一切影響しないという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】サーバレスはインフラ管理を事業者に委ねるため、利用者が全面管理という記述が誤り。
・D
【選択肢解説】全機能を1つにまとめるのはモノリシックであり、マイクロサービスの説明として誤り。
関連過去問:アーキテクチャ(H30類似)
問10:Web通信における状態管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:HTTPは本来ステートフルなプロトコルであり、状態管理のためのCookieは不要である。
- B:HTTPは本来ステートレスであり、Cookieやセッションを用いて複数リクエスト間の状態を維持する。
- C:Cookieはサーバのメモリ上にのみ保存され、クライアント側には一切データを持たせない仕組みである。
- D:セッション管理では、リクエストごとに毎回すべての利用者情報をURLに平文で埋め込むことが推奨される。
【第10問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】HTTPはステートレスであり、状態維持のためにCookie(クライアント側に保存)やセッション(サーバ側で管理)を用いる。状態管理の仕組みと保存場所を区別する。【考え方】HTTPが本来状態を保持しない点、状態維持にCookieやセッションを使う点を押さえる。Cookieの保存場所や、機密情報をURLに平文で埋め込むことの是非を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】HTTPは本来ステートレスであり、ステートフルでCookie不要という記述が誤り。
・B
【選択肢解説】HTTPはステートレスでCookieやセッションにより状態を維持し正しい。
・C
【選択肢解説】Cookieはクライアント側に保存されるため、クライアントに持たせないという記述が誤り。
・D
【選択肢解説】利用者情報を平文でURLに埋め込むのは安全でなく、推奨という記述が誤り。
関連過去問:状態管理(H28類似)

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