問11:プロジェクトマネジメントの知識体系に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:WBS(作業分解構成図)はプロジェクトの予算だけを一覧化した表で、作業の分解には用いない。
- B:スコープとはプロジェクトの完了予定日のみを指し、成果物や作業の範囲は含まない概念である。
- C:WBSはプロジェクトの作業を階層的に分解して構造化したもので、作業の漏れや重複を防ぐのに役立つ。
- D:プロジェクトのQCDのうちCはコミュニケーション(Communication)を指し、コストは含まれない。
【第11問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】WBSは作業を階層的に分解して構造化する手法、スコープは成果物・作業の範囲、QCDは品質(Quality)・コスト(Cost)・納期(Delivery)を指す。各概念を区別する。【考え方】WBSが作業分解の手法である点、スコープが範囲を指す点、QCDの各要素を押さえる。WBSやスコープの定義、QCDのCの意味を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】WBSは作業を分解・構造化する手法であり、予算だけの一覧という記述が誤り。
・B
【選択肢解説】スコープは成果物や作業の範囲を指し、完了予定日のみという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】WBSは作業を階層的に分解・構造化し漏れや重複を防ぐのに役立ち正しい。
・D
【選択肢解説】QCDのCはコスト(Cost)であり、コミュニケーションでコストを含まないという記述が誤り。
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問12:ソフトウェア保守に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:是正保守とは、将来起こり得る潜在的な不具合を予防的に取り除く保守を指す。
- B:適応保守とは、発見された既存の欠陥を修正して正しく動作させる保守を指す。
- C:完全化保守とは、OSやハードウェアなどの環境変化に合わせてシステムを修正する保守を指す。
- D:是正保守は顕在化した欠陥の修正、適応保守は環境変化への対応、完全化保守は性能や保守性の改善を目的とする。
【第12問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】保守は是正(顕在化した欠陥の修正)、適応(環境変化への対応)、完全化(性能・保守性の改善)、予防(潜在的不具合の予防)に分類される。各保守の目的を区別する。【考え方】各保守が何を目的とするか(欠陥修正・環境対応・改善・予防)を押さえる。是正・適応・完全化・予防の説明を入れ替える誤りに注意することが要点となる。【選択肢解説】潜在的不具合を予防的に取り除くのは予防保守であり、是正保守の説明として誤り。
・B
【選択肢解説】既存の欠陥を修正するのは是正保守であり、適応保守の説明として誤り。
・C
【選択肢解説】環境変化に合わせて修正するのは適応保守であり、完全化保守の説明として誤り。
・D
【選択肢解説】是正は欠陥修正、適応は環境対応、完全化は改善を目的とし正しい。
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問13:開発と運用の連携に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:DevOpsは開発(Development)と運用(Operations)が協調し、迅速で継続的なリリースを目指す考え方・文化である。
- B:CI(継続的インテグレーション)はコードの結合や自動テストを行わず、手作業でのみ統合を行う手法である。
- C:CD(継続的デリバリー)はリリース作業をすべて手動で行うことを推奨し、自動化を否定する概念である。
- D:DevOpsは開発チームと運用チームを完全に分離し、両者の連携を断つことを目的とする方針である。
【第13問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】DevOpsは開発と運用の協調による継続的リリースの文化、CIはコード統合と自動テストの継続実施、CDはリリースの自動化を指す。連携と自動化の考え方を区別する。【考え方】DevOpsが開発と運用の協調を志向する点、CI/CDが統合・テスト・リリースの自動化を進める点を押さえる。連携を断つとする誤解や、手動を推奨するとする誤りに注意する。【選択肢解説】DevOpsは開発と運用の協調で継続的リリースを目指す考え方であり正しい。
・B
【選択肢解説】CIはコード結合や自動テストを継続的に行う手法であり、手作業のみという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】CDはリリースの自動化を進める概念であり、すべて手動で自動化を否定するという記述が誤り。
・D
【選択肢解説】DevOpsは開発と運用の連携を促す考え方であり、分離し連携を断つという記述が誤り。
関連過去問:DevOps・CI/CD(H30類似)
問14:システム調達に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:RFP(提案依頼書)はベンダーが発注者に自社製品を売り込むために自発的に提出する書類である。
- B:RFP(提案依頼書)は発注者がベンダーに要件を示して提案を依頼する文書で、RFIは事前の情報提供を求める文書である。
- C:RFI(情報提供依頼書)は契約締結後にベンダーへ請求書の提出を求める文書を指す。
- D:調達では発注者が要件を一切示さず、ベンダーの提案内容のみで契約を決めるのが標準的な進め方である。
【第14問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】RFPは発注者がベンダーに要件を示し提案を依頼する文書、RFIは事前に製品・技術情報の提供を求める文書である。調達の流れ(RFI→RFP→提案・選定)と各文書の役割を区別する。【考え方】RFPが提案依頼、RFIが情報提供依頼である点を押さえる。発注者とベンダーのどちらが何を求める文書かを取り違えたり、要件を示さないのが標準と誤解したりしないことが要点となる。【選択肢解説】RFPは発注者がベンダーに提案を依頼する文書であり、ベンダーが売り込みで提出するという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】RFPは要件を示す提案依頼、RFIは事前の情報提供依頼であり正しい。
・C
【選択肢解説】RFIは事前の情報提供を求める文書であり、契約後の請求書提出という記述が誤り。
・D
【選択肢解説】調達では発注者が要件を示すのが一般的で、要件を一切示さないという記述が誤り。
関連過去問:RFP・RFI(H27類似)
問15:設計レビューに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:ウォークスルーは第三者の監査人のみが独立して行い、作成者は一切参加できない形式的な監査である。
- B:インスペクションはレビューの一切の記録を残さず、指摘事項の追跡も行わない非公式な雑談を指す。
- C:レビューは開発の早い段階で欠陥を発見・除去することで、後工程での手戻りコストを削減する狙いがある。
- D:設計レビューはテスト工程がすべて完了した後にのみ実施でき、上流工程では行えない。
【第15問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】レビューは成果物を関係者で検証し欠陥を早期に発見・除去する活動で、後工程の手戻りを減らす。ウォークスルー(作成者主導)やインスペクション(公式・記録あり)などの技法がある。目的と手法を区別する。【考え方】レビューが早期の欠陥除去で手戻りを減らす点を押さえる。ウォークスルーやインスペクションの進め方、レビューが上流でも行える点を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】ウォークスルーは作成者が主導し関係者が参加する技法であり、作成者が参加できないという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】インスペクションは記録を残し指摘を追跡する公式なレビューであり、記録を残さない雑談という記述が誤り。
・C
【選択肢解説】レビューは早期に欠陥を発見・除去し後工程の手戻りコストを削減する狙いがあり正しい。
・D
【選択肢解説】レビューは上流工程でも実施でき、テスト完了後のみという記述が誤り。
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