問11:OSI参照モデルとTCP/IP階層モデルに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:OSI参照モデルは全体を4階層に分け、物理層からアプリケーション層までを4つで表現する。
- B:ルータはOSI参照モデルのデータリンク層(第2層)で動作し、MACアドレスに基づいて中継を行う。
- C:OSI参照モデルは通信機能を7階層に分け、各層が独立した役割を担うよう体系化したモデルである。
- D:L2スイッチはネットワーク層(第3層)でIPアドレスに基づいてパケットを転送する装置である。
【第11問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】OSI参照モデルは7階層、TCP/IPは4階層で通信機能を体系化する。ルータは第3層(ネットワーク層・IP)、L2スイッチは第2層(データリンク層・MAC)で動作する。層と機器の対応を区別する。【考え方】OSIが何階層か、各機器がどの層で動作するかを正確に押さえる。ルータとL2スイッチの動作層、扱うアドレス(IPかMACか)を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】OSI参照モデルは7階層であり、4階層とする記述が誤り。
・B
【選択肢解説】ルータはネットワーク層で動作しIPで中継するため、データリンク層でMAC中継という記述が誤り。
・C
【選択肢解説】OSI参照モデルは通信機能を7階層に分けたモデルであり正しい。
・D
【選択肢解説】L2スイッチはデータリンク層でMACアドレスに基づき転送するため、第3層でIP転送という記述が誤り。
関連過去問:OSI/TCP-IP(H24類似)
問12:トランスポート層のプロトコルに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:TCPはコネクションレス型で、送達確認や再送制御を行わず高速性を優先する。
- B:UDPはコネクション型で、3ウェイハンドシェイクにより確実なデータ到達を保証する。
- C:TCPは信頼性より即時性を重視し、音声・動画のストリーミングにのみ用いられる。
- D:TCPはコネクション型で送達確認・再送制御により信頼性を確保し、UDPはコネクションレス型で低遅延を優先する。
【第12問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】TCPはコネクション型で送達確認・再送により信頼性を確保、UDPはコネクションレス型で低オーバーヘッド・低遅延を優先する。両者の特性と用途の違いを区別する。【考え方】コネクション型か否か、信頼性重視か即時性重視かで両者を区別する。TCPとUDPの特性を入れ替える誤りや、用途の対応の取り違えに注意する。【選択肢解説】送達確認・再送を行うのはTCPであり、TCPをコネクションレスとする記述が誤り。
・B
【選択肢解説】3ウェイハンドシェイクで到達保証するのはTCPであり、UDPをコネクション型とする記述が誤り。
・C
【選択肢解説】即時性重視で再送しないのはUDPの特徴であり、TCPをそれと同一視する記述が誤り。
・D
【選択肢解説】TCPは信頼性重視、UDPは低遅延重視という対応で正しい。
関連過去問:TCPとUDP(H25類似)
問13:IPアドレスの管理・変換に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:NATはプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換し、内部端末が外部と通信できるようにする。
- B:DHCPは端末に固定のグローバルIPアドレスを手動で1台ずつ設定するためのプロトコルである。
- C:プライベートIPアドレスはそのままインターネット上で一意に識別され、外部と直接通信できる。
- D:グローバルIPアドレスは組織内でのみ使用でき、インターネットへ出る際には必ず別の私設番号へ変換される。
【第13問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】NATはプライベートとグローバルのIPアドレスを変換、DHCPはIPアドレス等を自動割当、プライベートIPは組織内限定でそのままでは外部通信不可、という各仕組みを区別する。【考え方】アドレス変換を行うのがNAT、自動割当を行うのがDHCP、という役割を押さえる。プライベートとグローバルの使い分け、変換の要否を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】NATはプライベートとグローバルのアドレスを変換し内部端末の外部通信を可能にし正しい。
・B
【選択肢解説】DHCPはIPアドレスを自動割当する仕組みであり、固定を手動設定という記述が誤り。
・C
【選択肢解説】プライベートIPはそのままでは外部と通信できず、一意識別されるという記述が誤り。
・D
【選択肢解説】組織内限定はプライベートIPであり、グローバルIPの説明として役割が逆で誤り。
関連過去問:NATとDHCP(H26類似)
問14:DNSに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:DNSはIPアドレスからMACアドレスを求めるための、同一LAN内専用のアドレス解決プロトコルである。
- B:DNSはドメイン名とIPアドレスの対応を管理し、名前解決によってドメイン名からIPアドレスを求める仕組みである。
- C:DNSは電子メールの本文を暗号化して送受信するためのセキュリティプロトコルである。
- D:DNSは動的にIPアドレスを端末へ自動割当するためのプロトコルで、名前解決は行わない。
【第14問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】DNSはドメイン名とIPアドレスの対応を管理し名前解決を行う。IP→MACの解決はARP、IP自動割当はDHCP、メール暗号化は別のプロトコルであり、役割を区別する。【考え方】DNSが担うのはドメイン名とIPアドレスの相互変換(名前解決)である。ARPやDHCP、暗号化プロトコルの役割と取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】IPからMACを求めるのはARPであり、DNSの説明として誤り。
・B
【選択肢解説】DNSはドメイン名とIPアドレスの対応を管理し名前解決を行い正しい。
・C
【選択肢解説】メール本文の暗号化はDNSの役割ではなく、説明が誤り。
・D
【選択肢解説】IPアドレスの自動割当はDHCPの役割であり、DNSの説明として誤り。
関連過去問:DNS(H27類似)
問15:Web通信のプロトコルに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:HTTPは通信内容を常に暗号化して送受信するため、盗聴のリスクは原理的に存在しない。
- B:HTTPSはHTTPより通信内容の暗号化を行わない分だけ高速で、機密情報の送受信に適する。
- C:HTTPSはHTTP通信をSSL/TLSで暗号化し、盗聴や改ざんのリスクを低減して安全に通信する仕組みである。
- D:SSL/TLSは通信の暗号化を行わず、サーバの負荷分散だけを目的とする技術である。
【第15問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】HTTPは平文通信、HTTPSはHTTPをSSL/TLSで暗号化し盗聴・改ざんを防ぐ。SSL/TLSは暗号化と認証を担う。暗号化の有無とプロトコルの対応を区別する。【考え方】暗号化の有無でHTTPとHTTPSを区別し、SSL/TLSが暗号化・認証を担う点を押さえる。暗号化の有無を逆にしたり、SSL/TLSの役割を誤ったりしないことが要点となる。【選択肢解説】HTTPは平文通信で暗号化しないため、常に暗号化で盗聴リスクがないという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】HTTPSは暗号化を行い、暗号化しない分高速という記述は逆で誤り。
・C
【選択肢解説】HTTPSはHTTPをSSL/TLSで暗号化し安全に通信する仕組みであり正しい。
・D
【選択肢解説】SSL/TLSは通信の暗号化・認証を担い、暗号化しないという記述が誤り。
関連過去問:HTTPS/TLS(H28類似)

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