問16:ネットワークの論理的分割・接続に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:VLANは公衆網上に暗号化された仮想的な専用線を構築し、拠点間を安全に接続する技術である。
- B:VPNは1台のスイッチを物理的に複数台へ分割する装置であり、論理的な分割は行わない。
- C:VLANは物理的な配線変更によってのみ実現でき、スイッチの設定による分割はできない。
- D:VLANはスイッチ内で論理的に複数のネットワークに分割する技術、VPNは公衆網上に仮想的な専用線を構築する技術である。
【第16問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】VLANはスイッチ内でネットワークを論理分割、VPNは公衆網上に暗号化された仮想専用線を構築する。両者の目的(論理分割か拠点間安全接続か)を区別する。【考え方】論理的なネットワーク分割を行うのがVLAN、公衆網上に安全な仮想専用線を作るのがVPN、という役割を押さえる。両者を入れ替える誤りや、物理変更が必須という誤解に注意する。【選択肢解説】公衆網上に仮想専用線を構築するのはVPNであり、VLANの説明として誤り。
・B
【選択肢解説】VPNは仮想専用線技術であり、スイッチを物理分割する装置という記述が誤り。
・C
【選択肢解説】VLANはスイッチ設定で論理分割でき、物理配線変更のみという記述が誤り。
・D
【選択肢解説】VLANは論理分割、VPNは仮想専用線という対応で正しい。
関連過去問:VLANとVPN(H29類似)
問17:無線LANに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:CSMA/CAは送信前にキャリアの状態を確認して衝突を避ける方式で、無線LANのアクセス制御に用いられる。
- B:WPA2やWPA3は無線LANの通信速度を最大化するための変調方式であり、暗号化とは無関係である。
- C:無線LANのアクセスポイントはOSI参照モデルのネットワーク層でIPアドレスの割当のみを行う装置である。
- D:IEEE 802.11は有線LANの配線規格であり、無線通信には一切関与しない。
【第17問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】CSMA/CAは無線LANの衝突回避型アクセス制御、WPA2/WPA3は無線の暗号化規格、IEEE 802.11は無線LANの標準規格である。各技術の役割を区別する。【考え方】無線LANのアクセス制御方式、暗号化規格、標準規格の対応を押さえる。CSMA/CAの役割、WPAが暗号化に関わる点、802.11が無線規格である点を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】CSMA/CAは送信前確認で衝突を避ける無線LANのアクセス制御方式であり正しい。
・B
【選択肢解説】WPA2/WPA3は暗号化規格であり、暗号化と無関係という記述が誤り。
・C
【選択肢解説】アクセスポイントはデータリンク層中心に無線と有線を橋渡しする装置であり、ネットワーク層でIP割当のみという記述が誤り。
・D
【選択肢解説】IEEE 802.11は無線LANの規格であり、有線配線規格という記述が誤り。
関連過去問:無線LAN(H26類似)
問18:ポート番号に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:ポート番号はネットワーク上の機器を一意に識別する48ビットの物理アドレスである。
- B:ウェルノウンポートは主要なサービスに割り当てられた0〜1023の範囲の番号で、HTTPは80番などが該当する。
- C:ポート番号は同一機器上で複数のアプリケーションを区別できず、常に1つの通信しか扱えない。
- D:ポート番号はIPアドレスと同一のものであり、両者に役割の違いはない。
【第18問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】ポート番号はトランスポート層で同一機器上のアプリケーション(サービス)を識別する。0〜1023はウェルノウンポート(HTTP=80等)である。MACアドレスやIPアドレスとの役割の違いを区別する。【考え方】ポート番号がアプリケーションの識別に用いられる点、ウェルノウンポートの範囲と代表例を押さえる。MACアドレスやIPアドレスと混同したり、複数通信を扱えないと誤解したりしないことが要点となる。【選択肢解説】機器を識別する48ビットの物理アドレスはMACアドレスであり、ポート番号の説明として誤り。
・B
【選択肢解説】ウェルノウンポートは0〜1023でHTTPは80番などが該当し正しい。
・C
【選択肢解説】ポート番号で複数アプリケーションを区別でき、1つしか扱えないという記述が誤り。
・D
【選択肢解説】ポート番号とIPアドレスは役割が異なり、同一とする記述が誤り。
関連過去問:ポート番号(H25類似)
問19:IPv4とIPv6に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:IPv4アドレスは128ビットで構成され、事実上枯渇の心配がないほど広大な空間を持つ。
- B:IPv6はIPv4よりアドレス長が短くなり、扱えるアドレス数は大幅に減少している。
- C:IPv6は128ビットのアドレス長を持ち、IPv4アドレスの枯渇問題への対応を目的の一つとして導入された。
- D:IPv4とIPv6はアドレス長が同一であり、両者を移行する技術的な理由は存在しない。
【第19問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】IPv4は32ビット、IPv6は128ビットのアドレス長を持つ。IPv6はIPv4アドレス枯渇への対応として導入され、アドレス空間が飛躍的に拡大した。両者のビット長を正確に区別する。【考え方】IPv4とIPv6のアドレス長(32ビットと128ビット)とアドレス空間の大小を押さえる。ビット長を逆にしたり同一としたりする誤りに注意する。【選択肢解説】128ビットはIPv6であり、IPv4を128ビットとする記述が誤り。
・B
【選択肢解説】IPv6はIPv4よりアドレス長が長くアドレス数が増えるため、短く減少という記述が誤り。
・C
【選択肢解説】IPv6は128ビットでIPv4枯渇への対応を目的の一つとして導入され正しい。
・D
【選択肢解説】IPv4は32ビット、IPv6は128ビットで長さが異なり、同一という記述が誤り。
関連過去問:IPv4とIPv6(H27類似)
問20:ネットワーク上のコンテンツ配信・中継に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:プロキシサーバは、クライアントとサーバ間の通信を中継せず、両者を直接接続させるだけの装置である。
- B:CDNは単一の中央サーバにアクセスを集中させることで、配信の遅延を意図的に大きくする仕組みである。
- C:CDNはコンテンツのキャッシュを持たず、必ずオリジンサーバから毎回すべてを取得して配信する。
- D:CDNは地理的に分散したサーバにコンテンツを複製・キャッシュし、利用者に近い拠点から配信して遅延を低減する。
【第20問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】CDNは分散配置したサーバでコンテンツをキャッシュし利用者近傍から配信して遅延を低減する。プロキシは通信を中継・キャッシュする。両者の仕組みと目的を区別する。【考え方】CDNが分散キャッシュにより配信を高速化する点、プロキシが中継を担う点を押さえる。CDNの目的(遅延低減)や仕組み(分散・キャッシュ)を逆に述べる記述に注意する。【選択肢解説】プロキシは通信を中継する装置であり、直接接続させるだけという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】CDNは分散配信で遅延を低減する仕組みであり、遅延を大きくするという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】CDNはキャッシュを持ち近傍から配信するため、毎回オリジンから取得という記述が誤り。
・D
【選択肢解説】CDNは分散サーバにコンテンツをキャッシュし近傍から配信して遅延を低減し正しい。
関連過去問:CDN(H30類似)

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