問18:データ処理方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:インメモリデータベースは主記憶を使わず補助記憶のみでデータを保持するため、アクセスが低速になる。
- B:インメモリデータベースはデータを主記憶上に保持して処理し、ディスクI/Oを削減して高速な応答を実現する。
- C:カラム指向(列指向)データベースは1行分のデータを1か所にまとめて格納するため、集計処理には不向きである。
- D:OLTP(オンライントランザクション処理)は大量データの集計・分析を主目的とし、更新処理はほとんど行わない。
【第18問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】インメモリDBは主記憶上でデータを扱い高速応答を実現、カラム指向は列単位格納で集計・分析に強い、OLTPは短い更新トランザクション中心という各方式の特徴を区別する。【考え方】データを主記憶に置くか補助記憶に置くか、行単位か列単位の格納か、更新中心か分析中心かで各方式を区別する。特徴を逆に述べる記述に注意する。【選択肢解説】インメモリDBは主記憶上でデータを保持し高速であり、補助記憶のみで低速という記述が誤り。
・B
【選択肢解説】インメモリDBは主記憶上で処理しI/Oを削減して高速応答を実現し正しい。
・C
【選択肢解説】カラム指向は列単位格納で集計に強く、1行分をまとめて集計に不向きという記述が誤り。
・D
【選択肢解説】OLTPは短い更新処理中心であり、集計分析主目的で更新しないという記述が誤り。
関連過去問:データ処理方式(H30類似)
問19:トランザクションの並行制御に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:分離レベルを最も緩くするほど、ダーティリードなどの不整合の発生は抑えられ整合性が高まる。
- B:コミットとロールバックは同じ操作であり、どちらもトランザクションの変更を確定させる。
- C:2相ロック方式(2PL)は、ロックを獲得する成長相と解放する縮退相を分け、直列化可能性を保ちやすくする方式である。
- D:コミットを実行すると、それまでの変更がすべて取り消されトランザクション開始前の状態に戻る。
【第19問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】コミットは変更の確定、ロールバックは取り消し、分離レベルは緩いほど不整合が起きやすい。2相ロックは成長相と縮退相を分け直列化可能性を保つ。並行制御の概念を区別する。【考え方】分離レベルの緩さと不整合の関係、コミットとロールバックの違い、2相ロックの仕組みを押さえる。確定と取り消しを取り違えたり、緩い分離が整合性を高めると誤解したりしないことが要点となる。【選択肢解説】分離レベルを緩くすると不整合は起きやすくなり、抑えられるという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】コミットは確定、ロールバックは取り消しで別操作であり、同じとする記述が誤り。
・C
【選択肢解説】2相ロックは成長相と縮退相を分け直列化可能性を保ちやすくする方式であり正しい。
・D
【選択肢解説】コミットは変更を確定させるため、開始前に戻すという記述はロールバックの説明で誤り。
関連過去問:並行制御(H29類似)
問20:DBMSの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:DBMSは複数の利用者が同時にアクセスすると必ずデータが破壊されるため、同時アクセスを常に禁止する。
- B:物理的データ独立性がないDBMSほど、物理構造の変更が応用プログラムに波及しにくく保守が容易である。
- C:データディクショナリ(データ辞書)は実業務データそのものを格納する領域で、メタデータは一切含まない。
- D:データディクショナリはデータ項目の定義やスキーマなどのメタデータを管理し、DBMSの運用を支える。
【第20問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】DBMSはデータの一元管理・同時アクセス制御・機密保護・障害回復などを担い、データディクショナリでメタデータ(定義情報)を管理する。物理的データ独立性は保守性を高める。各機能を区別する。【考え方】DBMSが同時アクセスをどう扱うか、物理的データ独立性が保守にどう働くか、データディクショナリが管理する情報が実データかメタデータかを押さえる。役割を逆に述べる記述に注意する。【選択肢解説】DBMSは排他制御で同時アクセスを調停でき、常に禁止するという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】物理的データ独立性があるほど変更が波及しにくく保守が容易であり、記述が逆で誤り。
・C
【選択肢解説】データディクショナリはメタデータを管理する領域であり、メタデータを含まないという記述が誤り。
・D
【選択肢解説】データディクショナリはデータ項目定義やスキーマなどのメタデータを管理し正しい。
関連過去問:DBMSの機能(H26類似)

コメント