問1:1台あたり毎秒500リクエストを処理できるサーバをスケールアウトで並べ、ピーク時の毎秒3,000リクエストを処理したい。最低限必要なサーバ台数として、最も適切なものはどれか。
【資料】1台あたりの処理能力:500リクエスト/秒/ピーク負荷:3,000リクエスト/秒/負荷は均等に分散されるものとする。参考として平常時は1,500リクエスト/秒だが、本問はピーク時で見積もる。
- A:6台
- B:5台
- C:3台
- D:4台
【第1問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】スケールアウトは同等のサーバを増設して処理能力を水平に高める。必要台数は総負荷を1台の能力で割り、割り切れない場合は切り上げる。平常時ではなくピーク時で見積もる点に注意する。【考え方】総負荷を1台あたりの処理能力で割って必要台数を求め、端数は切り上げる。平常時の負荷で見積もると台数が不足し、切り捨てると能力が足りなくなる点に注意する。【選択肢解説】3,000÷500=6台となり、ピーク負荷を賄えて正しい。
・B
【選択肢解説】5台では500×5=2,500リクエスト/秒までしか処理できず、ピーク時の3,000リクエスト/秒には不足するため誤り。
・C
【選択肢解説】負荷を半分に見積もった3台であり、ピーク時に大きく能力不足で誤り。
・D
【選択肢解説】6台に1台足りない4台であり、ピーク時の負荷を賄えないため誤り。
関連過去問:スケールアウト(H27類似)
問2:IaaSを従量課金で1か月利用したときの月額料金として、最も適切なものはどれか。
【資料】仮想CPU(vCPU):2基、稼働時間:720時間、vCPU単価:1基あたり毎時10円/ブロックストレージ:100GB、単価:1GBあたり月5円。参考として前月はvCPU1基のみだったが、本問は2基で計算する。
- A:14,400円
- B:14,900円
- C:7,700円
- D:15,400円
【第2問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】従量課金は利用したリソースごとの料金を合算する。vCPU料金は基数×稼働時間×時間単価、ストレージ料金は容量×単価で求め、両者を合計する。加算漏れやvCPU基数の取り違えに注意する。【考え方】コンピューティング料金とストレージ料金をそれぞれ計算して合算する。ストレージ分の加算を忘れたり、vCPUの基数を誤ったりすると金額がずれる。【選択肢解説】ストレージ料金500円を加え忘れた14,400円であり誤り。
・B
【選択肢解説】2×720×10+100×5=14,900円となり正しい。
・C
【選択肢解説】vCPUを1基として計算した7,700円に近い誤りで、基数を取り違えている。
・D
【選択肢解説】ストレージ単価や容量を過大に見積もった15,400円であり誤り。
関連過去問:従量課金(H29類似)
問3:クラウドサービスの提供形態に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:SaaSでは利用者がOSやミドルウェア、アプリケーションのすべてを自ら構築・管理する必要がある。
- B:IaaSでは利用者はアプリケーションを一切管理せず、事業者がアプリまで含めて全て提供する。
- C:IaaSは仮想サーバやストレージなどの基盤を提供し、利用者はその上のOSやアプリケーションを管理する。
- D:PaaSは物理的なサーバ機器のみを提供し、OSやアプリの実行環境は利用者が一から用意する。
【第3問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】SaaSはアプリまで事業者提供、PaaSはOS・実行環境まで提供し利用者はアプリを開発、IaaSは基盤(仮想サーバ・ストレージ)を提供し利用者がOS以上を管理する。各形態の管理境界を区別する。【考え方】事業者と利用者のどちらがどこまで管理するかで3形態を区別する。SaaS・PaaS・IaaSの順に利用者の管理範囲が広がる点、各形態の提供範囲を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】SaaSはアプリまで事業者が提供するため、利用者が全て構築するという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】IaaSでは利用者がアプリを管理するため、一切管理しないという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】IaaSは基盤を提供し利用者がOS以上を管理するため正しい。
・D
【選択肢解説】PaaSはOSや実行環境まで提供するため、物理機器のみという記述が誤り。
関連過去問:クラウドの提供形態(H26類似)
問4:コンテナ型仮想化と仮想マシンに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:コンテナは各々が独立した完全なゲストOSを持つため、仮想マシンより起動が遅く容量も大きい。
- B:仮想マシンはホストOSのカーネルを共有し、ゲストOSを持たないため軽量である。
- C:Dockerに代表されるコンテナ技術は、ハードウェアを直接エミュレートしてゲストOSを起動する方式である。
- D:コンテナはホストOSのカーネルを共有してゲストOSを持たないため、仮想マシンより軽量で起動が速い。
【第4問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】仮想マシンは個別のゲストOSを持ち、コンテナはホストOSのカーネルを共有してゲストOSを持たず軽量・高速に起動する。両者の構造の違いと、それに伴う起動速度・容量の差を区別する。【考え方】ゲストOSを個別に持つか、ホストのカーネルを共有するかで両者を区別する。軽量・高速がどちらか、Dockerがどちらの方式かを取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】完全なゲストOSを持つのは仮想マシンであり、コンテナの説明として誤り。
・B
【選択肢解説】カーネルを共有しゲストOSを持たないのはコンテナであり、仮想マシンの説明として誤り。
・C
【選択肢解説】Dockerはカーネル共有型のコンテナであり、ハードウェアをエミュレートする方式という記述が誤り。
・D
【選択肢解説】コンテナはカーネルを共有しゲストOSを持たず軽量・高速で正しい。
関連過去問:コンテナと仮想マシン(H29類似)
問5:Web APIに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:REST APIはHTTPメソッド(GET/POST等)とURLでリソースを操作する設計様式で、Webサービス連携に広く用いられる。
- B:SOAPはデータ形式にHTMLのみを用い、XMLやJSONを扱うことはできない通信方式である。
- C:REST APIはステートフルであることを前提とし、サーバが必ず各クライアントの状態を保持する必要がある。
- D:Web APIは同一組織内のシステム間でしか呼び出せず、外部サービスとの連携には利用できない。
【第5問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】REST APIはHTTPメソッドとURLでリソースを操作するステートレスな設計様式、SOAPはXMLベースのメッセージング方式である。両者の特徴とWeb API連携の柔軟性を区別する。【考え方】RESTがHTTPメソッドとURLでリソースを扱う点、原則ステートレスである点を押さえる。SOAPのデータ形式や、Web APIが外部連携に使える点を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】REST APIはHTTPメソッドとURLでリソースを操作する設計様式でありWeb連携に広く使われ正しい。
・B
【選択肢解説】SOAPはXMLベースのメッセージング方式であり、HTMLのみという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】REST APIは原則ステートレスであり、状態保持が必須という記述が誤り。
・D
【選択肢解説】Web APIは外部サービスとも連携でき、組織内限定という記述が誤り。
関連過去問:Web API(H28類似)

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