問6:ある施策の結果に関する期待値(期待利益)として、最も適切なものはどれか。
【資料】成功時の利益:80万円(発生確率0.6)/失敗時の損失:20万円(発生確率0.4)。期待値は各結果の値に発生確率を掛けて合計する。損失は負の値として扱う。参考として損失を無視すると値が大きくなる。
- A:48万円
- B:40万円
- C:32万円
- D:60万円
【第6問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】期待値は各結果の金額に発生確率を掛けて合計する。損失は負の値として扱い、確率で重み付けする。損失の符号や確率の対応を取り違えないことが要点となる。【考え方】各結果の金額と確率の積を合計する。損失を正の値のまま扱ったり加算を忘れたりすると過大になり、確率の対応を誤ると値がずれる。【選択肢解説】損失分を差し引かず80×0.6のみとした48万円であり、失敗時の損失を無視した誤り。
・B
【選択肢解説】80×0.6+(−20)×0.4=48−8=40万円となり正しい。
・C
【選択肢解説】確率を取り違えて計算した誤った値である。
・D
【選択肢解説】損失を利益として加算するなど符号を誤った値である。
関連過去問:期待値(H26類似)
問7:需要予測に用いる3期移動平均で、最新時点の予測値として最も適切なものはどれか。
【資料】実績値(古い順):10, 20, 30, 40, 50。3期移動平均は直近3期の実績の平均をとる。参考として全期間の単純平均は30だが、本問は直近3期の移動平均を求める。
- A:30
- B:25
- C:40
- D:45
【第7問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】移動平均は直近の一定期間(ここでは3期)の実績値の平均をとる予測手法である。全期間平均や期数の取り違えに注意し、最新時点で用いる期間を正しく選ぶことが要点となる。【考え方】直近3期の実績値だけを取り出して平均する。全期間の平均を求めたり、対象とする期数を誤ったりすると値がずれる点に注意する。【選択肢解説】全期間5個の単純平均であり、3期移動平均ではないため誤り。
・B
【選択肢解説】直近2期の平均に近い値で、期数を取り違えた誤りである。
・C
【選択肢解説】直近3期(30, 40, 50)の平均=40が3期移動平均であり正しい。
・D
【選択肢解説】直近3期のうち古い1期を含め忘れるなど範囲を誤った値である。
関連過去問:移動平均(H25類似)
問8:ある得点の偏差値として、最も適切なものはどれか。
【資料】素点:70点、平均点:50点、標準偏差:10点。偏差値は 50+10×(素点−平均)÷標準偏差 で求める。参考として標準化得点(z値)は2.0になるが、本問は偏差値を求める。
- A:50
- B:20
- C:2.0
- D:70
【第8問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】偏差値は素点を平均50・標準偏差10の尺度に変換した値で、50+10×(素点−平均)÷標準偏差で求める。標準化得点(z値)との違いを区別することが要点となる。【考え方】偏差との比をとって標準偏差で割り、10倍して50を足す。標準化得点で止めると値が小さく、平均や標準偏差の当て方を誤ると値がずれる。【選択肢解説】平均に対応する偏差値の基準値であり、素点70の偏差値ではないため誤り。
・B
【選択肢解説】偏差20を偏差値とした誤りで、標準偏差での除算や基準値の加算をしていない。
・C
【選択肢解説】標準化得点(z値)=2.0であり、偏差値ではないため誤り。
・D
【選択肢解説】50+10×(70−50)÷10=70が偏差値であり正しい。
関連過去問:偏差値(H27類似)
問9:データの尺度水準に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:名義尺度は分類のみを表し大小関係を持たず、順序尺度は順位に意味があるが間隔は一定とは限らない。
- B:順序尺度は数値の間隔が常に一定で、加減乗除のすべての演算に意味がある尺度である。
- C:比例尺度は絶対的な原点(ゼロ点)を持たず、比の計算には意味がない尺度である。
- D:間隔尺度は分類の区別だけを表し、値の差にも順序にも意味を持たない尺度である。
【第9問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】尺度水準は名義(分類)・順序(順位)・間隔(差に意味・原点は任意)・比例(原点あり・比に意味)の順で情報量が増す。各尺度で可能な演算を区別することが要点となる。【考え方】各尺度が分類・順序・差・比のどこまでに意味を持つかを押さえる。順序尺度で間隔が一定とは限らない点、比例尺度が原点を持つ点を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】名義尺度は分類のみ、順序尺度は順位に意味を持つが間隔は一定とは限らず正しい。
・B
【選択肢解説】間隔が一定で全演算に意味があるのは比例尺度に近く、順序尺度の説明として誤り。
・C
【選択肢解説】絶対原点を持ち比に意味があるのが比例尺度であり、原点を持たないという記述が誤り。
・D
【選択肢解説】分類のみを表すのは名義尺度であり、間隔尺度の説明として誤り。
関連過去問:尺度水準(H26類似)
問10:相関関係と因果関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:2変数に強い相関があれば、必ず一方が他方の原因であるという因果関係が成立する。
- B:相関関係があっても因果関係があるとは限らず、第3の要因(交絡)による見かけの相関の場合がある。
- C:相関係数は−1から+1の範囲をとり、0に近いほど強い直線的な関係があることを示す。
- D:相関係数が正であれば、2変数の間には必ず直接的な因果関係が存在することを意味する。
【第10問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】相関は2変数の直線的な関連の強さを示すが、因果関係の有無とは別である。交絡要因による見かけの相関がある点、相関係数の値の意味(±1で強い、0で弱い)を区別する。【考え方】相関があっても因果とは限らない点、交絡要因の存在を押さえる。相関係数の絶対値が大きいほど直線関係が強い点、相関と因果を短絡させない点が要点となる。【選択肢解説】強い相関があっても因果があるとは限らず、必ず因果が成立するという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】相関があっても交絡による見かけの相関の場合があり因果とは限らず正しい。
・C
【選択肢解説】相関係数は0に近いほど直線関係が弱いため、0に近いほど強いという記述が誤り。
・D
【選択肢解説】相関が正でも直接の因果があるとは限らず、必ず存在するという記述が誤り。
関連過去問:相関と因果(H27類似)

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