問16:分散処理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:グリッドコンピューティングは1台の高性能サーバに処理を集約し、他の計算機資源を使わない方式である。
- B:分散処理では複数のノードで処理を分担しても、全体の処理時間は単一ノードと必ず同じになる。
- C:分散処理は各ノードの故障や通信遅延を一切考慮する必要がなく、単一システムと全く同じ設計でよい。
- D:グリッドコンピューティングは地理的に分散した多数の計算機資源を連携させ、1つの大きな処理能力として活用する方式である。
【第16問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】グリッドコンピューティングは分散した多数の計算機資源を連携させ大規模処理を行う。分散処理では負荷分担で処理時間短縮が期待でき、ノード故障や通信遅延への配慮が必要である点を押さえる。【考え方】処理を集約するのか分散資源を連携するのか、分散により処理時間がどうなるか、故障・遅延への配慮が要るかを押さえる。集約型と混同したり、分散の利点・課題を無視したりしないことが要点となる。【選択肢解説】グリッドは分散資源を連携する方式であり、1台に集約という記述が誤り。
・B
【選択肢解説】分散処理は負荷分担で処理時間短縮が期待でき、必ず同じという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】分散処理では故障や通信遅延への配慮が必要であり、考慮不要という記述が誤り。
・D
【選択肢解説】グリッドは分散した計算機資源を連携させ大きな処理能力として活用し正しい。
関連過去問:分散処理(H26類似)
問17:Web技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:Ajaxはページ全体を再読み込みせずに、非同期通信で必要な部分だけを更新する技術である。
- B:検索エンジンのクローラは、利用者が手作業で1ページずつ登録した情報のみを対象に索引を作る。
- C:Ajaxは通信のたびに必ずWebページのHTML全体をサーバから取得し直す同期通信技術である。
- D:検索エンジンは収集したページの索引(インデックス)を作らず、検索のたびに全Webを逐次探索する。
【第17問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】Ajaxは非同期通信でページの一部だけを更新する技術、検索エンジンはクローラで収集した情報をインデックス化して検索する。両技術の仕組みを区別する。【考え方】Ajaxがページ全体を再読み込みしない点、検索エンジンがクローラとインデックスで動く点を押さえる。同期・非同期の違いや、索引の有無を取り違えないことが要点となる。【選択肢解説】Ajaxは非同期通信で必要な部分だけを更新する技術であり正しい。
・B
【選択肢解説】クローラは自動的にWebを巡回して情報を収集し、手作業登録のみという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】Ajaxは非同期で部分更新する技術であり、毎回HTML全体を取得する同期通信という記述が誤り。
・D
【選択肢解説】検索エンジンは事前にインデックスを作るため、毎回全Web逐次探索という記述が誤り。
関連過去問:Web技術(H28類似)
問18:ブロックチェーン応用技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:NFTは相互に完全に代替可能なトークンであり、どのトークンも区別なく同一の価値として扱われる。
- B:NFTはブロックチェーン上で個々のトークンの一意性や取引履歴を示す非代替性トークンであり、デジタルコンテンツ等とひも付けて利用される。
- C:暗号資産(仮想通貨)は法定通貨と完全に同一の制度で、中央銀行が発行・管理する電子マネーである。
- D:コンセンサスアルゴリズムは取引の合意形成とは無関係で、単に通信を暗号化するための手順である。
【第18問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】NFTは非代替性トークンで個々のデジタル資産の唯一性を証明、暗号資産は分散管理される資産、コンセンサスアルゴリズムは分散台帳の合意形成手順である。各概念を区別する。【考え方】NFTが代替可能か非代替か、暗号資産が中央発行か分散管理か、コンセンサスアルゴリズムが何のための仕組みかを押さえる。定義を逆に述べる記述に注意する。【選択肢解説】NFTは非代替性トークンであり、完全に代替可能という記述が誤り。
・B
【選択肢解説】NFTはブロックチェーン上でトークンの一意性や取引履歴を示す非代替性トークンであり正しい。
・C
【選択肢解説】暗号資産は分散管理される資産であり、中央銀行が発行管理する電子マネーという記述が誤り。
・D
【選択肢解説】コンセンサスアルゴリズムは合意形成の仕組みであり、通信暗号化のためという記述が誤り。
関連過去問:ブロックチェーン応用(H30類似)
問19:エンドユーザーコンピューティング(EUC)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:EUCとは情報システム部門がすべての開発・運用を独占し、利用部門を一切関与させない方針を指す。
- B:EUCを推進すると野良ツールや属人化のリスクは完全に消滅し、統制上の課題は生じない。
- C:EUCは利用部門の担当者が自ら表計算や簡易ツールでデータ処理を行う形態で、迅速化の反面で品質・統制の課題も伴う。
- D:EUCは大規模基幹システムの開発を利用部門が単独で担うことを義務付ける制度である。
【第19問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】EUCは利用部門が自らIT活用(表計算・簡易ツール等)を行う形態で、迅速化の利点と、品質のばらつき・属人化・統制の課題を併せ持つ。定義と功罪を区別する。【考え方】EUCが利用部門主体のIT活用である点、利便性の裏で統制上の課題を伴う点を押さえる。情報システム部門の独占や、課題が皆無とする記述に注意する。【選択肢解説】EUCは利用部門が自ら関与する形態であり、システム部門が独占するという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】EUCは属人化などの課題を伴うため、課題が完全に消滅するという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】EUCは利用部門が自らデータ処理を行う形態で迅速化と統制課題を併せ持ち正しい。
・D
【選択肢解説】EUCは簡易な範囲の活用が中心であり、大規模基幹開発を単独で義務付ける制度という記述が誤り。
関連過去問:EUC(H26類似)
問20:クラウドコンピューティングの一般的な特性に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:クラウドは利用量にかかわらず定額固定でのみ課金され、従量課金という考え方は存在しない。
- B:クラウドの資源は一度確保すると増減できず、需要変動に応じた拡張・縮小はできない。
- C:クラウドの利用開始には必ず長期の物理機器調達期間が必要で、オンデマンドの即時利用はできない。
- D:クラウドはオンデマンドに資源を調達でき、需要に応じて拡張・縮小し、利用量に応じた従量課金が可能である。
【第20問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】クラウドの特性はオンデマンドの自己調達、需要に応じた弾力的な拡張・縮小(エラスティシティ)、従量課金などである。これらの特性を正確に区別する。【考え方】資源をオンデマンドに調達できるか、需要変動に応じて増減できるか、課金が従量か定額のみかを押さえる。クラウドの弾力性や課金モデルを否定する記述に注意する。【選択肢解説】クラウドは従量課金が可能であり、定額固定のみで従量課金が存在しないという記述が誤り。
・B
【選択肢解説】クラウドは需要に応じて資源を増減でき、増減できないという記述が誤り。
・C
【選択肢解説】クラウドはオンデマンドに即時利用でき、長期調達が必須という記述が誤り。
・D
【選択肢解説】クラウドはオンデマンド調達・弾力的な拡張縮小・従量課金が可能であり正しい。
関連過去問:クラウドの特性(H27類似)

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