問11:入力装置および自動認識技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:静電容量方式のタッチパネルは表面の圧力を検知する仕組みのため、手袋を着用した指では基本的に操作できない。
- B:OMR(光学式マーク読取装置)は手書きの文字を文字コードに変換する装置で、アンケートよりも文書のテキスト化に適する。
- C:RFIDはICタグに記録された情報を電波で読み取る技術で、複数のタグを一括で読み取ることや、遮蔽物越しの読み取りが可能である。
- D:QRコードは一次元バーコードの一種であり、横方向にのみ情報を持つため一次元バーコードより情報量が少ない。
【第11問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】入力・自動認識技術(タッチパネル、OMR/OCR、RFID、バーコード)【考え方】各方式の検知・読取原理を区別する。静電容量方式は電荷変化を検知、OMRはマーク位置・OCRは文字を読む、RFIDは電波で非接触・一括読取が可能、QRコードは二次元で大容量、という対応を正確に押さえる。【選択肢解説】静電容量方式は指先の静電気(電荷変化)を検知する方式で圧力検知ではなく、圧力を検知するのは抵抗膜方式である。
・B
【選択肢解説】OMRはマークの位置を読み取る装置で、手書き文字を文字コードに変換するのはOCRである。
・C
【選択肢解説】正しい。RFIDは電波でICタグを非接触に読み取り、複数タグの一括読取や遮蔽物越しの読取が可能である。
・D
【選択肢解説】QRコードは縦横二方向に情報を持つ二次元コードであり、一次元バーコードより多くの情報を格納できる。
関連過去問:2018年度 第4問(自動認識)関連
問12:インタフェースおよび周辺機器の接続に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:ホットプラグとは、機器の電源を完全に切った状態でのみ周辺機器を安全に着脱できる機能のことである。
- B:Bluetoothは有線接続の規格であり、機器同士をケーブルで接続して近距離のデータ通信を行う。
- C:USB Power Delivery(USB PD)はデータ転送専用の拡張規格で、給電能力はUSB 2.0と同一に固定されている。
- D:USB Type-Cはコネクタの上下の向きを問わず挿入でき、USB PDと組み合わせることで高い電力供給にも対応できる。
【第12問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】インタフェース規格(USB Type-C、USB PD、ホットプラグ、Bluetooth)【考え方】ホットプラグは通電中の着脱、Bluetoothは無線、USB PDは給電拡張、Type-Cはリバーシブルという各規格の要点を区別する。給電とデータ転送のどちらの拡張かを取り違えないようにする。【選択肢解説】ホットプラグは電源を入れたまま(通電中)に着脱できる機能であり、電源を切った状態でのみとする点が誤りである。
・B
【選択肢解説】Bluetoothは近距離無線通信の規格であり、ケーブルで接続する有線規格とする点が誤りである。
・C
【選択肢解説】USB PDは給電能力を拡張する規格で最大電力はUSB 2.0より大幅に高く、給電が2.0と同一で固定という記述は誤りである。
・D
【選択肢解説】正しい。USB Type-Cは上下対称で向きを問わず挿入でき、USB PDと組み合わせて高電力給電に対応できる。
関連過去問:2021年度 第4問(インタフェース)関連
問13:文字コードおよびデータ表現に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:Unicodeは世界中の多様な文字を単一の文字集合で扱うことを目的とした規格で、UTF-8はその符号化方式の一つである。
- B:ASCIIコードは1文字を16ビットで表現する文字コードで、漢字を含む日本語を標準で表現できる。
- C:1バイトは4ビットであり、1バイトで表現できる情報は0〜15の16通りである。
- D:RGBによる色表現では、赤・緑・青の各成分をそれぞれ4ビットで表す方式が「フルカラー(約1677万色)」と呼ばれる。
【第13問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】文字コードとデータ表現(Unicode、ASCII、ビット/バイト、RGB)【考え方】Unicodeは統一文字集合でUTF-8はその符号化方式、ASCIIは7ビットで英数字中心、1バイト=8ビット=256通り、フルカラーはRGB各8ビット=24ビットという基本値を正確に押さえる。【選択肢解説】正しい。Unicodeは多言語を単一の文字集合で扱う規格で、UTF-8はその代表的な符号化方式である。
・B
【選択肢解説】ASCIIは基本的に7ビット(拡張しても8ビット)で英数字・記号を表す規格で、漢字を標準では表現できない。
・C
【選択肢解説】1バイトは8ビットであり表現できるのは256通りで、4ビット・16通りとする点が誤りである。
・D
【選択肢解説】フルカラーはRGB各8ビット(計24ビット)で約1677万色を表すもので、各4ビットとする点が誤りである。
関連過去問:2019年度 第2問(文字コード)関連
問14:CPUの構成と高速化技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:制御装置は演算装置から送られた命令を主記憶に書き戻す装置であり、四則演算や論理演算を実際に行う。
- B:マルチコアプロセッサは1つのCPU内に複数の処理コアを搭載し、複数の処理を並列に実行することでスループットの向上を図る。
- C:クロック周波数が高いほど1クロックあたりの実行命令数(IPC)が必ず増えるため、周波数だけで性能を完全に比較できる。
- D:パイプライン処理とは、1つの命令が完全に終わってから次の命令の取り出しを開始する逐次処理方式のことである。
【第14問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】CPUの構成(制御装置・演算装置)と高速化(マルチコア、パイプライン)【考え方】制御装置は命令の解読・指示、演算装置は計算実行という役割分担を押さえる。複数コアによる並列処理はスループット向上に寄与し、パイプラインは命令処理を重ねる技術である。クロック周波数だけでは性能比較できない点を整理する。【選択肢解説】制御装置は命令を解読して各装置に指示を出す装置であり、四則演算や論理演算を実際に行うのは演算装置である。
・B
【選択肢解説】正しい。マルチコアプロセッサは複数コアで処理を並列実行し、全体のスループット向上を図る技術である。
・C
【選択肢解説】クロック周波数が高くてもIPCやアーキテクチャが異なれば性能は変わり、周波数だけで完全に比較できるとする点が誤りである。
・D
【選択肢解説】パイプライン処理は複数命令の各段階を重ねて並行的に進める技術で、逐次処理とする記述は誤りである。
関連過去問:2020年度 第3問(CPU高速化)関連
問15:主記憶と補助記憶、および記憶階層に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:記憶装置をアクセス速度の速い順に並べると、補助記憶(SSD)→主記憶→キャッシュメモリ→レジスタの順になる。
- B:主記憶は電源を切っても内容が保持される不揮発性の記憶装置であり、プログラムやデータを長期保存する用途に用いる。
- C:キャッシュメモリはCPUと主記憶の速度差を埋めるために両者の間に置かれ、主記憶より高速で容量は小さい。
- D:レジスタは補助記憶の一種で、記憶階層の中で最もアクセス速度が遅く容量が大きい記憶領域である。
【第15問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】記憶階層(レジスタ・キャッシュ・主記憶・補助記憶)【考え方】記憶階層は上位ほど高速・小容量・高価という関係にある。速い順にレジスタ→キャッシュ→主記憶→補助記憶。主記憶は揮発性、補助記憶は不揮発性で長期保存という役割分担も押さえる。【選択肢解説】速い順はレジスタ→キャッシュ→主記憶→補助記憶であり、補助記憶を先頭に置くこの順序は逆転している。
・B
【選択肢解説】主記憶(RAM)は揮発性で電源を切ると内容が失われ、長期保存に用いるのは不揮発性の補助記憶である。
・C
【選択肢解説】正しい。キャッシュメモリはCPUと主記憶の間に置かれ、主記憶より高速で容量は小さい。
・D
【選択肢解説】レジスタはCPU内部にあり最も高速で容量が小さい記憶で、最も遅く大容量とする点が誤りである。
関連過去問:2018年度 第5問(記憶階層)関連

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