問6:流通チャネルに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 直接チャネルとは、生産者が中間業者を介さず、消費者に直接製品を届ける経路である。
b 間接チャネルとは、卸売業者や小売業者などの中間業者を介して製品を届ける経路である。
c 流通チャネルにおける中間業者は、生産者と消費者の間の隔たりを埋める働きをもたず、単に商品を右から左へ動かすだけの存在である。
d 中間業者は、生産者と消費者の間にある場所・時間・数量・品揃えなどの隔たりを埋める機能を担う。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:誤 b:正 c:正 d:正
【第6問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】
直接チャネル・間接チャネルと流通の機能
【考え方】
流通チャネルの中間業者は、生産者と消費者の間にある場所・時間・数量・品揃えなどの隔たりを埋める機能を担う存在である。「隔たりを埋める働きをもたず、単に商品を動かすだけ」とする記述は、流通の機能を否定しており誤り。直接チャネル・間接チャネルの区別もあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcで、中間業者は場所や時間などの隔たりを埋める機能を担うものであり、単に商品を動かすだけとする記述は誤りである。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている。cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:R6,問35/R7,問33
問7:チャネル政策に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 開放的チャネル政策は、できるだけ多くの店舗で製品を扱ってもらい、販売機会を最大化しようとする政策である。
b 排他的チャネル政策は、特定の地域で一つの流通業者だけに販売権を与えるなど、取扱店を絞り込む政策である。
c 選択的チャネル政策は、一定の基準を満たす流通業者を選んで製品を扱ってもらう、両者の中間的な政策である。
d 開放的チャネル政策は、取扱店を絞り込むことでブランドの管理を徹底できる一方、販売機会が限られるという特徴をもつ。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- C:ウ a:誤 b:正 c:正 d:誤
- D:エ a:正 b:誤 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:誤 c:誤 d:誤
【第7問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】
チャネル政策の3類型とトレードオフ
【考え方】
開放的チャネル政策は、取扱店を広げて販売機会を最大化する政策であり、ブランド管理は難しくなりやすい。取扱店を絞り込みブランド管理を徹底するのは排他的チャネル政策である。開放的政策の説明に排他的政策の特徴を当てはめた記述は、両者を取り違えており誤り。販売機会とブランド管理のトレードオフが要点。
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdで、開放的チャネル政策は販売機会を広げる政策であり、取扱店を絞りブランド管理を徹底するとした記述は排他的政策との取り違えである。
・B
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はb・dの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、dは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:H22,問25/R7,問33
問8:製品タイプとチャネル政策に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 最寄品(日用品など、手近で頻繁に購入される製品)は、多くの店舗で扱う開放的チャネル政策と相性がよい。
b 専門品(購入頻度が低く、消費者が強いこだわりをもって選ぶ製品)は、できるだけ多くの店舗で広く扱う開放的チャネル政策が最も適する。
c 買回品(消費者が複数の店を比較して選ぶ製品)は、選択的チャネル政策と結び付けて考えられることが多い。
d 専門品では、限られた取扱店で丁寧に販売する排他的・選択的なチャネル政策がとられやすい。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:誤 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:誤 c:正 d:誤
【第8問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】
製品タイプとチャネル政策の対応
【考え方】
専門品は、消費者が強いこだわりをもって指名買いする製品であり、限られた取扱店で丁寧に扱う排他的・選択的なチャネル政策と相性がよい。「専門品はできるだけ多くの店舗で広く扱う開放的チャネル政策が最も適する」とする記述は、専門品に最寄品向けの政策を当てはめており誤り。最寄品=開放的、専門品=排他的・選択的という対応が要点。
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はa・bの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、bは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「誤」(誤り記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:誤 c:正 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはbで、専門品は限られた取扱店で扱う政策が適するものであり、開放的チャネル政策が最も適するとした記述は誤りである。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている。dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:H22,問25/R7,問33
問9:チャネルの管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a メーカーが直販を始めて既存の小売業者と対立するように、流通の異なる段階にある者どうしの対立は、水平的コンフリクトである。
b 水平的コンフリクトとは、同じ段階にある流通業者どうし(例:小売業者どうし)の対立である。
c 垂直的コンフリクトとは、流通の異なる段階にある者どうし(例:メーカーと小売業者)の対立である。
d 垂直的マーケティング・システム(VMS)は、メーカー・卸・小売などが一体的に管理・調整される流通システムである。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:誤 d:正
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:誤
- D:エ a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- E:オ a:誤 b:誤 c:正 d:誤
【第9問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】
チャネル・コンフリクトとVMS
【考え方】
メーカーと小売業者の対立のように、流通の異なる段階にある者どうしの対立は垂直的コンフリクトである。「異なる段階の者どうしの対立が水平的コンフリクト」とする記述は、水平的と垂直的を取り違えており誤り。同じ段階どうしが水平的、異なる段階どうしが垂直的である。VMSによる一体的管理もあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「誤」(誤り記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:誤 b:正 c:正 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはaで、異なる段階の者どうしの対立は垂直的コンフリクトであり、これを水平的コンフリクトとした記述は取り違えである。
・C
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「誤」(誤り記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はb・dの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:H22,問25/H30,問29
問10:チャネルの新しい形態に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a オムニチャネルとは、店舗・EC・アプリなど複数のチャネルを連携させ、顧客にどのチャネルからでも一貫した体験を提供しようとする考え方である。
b D2C(Direct to Consumer)とは、メーカーが卸・小売などを介さず、消費者に直接販売する形態である。
c マルチチャネルとオムニチャネルは同じ意味であり、複数チャネルが互いに連携しているか否かによる違いはない。
d サブスクリプションとは、定額・継続課金によって製品・サービスを継続的に利用してもらう収益モデルである。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:正
- D:エ a:誤 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:誤 d:正
【第10問:正解と解説】
正解:E
・A
【論点】
マルチチャネル・オムニチャネル・D2C・サブスクリプション
【考え方】
マルチチャネルは複数のチャネルを併用する形態、オムニチャネルはそれらを連携させ一貫した顧客体験を提供する点に特徴があり、両者はチャネル間の連携の有無で区別される。「両者は同じ意味で連携の有無による違いはない」とする記述は、この区別を無視しており誤り。D2Cやサブスクリプションの基本もあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている。cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcで、オムニチャネルはチャネル連携に特徴があり、マルチチャネルと同じ意味で連携の有無による違いはないとした記述は誤りである。
関連過去問:R6,問35/H30,問29

コメント