問6:顧客との関係性に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a リレーションシップ・マーケティングは、一回限りの取引よりも、顧客との長期的な関係の構築・維持を重視する考え方である。
b 顧客との関係を重視する背景には、新規顧客の獲得より既存顧客の維持のほうがコスト面で有利な場合が多いことがある。
c CRM(顧客関係管理)は、新規顧客の一度きりの獲得のみを目的とし、既存顧客との継続的な関係の管理は対象としない。
d CRMは、顧客情報を活用して顧客との関係を管理し、顧客生涯価値の向上を図る取り組みである。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:誤 b:正 c:正 d:正
【第6問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】
リレーションシップ・マーケティングとCRM
【考え方】
CRM(顧客関係管理)は、顧客情報を活用して既存顧客との関係を継続的に管理し、顧客生涯価値を高めることを目指す取り組みである。「新規顧客の一度きりの獲得のみを目的とし、既存顧客との継続的な関係は対象としない」とする記述は、CRMの長期的関係重視という本質と正反対で誤り。
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcで、CRMは既存顧客との継続的な関係管理を含むものであり、新規顧客の一度きりの獲得のみを目的とする記述は正反対である。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている。cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:R4,問31/R6,問31
問7:マーケティング環境の分析に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 3C分析は、市場・顧客(Customer)・競合(Competitor)・自社(Company)の3つの視点から市場環境を分析する枠組みである。
b マクロ環境は、政治・経済・社会・技術など、企業が直接コントロールしにくい広い外部環境を指す。
c ミクロ環境は、顧客・競合・供給業者・流通業者など、企業活動に比較的近い外部環境を指す。
d マクロ環境の要因は、個々の企業が働きかけて自由に変えられるため、企業にとってコントロール可能な環境と位置づけられる。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- C:ウ a:誤 b:正 c:正 d:誤
- D:エ a:正 b:誤 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:誤 c:誤 d:誤
【第7問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】
環境分析(3C・ミクロ環境・マクロ環境)
【考え方】
マクロ環境(政治・経済・社会・技術など)は、個々の企業が直接コントロールすることが難しい外部環境である。「個々の企業が働きかけて自由に変えられるコントロール可能な環境」とする記述は、マクロ環境の性格と正反対で誤り。3C(顧客・競合・自社)やミクロ環境との区別もあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdで、マクロ環境は企業が直接コントロールしにくい外部環境であり、自由に変えられるコントロール可能な環境とする記述は正反対である。
・B
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はb・dの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、dは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:R7,問32設問1/R4,問3
問8:市場のセグメンテーションに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a セグメンテーションとは、市場を共通のニーズや特徴をもつ顧客グループに分けることをいう。
b セグメンテーションでは、細分化した市場は測定や到達ができなくてもよく、細かく分ければ分けるほど常に有効性が高まる。
c セグメンテーションの基準(変数)には、地理的・人口統計的・心理的・行動的といった要素がある。
d 細分化された市場が有効であるためには、規模や購買力が測定でき、その市場に到達できることなどが求められる。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:誤 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:誤 c:正 d:誤
【第8問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】
セグメンテーションの基準と有効条件
【考え方】
有効なセグメンテーションには、市場規模や購買力の測定可能性、到達可能性、十分な規模などの条件が求められる。過度に細分化すると、かえって測定・到達が難しくなったり規模が小さくなりすぎたりして有効性を損なう。「測定や到達ができなくてもよく、細かく分けるほど常に有効性が高まる」とする記述は、有効条件を無視しており誤り。
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はa・bの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、bは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「誤」(誤り記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:誤 c:正 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはbで、有効なセグメントには測定可能性や到達可能性が求められ、細かく分けるほど常に有効性が高まるとする記述は誤りである。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている。dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:R7,問32/基礎知識
問9:ターゲティングに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 集中型マーケティングは、市場全体に対して単一のマーケティング・ミックスで働きかける戦略であり、経営資源の大きい大企業に特に適する。
b 無差別型マーケティングは、市場全体を一つとみなし、単一のマーケティング・ミックスで働きかける戦略である。
c 差別型マーケティングは、複数のセグメントに対して、それぞれに合わせたマーケティング・ミックスで働きかける戦略である。
d 集中型マーケティングは、特定のセグメントに経営資源を集中させる戦略であり、経営資源の限られる中小企業に適することが多い。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:誤 d:正
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:誤
- D:エ a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- E:オ a:誤 b:誤 c:正 d:誤
【第9問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】
ターゲティングの3類型と集中型マーケティング
【考え方】
集中型マーケティングは、特定のセグメントに経営資源を集中させる戦略であり、資源の限られる中小企業に適することが多い。「市場全体に単一のミックスで働きかける戦略で大企業に適する」とする記述は、無差別型の内容を集中型に当てはめており誤り。無差別型・差別型・集中型の区別が要点。
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「誤」(誤り記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:誤 b:正 c:正 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはaで、集中型は特定セグメントに資源を集中する戦略であり、市場全体に単一ミックスで働きかけるとした記述は無差別型との取り違えである。
・C
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「誤」(誤り記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はb・dの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:R7,問32/基礎知識
問10:ポジショニングに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a ポジショニングとは、ターゲット顧客の心の中で、自社の商品やブランドを競合とは異なる位置に位置づけることをいう。
b 知覚マップ(ポジショニング・マップ)は、顧客が複数のブランドをどう認識しているかを、評価軸を用いて図示するものである。
c ポジショニングは、競合との違いを顧客に認識させる必要はなく、自社が主観的に他社と違うと考えてさえいれば成立する。
d 環境や競争の変化に応じて、自社の位置づけを取り直すリポジショニングが行われることがある。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:正
- D:エ a:誤 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:誤 d:正
【第10問:正解と解説】
正解:E
・A
【論点】
ポジショニングと知覚マップ
【考え方】
ポジショニングは、ターゲット顧客の心の中で競合との違いを認識させてはじめて成立するものであり、顧客の知覚が要となる。「顧客に認識させる必要はなく、自社が主観的に違うと考えてさえいれば成立する」とする記述は、顧客の知覚という本質を欠いており誤り。知覚マップやリポジショニングもあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている。cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcで、ポジショニングは顧客に競合との違いを認識させて成立するものであり、自社の主観だけで成立するとする記述は誤りである。
関連過去問:R7,問32/基礎知識

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