問1:技術を企業の競争力や事業成果に結び付けるための経営を何というか。
- A:品質管理(QC)
- B:技術経営(MOT)
- C:研究開発管理
【第1問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。品質管理(QC)は品質の維持・改善の活動であり、技術経営そのものを指す語ではない。
・B:適切。技術を競争力・事業成果に結び付ける経営が技術経営(MOT、Management of Technology)である。研究開発・製品開発・市場導入・事業化までを一体で捉える。【試験対策】MOT=技術を事業化・収益化まで一体で捉える経営。
・C:不適切。研究開発管理は研究開発活動そのものの管理であり、技術を競争力・事業成果に結び付ける経営全体を指す技術経営(MOT)より狭い概念である。
関連過去問:R7,問9/H20,問7
問2:将来の市場・製品・技術の関係を時間軸で整理し、研究開発と事業戦略の整合を図る道具を何というか。
- A:技術ロードマップ
- B:製品ロードマップ
- C:ガントチャート
【第2問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。市場・製品・技術の関係を時間軸で整理するのが技術ロードマップである。研究開発は不確実性が高いため、事業戦略との整合を図る道具として用いる。【試験対策】技術ロードマップ=時間軸で技術と事業戦略を整合。
・B:不適切。製品ロードマップは製品の投入計画を時間軸で示すものであり、市場・製品・技術を統合して研究開発と事業戦略の整合を図る技術ロードマップより対象が狭い。
・C:不適切。ガントチャートは作業工程を時間軸で表す進捗管理表であり、技術ロードマップとは目的が異なる。
関連過去問:R7,問9/H20,問7
問3:社外の知識・技術を活用してイノベーションを促す考え方を何といい、提唱者は誰か。
- A:リーン・スタートアップ/リース
- B:クローズドイノベーション/チェスブロウ
- C:オープンイノベーション/チェスブロウ
【第3問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切。リーン・スタートアップ(リース)は仮説検証型の起業手法であり、オープンイノベーションではない。
・B:不適切。クローズドイノベーションは主に自社内部で進める考え方であり、社外知識の活用を促すオープンイノベーションとは逆である。
・C:適切。社外の知識を取り込み自社技術も外部に出して革新を加速する考え方がオープンイノベーションで、提唱者はチェスブロウである。自社内部中心はクローズドイノベーション。【試験対策】オープンイノベーション=チェスブロウ。
関連過去問:R5,問30/H30,問20
問4:オープンイノベーションのリスクとして適切なものはどれか。
- A:外部連携によって常に研究開発費がゼロになること
- B:知的財産権を一切管理しなくてよくなること
- C:自社技術・ノウハウの外部流出や知財の調整コスト
【第4問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切。外部連携によって研究開発費が常にゼロになるわけではなく、むしろ知財調整や連携のコストが生じる。
・B:不適切。オープンイノベーションでも知的財産権の帰属・管理はむしろ重要であり、一切管理しなくてよくなるわけではない。
・C:適切。オープンイノベーションは外部知識・技術を活用して開発を加速できる一方、自社技術・ノウハウの流出、知的財産権の帰属、利益配分、秘密保持などの調整コストが生じる。外部連携を行えば必ず成功するわけではなく、知財・契約管理が重要となる。【試験対策】オープンイノベーション=開発加速の可能性+知財・ノウハウ流出リスク。
関連過去問:基礎知識
問5:新しい製品・生産方法・市場・組織などを生み出し経済的価値を実現することを何といい、これを「新結合」と説明したのは誰か。
- A:イノベーション/シュンペーター
- B:発明/エジソン
- C:イノベーション/ドラッカー
【第5問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。新しい製品・サービス・生産方法・市場・組織を生み出し価値を実現するのがイノベーションで、新結合として説明したのはシュンペーターである。発明そのものではなく市場導入・普及まで含む。【試験対策】イノベーション=新結合(シュンペーター)。発明との違いに注意。
・B:不適切。発明は新しい技術・アイデアの創出であり、市場導入・普及まで含むイノベーションとは異なる。
・C:不適切。ドラッカーはマネジメント論で著名だが、「新結合」としてイノベーションを説明した人物ではない。
関連過去問:R6,問9/H30,問9

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