問26:専門化率と多角化の程度の関係として適切なものはどれか。
- A:専門化率と多角化の程度は無関係
- B:専門化率が高いほど多角化の程度は低い
- C:専門化率が高いほど多角化の程度は高い
【第26問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。専門化率は多角化度を判定する指標であり、無関係ではない。
・B:適切。専門化率(最大事業の売上比率)が高いほど、最大事業への依存度が高く、多角化の程度は低いと判断される。【試験対策】専門化率↑=多角化度↓の逆相関。
・C:不適切。逆である。専門化率が高いほど特定事業への依存が強く、多角化度は低い。
関連過去問:R6,問3
問27:ルメルトの多角化分類における基本的なタイプとして、単一事業型・垂直型のほかに挙げられるものはどれか。
- A:関連事業型・非関連事業型
- B:花形型・負け犬型
- C:前方型・後方型
【第27問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。ルメルトの多角化分類では、専門化率・垂直比率・関連比率などをもとに、単一事業型・垂直型・関連型・非関連型などに分類する。細かな下位分類もあるが、初級編では、既存事業との関連性を活かす関連型と、関連性の乏しい非関連型の違いを押さえる。【試験対策】ルメルト=多角化の分類、専門化率が高いほど多角化度は低い。
・B:不適切。花形・負け犬はPPMの象限名であり、ルメルトの多角化タイプではない。
・C:不適切。前方・後方は垂直統合の方向であり、多角化タイプの名称ではない。
関連過去問:R6,問3
問28:水平統合が伴いうる規制上のリスクとして適切なものはどれか。
- A:労働基準法違反
- B:会社法上の配当規制
- C:市場シェアの過度な集中による独占禁止法上の規制
【第28問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切。労働基準法は労働条件に関する法であり、水平統合に固有の規制リスクではない。
・B:不適切。会社法上の配当規制は剰余金の分配可能額に関するルールであり、水平統合に固有の規制リスクではない。
・C:適切。水平統合は市場シェアの過度な集中により独占禁止法上の規制(企業結合規制)を受ける可能性がある。【試験対策】水平統合=市場支配力拡大の一方で独禁法リスク。
関連過去問:基礎知識
問29:関連多角化で想定したシナジーが実現しない要因として適切なものはどれか。
- A:事業間の関連性の過大評価や組織間の連携不足
- B:事業間の関連性が高すぎること自体
- C:資金が潤沢すぎること
【第29問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。事業間の関連性を過大評価していた場合や、組織間の連携不足・資源配分の失敗などにより、期待したシナジーが実現しないことがある。【試験対策】シナジーは「見込み」であり、関連性の過大評価・連携不足で未実現になりうる。
・B:不適切。関連性が高いこと自体はシナジーの前提であり、失敗要因は関連性の過大評価や連携不足である。
・C:不適切。資金の潤沢さはシナジー未実現の直接要因ではない。
関連過去問:基礎知識
問30:PPMで「負け犬」に分類された事業への基本的な対応として適切なものはどれか。
- A:縮小・撤退を検討する
- B:最優先で成長投資する
- C:必ず即時に売却する
【第30問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。負け犬は市場成長率・相対的市場シェアともに低く、追加投資の効果が見込みにくいため、縮小・撤退を検討するのが基本である。ただし、他事業とのシナジーや一定の収益性がある場合もあるため、機械的に即撤退と判断するのは不適切である。【試験対策】負け犬=縮小・撤退を検討。ただしPPMだけで機械的に判断しない。
・B:不適切。負け犬は投資効果が見込みにくく、最優先の成長投資対象ではない。
・C:不適切。収益性次第では維持されることもあり、必ず即時売却とは限らない。
関連過去問:基礎知識

コメント