問16:稼働分析の手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:連続観測法は、ランダムな時点だけを瞬間的に観測する方法である。
- B:ワークサンプリング法は、長時間連続して作業を観測し続ける方法である。
- C:稼働分析は、作業者や設備の稼働率や手待ちの把握には役立たない。
- D:ワークサンプリング法は、多数の瞬間観測から状態の発生割合を統計的に推定する。
【第16問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】稼働分析【考え方】稼働分析には、対象を連続して観測する連続観測法と、ランダムな時点で瞬間観測を多数回行い状態割合を推定するワークサンプリング法がある。いずれも稼働率・手待ち・余裕の把握に役立つ。【選択肢解説】ランダムな瞬間観測を行うのはワークサンプリングであるため、正しくない。
・B
【選択肢解説】連続して観測するのは連続観測法であるため、正しくない。
・C
【選択肢解説】稼働分析は稼働率や手待ちの把握に役立つため、正しくない。
・D
【選択肢解説】多数の瞬間観測から状態割合を推定するというワークサンプリングの説明であり正しい。
関連過去問:R3,問14
問17:標準時間の活用に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:標準時間は、作業計画・原価計算・能力計画・賃金管理などに広く用いられる。
- B:標準時間は、偶然の遅れや異常値をそのまま反映して設定するのが望ましい。
- C:標準時間は、熟練者が最速で作業した時間を基準に設定するのが原則である。
- D:標準時間が不適切でも、負荷計画や原価見積りには影響しない。
【第17問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】標準時間の活用【考え方】標準時間は標準的条件で達成可能な時間であり、作業計画・原価計算・能力計画・賃金管理などに用いられる。異常値や偶然の遅れはそのまま反映せず、最速作業時間を基準にはしない。【選択肢解説】標準時間が各種管理に広く用いられるという説明であり正しい。
・B
【選択肢解説】異常値や偶然の遅れはそのまま反映しないため、正しくない。
・C
【選択肢解説】最速作業時間ではなく標準的条件で達成可能な時間を基準とするため、正しくない。
・D
【選択肢解説】標準時間は負荷計画や原価見積りに影響するため、正しくない。
関連過去問:R4,問13
問18:両手作業分析(両手動作分析)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:両手作業分析は、材料や製品の運搬経路の距離を測定する手法である。
- B:両手作業分析は、左右の手の動きを同時に記録し、片手の手待ちなどを分析する。
- C:両手作業分析は、工程の順序をネットワーク図で表す手法である。
- D:両手作業分析は、作業者と機械の遊休時間の関係を分析する手法である。
【第18問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】両手動作分析【考え方】両手作業分析は左右の手の動作を同時に記録し、片手の手待ちや動作の偏りを把握して、両手をバランスよく使う改善につなげる手法である。【選択肢解説】運搬経路の距離測定は両手作業分析の目的ではないため、正しくない。
・B
【選択肢解説】左右の手の動きを同時に記録し手待ちを分析するという説明であり正しい。
・C
【選択肢解説】工程順序のネットワーク化は両手作業分析ではないため、正しくない。
・D
【選択肢解説】作業者と機械の関係を扱うのは人・機械分析であるため、正しくない。
関連過去問:R2,問13
問19:作業改善における現状分析の視点に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:5W1Hのうち「Why」は、作業を行う場所を問う視点である。
- B:改善では現状を疑わず、まず標準を固定することが最優先とされる。
- C:5W1Hを用いて現状に疑問を持ち、目的・場所・順序・方法などを問い直すことが有効である。
- D:改善の視点は製造現場に限られ、事務・サービス業務には適用できない。
【第19問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】改善の視点(5W1H)【考え方】5W1Hは目的(Why・What)、場所(Where)、時期・順序(When)、担当(Who)、方法(How)を問い直す視点で、現状に疑問を持ち改善の糸口を探すのに有効である。事務・サービス業務にも適用できる。【選択肢解説】Whyは目的を問う視点でありWhereが場所を問うため、正しくない。
・B
【選択肢解説】改善では現状を疑うことが重要であるため、正しくない。
・C
【選択肢解説】5W1Hで現状を問い直すことが有効という説明であり正しい。
・D
【選択肢解説】改善の視点は事務・サービス業務にも適用できるため、正しくない。
関連過去問:R5,問13
問20:IE・作業研究の全体像に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:方法研究で標準時間を設定し、作業測定で作業方法を改善するのが基本の流れである。
- B:IEは製造現場専用の技術であり、事務作業やサービス業務には応用できない。
- C:作業研究では、作業方法の改善と標準時間の設定を切り離して行うのが原則である。
- D:方法研究で作業方法を改善し、作業測定で標準時間を設定するのが基本の流れである。
【第20問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】IEの目的・体系【考え方】IE・作業研究では、方法研究で作業方法を改善したうえで作業測定により標準時間を設定するのが基本の流れである。両者は組み合わせて用い、事務作業やサービス業務にも応用できる。【選択肢解説】標準時間の設定は作業測定、作業方法の改善は方法研究であり役割が逆であるため、正しくない。
・B
【選択肢解説】IEは事務作業やサービス業務にも応用できるため、正しくない。
・C
【選択肢解説】方法研究と作業測定は組み合わせて用いるため、正しくない。
・D
【選択肢解説】方法研究と作業測定の基本の流れを正しく説明しており正しい。
関連過去問:R3,問12

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