中小企業診断士 財務・会計 試験想定編(11〜15問)|企業価値評価・株式価値

【本問題についてのご注意】
オリジナル演習問題です(実際の過去問ではありません)。生成AIで作成し、複数のAIで相互検証していますが、誤りが含まれる可能性があります。公式テキスト・過去問と併用してください。
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問11:企業価値評価のアプローチに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:コスト・アプローチ(ネットアセット・アプローチ)は、マーケット・アプローチの一種である。
  • B:DCF法は、インカム・アプローチに分類される。
  • C:類似会社比較法(マルチプル法)は、コスト・アプローチに分類される。
  • D:簿価純資産法は、インカム・アプローチに分類される。
【第11問:正解と解説】

正解:B

・A
【選択肢解説】コスト・アプローチは純資産(ストック)に着目する独立したアプローチであり、市場での取引事例・類似会社に着目するマーケット・アプローチとは異なる。

・B
【論点】企業価値評価の3つのアプローチ(インカム・マーケット・コスト)の分類。【考え方】DCF法は、企業が将来生み出すキャッシュ・フロー(収益力)を割り引いて価値を求める手法であり、インカム・アプローチの代表的手法である。【選択肢解説】正しい。

・C
【選択肢解説】類似会社比較法は、類似上場会社の市場評価(倍率)を利用するマーケット・アプローチである。

・D
【選択肢解説】簿価純資産法は貸借対照表の純資産に基づくコスト・アプローチである。

関連過去問:R3,問22/H30,問23


問12:DCF法による企業価値評価に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:DCF法は、過去の利益実績のみに基づいて企業価値を算定する手法である。
  • B:DCF法で用いるフリー・キャッシュ・フローは、支払利息を控除した後のキャッシュ・フローである。
  • C:割引率には、リスクを考慮しない無リスク利子率を用いなければならない。
  • D:予測期間終了後の価値を示す継続価値(ターミナルバリュー)は、企業価値全体の大きな部分を占めることがある。
【第12問:正解と解説】

正解:D

・A
【選択肢解説】DCF法は将来のキャッシュ・フローの予測に基づいて価値を算定する手法であり、過去実績はあくまで予測の基礎資料である。

・B
【選択肢解説】エンタープライズDCF法のFCFは、債権者・株主双方に帰属する支払利息控除「前」(税引後営業利益ベース)のキャッシュ・フローである。

・C
【選択肢解説】割引率には事業リスクと資本構成を反映したWACC等を用いる。無リスク利子率では価値が過大に算定される。

・D
【論点】DCF法の構造(予測期間のFCFと継続価値)。【考え方】DCF法では、明示的な予測期間(通常3〜5年程度)のFCFの現在価値に、予測期間以降のFCFを一括評価した継続価値(ターミナルバリュー)の現在価値を加算する。実務上、継続価値が企業価値の過半を占めることも多く、その前提(永久成長率等)の設定が評価結果に大きく影響する。【選択肢解説】正しい。

関連過去問:R5,問22/H29,問23


問13:フリー・キャッシュ・フロー(FCF)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:FCFは、税引後営業利益に減価償却費を加算し、設備投資額と運転資本の増加額を控除して算定される。
  • B:FCFは、株主への配当を支払った後の残余のキャッシュ・フローである。
  • C:FCFの算定において、減価償却費は考慮する必要がない。
  • D:FCFは、キャッシュ・フロー計算書における営業活動によるキャッシュ・フローと常に一致する。
【第13問:正解と解説】

正解:A

・A
【論点】FCFの算定式。【考え方】FCF=営業利益×(1-税率)+減価償却費-設備投資額-正味運転資本の増加額。事業活動が生み出し、債権者と株主に分配可能なキャッシュ・フローを表す。【選択肢解説】正しい。

・B
【選択肢解説】FCFは配当支払「前」の、資金提供者(債権者・株主)全体に帰属するキャッシュ・フローである。

・C
【選択肢解説】減価償却費は非資金費用であるため、税引後営業利益に加算して調整する必要がある。

・D
【選択肢解説】営業CFとは投資関連の扱い等が異なる。FCFは概念的には営業CFから投資支出を控除したものに近く、常に一致するわけではない。

関連過去問:R4,問21/H28,問22


問14:PER(株価収益率)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:PERは、1株当たり純資産に対する株価の倍率である。
  • B:PERが低い銘柄は、常に割高であると判断される。
  • C:PERが高いほど、利益水準に対して株価が相対的に高く評価されていることを示す。
  • D:PERは、1株当たり配当額に対する株価の倍率である。
【第14問:正解と解説】

正解:C

・A
【選択肢解説】1株当たり純資産(BPS)に対する倍率はPBRである。

・B
【選択肢解説】PERの低さは一般に割安の目安とされる(ただし、低成長予想などを反映している場合もあり、単純な判断はできない)。「常に割高」とはいえない。

・C
【論点】PERの意味と解釈。【考え方】PER=株価÷1株当たり当期純利益(EPS)であり、利益の何倍まで株価が買われているかを示す。高いPERは、市場が将来の利益成長への期待を株価に織り込んでいることなどを示唆する。【選択肢解説】正しい。

・D
【選択肢解説】1株当たり配当額に対する比率は配当利回り(の逆数)に関連する概念であり、PERの定義ではない。

関連過去問:R2,問21/H30,問22


問15:PBR(株価純資産倍率)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:PBRが1倍を下回っている状態は、株価が1株当たり純資産を下回っていることを意味する。
  • B:PBRとPERの間に、PBR=PER×ROEという関係は成り立たない。
  • C:PBRは、株価を1株当たり売上高で除して算定される。
  • D:PBRが1倍未満の銘柄は、常に割高であると判断される。
【第15問:正解と解説】

正解:A

・A
【論点】PBRの意味。【考え方】PBR=株価÷1株当たり純資産(BPS)であり、PBRが1倍未満であることは、株価が1株当たり純資産を下回っていることを意味する。一般に「解散価値を下回る」と説明されることもあるが、貸借対照表上の純資産額と実際の清算価値は一致しない場合があるため、純資産を基準とする割安・割高判断の目安として理解する。収益性(ROE)の低さや資産の質への懸念を反映している場合がある。【選択肢解説】正しい。

・B
【選択肢解説】PBR=株価/BPS=(株価/EPS)×(EPS/BPS)=PER×ROEの関係が成り立つ。

・C
【選択肢解説】PBRの分母は1株当たり純資産である。売上高を用いるのはPSR(株価売上高倍率)である。

・D
【選択肢解説】PBR1倍未満はむしろ割安の目安とされることが多い。「常に割高」とはいえない。

関連過去問:R6,問21/R1,問22


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