中小企業診断士 財務・会計 試験想定編(1〜5問)|会計基準・個別論点

【本問題についてのご注意】
オリジナル演習問題です(実際の過去問ではありません)。生成AIで作成し、複数のAIで相互検証していますが、誤りが含まれる可能性があります。公式テキスト・過去問と併用してください。
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問1:当社は当期首に機械装置を所有権移転外ファイナンス・リース取引により調達した。以下の資料に基づき、リース資産の計上額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
⑴リース料は年額12,000千円(毎期末払い)、リース期間は5年(リース料総額60,000千円)である。
⑵貸手の購入価額は明らかでない。
⑶借手の見積現金購入価額は52,000千円である。
⑷リース料総額を借手の追加借入利子率で割り引いた現在価値は50,000千円である。

  • A:10,000千円
  • B:50,000千円
  • C:52,000千円
  • D:60,000千円
【第1問:正解と解説】

正解:B

・A
【選択肢解説】10,000千円はリース料総額60,000千円と計上額50,000千円の差額であり、リース期間全体の利息相当額の総額である。リース資産の計上額ではない。

・B
【論点】所有権移転外ファイナンス・リースにおけるリース資産の計上額の決定。貸手の購入価額が明らかでない場合は「リース料総額の割引現在価値」と「見積現金購入価額」のいずれか低い方による。リース料総額60,000千円は利息を含む金額であり、そのまま計上しない点が紛れである。【考え方】割引現在価値50,000千円<見積現金購入価額52,000千円であるため、リース資産・リース債務の計上額は50,000千円となる。【選択肢解説】正しい。

・C
【選択肢解説】見積現金購入価額をそのまま用いた誤り。割引現在価値50,000千円の方が低いため、50,000千円で計上する。

・D
【選択肢解説】利息相当額を含むリース料総額をそのまま計上した誤り。ファイナンス・リースでは利息相当額を控除した額で資産計上する。

関連過去問:R5,問6/H30,問7


問2:以下の資料に基づき、当期に計上すべき減損損失の金額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、当該資産には減損の兆候が認められている。
【資料】
・固定資産の帳簿価額 100,000千円
・割引前将来キャッシュ・フローの総額 90,000千円
・使用価値 75,000千円
・正味売却価額 78,000千円

  • A:10,000千円
  • B:22,000千円
  • C:25,000千円
  • D:減損損失は計上されない
【第2問:正解と解説】

正解:B

・A
【選択肢解説】帳簿価額と割引前将来キャッシュ・フローの差額(100,000-90,000=10,000千円)を減損損失とした誤り。割引前キャッシュ・フローは減損の認識の判定にのみ用い、測定には回収可能価額を用いる。

・B
【論点】減損損失の認識の判定(割引前将来CFとの比較)と測定(回収可能価額まで減額)の2段階を問う複合問題。【考え方】認識の判定:割引前将来CF90,000千円<帳簿価額100,000千円のため減損を認識する。測定:回収可能価額=正味売却価額78,000千円と使用価値75,000千円のいずれか高い方=78,000千円。減損損失=100,000-78,000=22,000千円。【選択肢解説】正しい。

・C
【選択肢解説】回収可能価額として使用価値75,000千円を用いた誤り(100,000-75,000=25,000千円)。回収可能価額は正味売却価額と使用価値のいずれか高い方である。

・D
【選択肢解説】割引前将来CF(90,000千円)が帳簿価額を下回っているため、減損損失の認識が必要である。

関連過去問:R4,問6/R1,問8


問3:以下の資料に基づき、当期の損益計算書に計上される退職給付費用として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
・勤務費用 5,000千円
・利息費用 1,200千円
・期待運用収益 800千円
・数理計算上の差異の当期償却額(借方差異の償却) 300千円
・年金基金への掛金拠出額 2,000千円

  • A:3,700千円
  • B:5,400千円
  • C:5,700千円
  • D:7,300千円
【第3問:正解と解説】

正解:C

・A
【選択肢解説】掛金拠出額2,000千円を費用から控除した誤り(5,700-2,000=3,700千円)。掛金の拠出は退職給付引当金の取崩し(年金資産の増加)であり、費用の計算には影響しない紛れの資料である。

・B
【選択肢解説】数理計算上の差異の償却額300千円を含めなかった誤り(5,000+1,200-800=5,400千円)。借方差異の償却額は退職給付費用に加算される。

・C
【論点】退職給付費用の構成要素(勤務費用+利息費用-期待運用収益±数理計算上の差異等の償却額)を問う問題。掛金拠出額は費用計算に用いない紛れの資料である。【考え方】退職給付費用=勤務費用5,000+利息費用1,200-期待運用収益800+数理計算上の差異の償却額300=5,700千円。【選択肢解説】正しい。

・D
【選択肢解説】期待運用収益を控除せず加算した誤り(5,000+1,200+800+300=7,300千円)。期待運用収益は年金資産の運用による収益の見込額であり、費用から控除する。

関連過去問:R3,問8/H29,問8


問4:当社は当期首に設備(耐用年数3年)を取得した。当該設備には使用後に除去する法的義務があり、3年後の除去に要する支出は10,000千円と見積もられた。割引率を年3%とした場合、取得時に計上すべき資産除去債務の金額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、計算上端数が生じる場合は千円未満を四捨五入すること。

  • A:9,151千円
  • B:9,426千円
  • C:9,709千円
  • D:10,000千円
【第4問:正解と解説】

正解:A

・A
【論点】資産除去債務の取得時の計上額(割引現在価値)の計算。【考え方】資産除去債務=将来の除去支出見積額を割引率で現在価値に割り引いた額=10,000÷(1.03)³=10,000÷1.092727≒9,151千円。同額を有形固定資産の帳簿価額に加算し、以後、時の経過に応じて利息費用を計上して債務を増額していく。【選択肢解説】正しい。

・B
【選択肢解説】2年分しか割り引いていない誤り(10,000÷1.03²≒9,426千円)。除去は3年後であるため3年分割り引く。

・C
【選択肢解説】1年分しか割り引いていない誤り(10,000÷1.03≒9,709千円)。

・D
【選択肢解説】将来の支出見積額を割り引かずにそのまま計上した誤り。資産除去債務は割引後の現在価値で計上する。

関連過去問:R2,問7/R6,問7


問5:以下の資料に基づき、決算時に計上される為替差損益として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
⑴売掛金 1,000ドル(取引発生時の為替レート:1ドル=110円)
⑵外貨預金 500ドル(預入時の為替レート:1ドル=108円)
⑶前受金 300ドル(受領時の為替レート:1ドル=112円)
⑷決算時の為替レート 1ドル=115円

  • A:5,000円の為替差益
  • B:7,600円の為替差益
  • C:8,500円の為替差益
  • D:9,400円の為替差益
【第5問:正解と解説】

正解:C

・A
【選択肢解説】売掛金の換算差額のみを計上し、外貨預金の換算替えを行わなかった誤り。外貨預金も貨幣性項目であり決算時レートで換算する。

・B
【選択肢解説】非貨幣性項目である前受金まで決算時レートで換算し、差損900円((115-112)×300)を控除した誤り(8,500-900=7,600円)。

・C
【論点】外貨建項目の決算時換算。貨幣性項目(外貨建金銭債権債務・外貨預金)は決算時レートで換算替えするが、前受金・前払金などの非貨幣性項目は換算替えしない。前受金は紛れの資料である。【考え方】売掛金:(115-110)×1,000ドル=5,000円の差益。外貨預金:(115-108)×500ドル=3,500円の差益。前受金は換算替えしない。為替差益=5,000+3,500=8,500円。【選択肢解説】正しい。

・D
【選択肢解説】前受金を換算した差額900円を差益として加算した誤り(8,500+900=9,400円)。前受金はすでに対価を受領済みであり、為替変動リスクを負わないため換算替えしない。

関連過去問:R5,問7/H28,問6


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