問1:以下の資料に基づき、企業価値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
・事業価値 2,000
・非事業用資産(投資有価証券) 300
・有利子負債 800
- A:2,300
- B:1,500
- C:2,000
- D:3,100
【第1問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】企業価値(事業価値+非事業用資産)を求める複合問題。有利子負債は企業価値から株主価値を求める際に控除するものであり、企業価値の算定では控除しない紛れの資料である。【考え方】企業価値=事業価値2,000+非事業用資産300=2,300。有利子負債は企業価値の算定では控除しない。【選択肢解説】正しい。2,000+300=2,300。
・B
【選択肢解説】有利子負債を控除した(株主価値と混同した)誤りで、2,300-800=1,500。
・C
【選択肢解説】事業価値のみを答えた誤りで、2,000。
・D
【選択肢解説】有利子負債を加算した誤りで、2,300+800=3,100。
関連過去問:R6,問15
問2:以下の資料に基づき、株主価値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
・企業価値 2,300
・有利子負債 800
・現金及び現金同等物 200
・非事業用資産 100(企業価値にすでに含まれている)
- A:1,500
- B:1,700
- C:1,600
- D:1,900
【第2問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】ネット有利子負債(有利子負債-現金及び現金同等物)を用いて株主価値を求める複合問題。すでに企業価値に含まれる非事業用資産を再度控除しない点に注意する。【考え方】ネット有利子負債=有利子負債800-現金200=600。株主価値=企業価値2,300-ネット有利子負債600=1,700。【選択肢解説】ネットでなく総有利子負債800で控除した誤りで、2,300-800=1,500。
・B
【選択肢解説】正しい。2,300-600=1,700。
・C
【選択肢解説】企業価値に含まれる非事業用資産100を再度控除した誤りで、1,700-100=1,600。
・D
【選択肢解説】現金を控除せず加算方向に誤った誤りで、1,900。
関連過去問:R6,問15
問3:以下の資料に基づき、フリー・キャッシュ・フロー(FCF)として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
・税引後営業利益(NOPAT) 300
・減価償却費 100
・設備投資額 150
・運転資本の増加 50
・支払利息 40
- A:160
- B:600
- C:200
- D:400
【第3問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】FCFを税引後営業利益ベースで求める複合問題。支払利息はFCFの算定に含めない紛れの資料である。【考え方】FCF=税引後営業利益300+減価償却費100-設備投資150-運転資本増加50=200。支払利息は含めない。【選択肢解説】支払利息40を控除した誤りで、200-40=160。
・B
【選択肢解説】設備投資・運転資本増加を加算した誤りで、300+100+150+50=600。
・C
【選択肢解説】正しい。300+100-150-50=200。
・D
【選択肢解説】設備投資・運転資本増加を控除しなかった誤りで、300+100=400。
関連過去問:R6,問15
問4:以下の資料に基づき、市場価値を基準としたWACCとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
・有利子負債(時価) 1,000
・自己資本(時価) 3,000
・税引前の負債コスト 4%
・株主資本コスト 12%
・実効税率 30%
- A:10.0%
- B:5.1%
- C:7.4%
- D:9.7%
【第4問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】市場価値割合と税引後負債コストを用いてWACCを算定する複合問題。負債コストは税引後にする点に注意する。【考え方】負債割合=1,000/4,000=0.25、自己資本割合=0.75。税引後負債コスト=4%×0.7=2.8%。WACC=0.25×2.8%+0.75×12%=0.7+9=9.7%。【選択肢解説】税引前の負債コスト4%を用いた誤りで、0.25×4+0.75×12=10.0%。
・B
【選択肢解説】負債と自己資本の割合を取り違えた誤りで、0.75×2.8+0.25×12=5.1%。
・C
【選択肢解説】単純平均した誤りで、(2.8+12)÷2=7.4%。
・D
【選択肢解説】正しい。0.25×2.8+0.75×12=9.7%。
関連過去問:R6,問15
問5:以下の資料に基づき、予測期間最終年度末時点における継続価値(ターミナルバリュー)として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
・予測最終年度(5年目)のFCF 200
・6年目以降の成長率 2%
・WACC 10%
- A:2,550
- B:2,500
- C:2,040
- D:1,700
【第5問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】継続価値(翌年度FCF÷(WACC-成長率))を求める複合問題。分子には成長後の翌年度FCFを用いる点に注意する。【考え方】翌年度(6年目)FCF=200×(1+0.02)=204。継続価値=204÷(0.10-0.02)=204÷0.08=2,550。【選択肢解説】正しい。204÷0.08=2,550。
・B
【選択肢解説】5年目のFCF200を成長させず分子とした誤りで、200÷0.08=2,500。
・C
【選択肢解説】成長率を無視した誤りで、204÷0.10=2,040。
・D
【選択肢解説】成長率を加算した誤りで、204÷0.12=1,700。
関連過去問:R6,問15

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