中小企業診断士 財務・会計 試験想定編(1〜5問)|投資評価・設備投資

【本問題についてのご注意】
オリジナル演習問題です(実際の過去問ではありません)。生成AIで作成し、複数のAIで相互検証していますが、誤りが含まれる可能性があります。公式テキスト・過去問と併用してください。
→ 免責事項の詳細

問1:当社は初期投資額10,000千円の設備投資案を検討している。この投資により毎年3,200千円のキャッシュ・フローが4年間にわたり得られる見込みである。割引率を8%とした場合の正味現在価値(NPV)として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、8%・4年の年金現価係数は3.3121、8%・4年の複利現価係数は0.7350とする。

  • A:△592千円
  • B:599千円
  • C:2,800千円
  • D:10,599千円
【第1問:正解と解説】

正解:B

・A
【選択肢解説】毎年のキャッシュ・フローをすべて4年後に一括して生じるものとして複利現価係数を適用した誤り(3,200×4×0.7350-10,000=△592千円)。毎年生じるCFには年金現価係数を用いる。

・B
【論点】年金現価係数を用いたNPVの基本計算。複利現価係数は本問では用いない紛れの資料である。【考え方】CFの現在価値=3,200×3.3121=10,598.7千円。NPV=10,598.7-10,000≒599千円。NPV>0であるため投資は採択すべきと判断される。【選択肢解説】正しい。

・C
【選択肢解説】貨幣の時間価値を考慮せず、CF総額から投資額を控除した誤り(3,200×4-10,000=2,800千円)。

・D
【選択肢解説】キャッシュ・フローの現在価値合計であり、初期投資額10,000千円が控除されていない。

関連過去問:R5,問16/R2,問17


問2:当社はある設備投資により、年間の売上収入が5,000千円、現金支出費用が2,000千円増加すると見込んでいる。この設備の年間の減価償却費は1,000千円であり、法人税等の実効税率は30%である。この投資による年間の税引後キャッシュ・フローとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

  • A:1,400千円
  • B:2,100千円
  • C:2,400千円
  • D:3,000千円
【第2問:正解と解説】

正解:C

・A
【選択肢解説】税引後利益((5,000-2,000-1,000)×0.7=1,400千円)のみを計算し、非資金費用である減価償却費1,000千円の足し戻しを忘れた誤り。

・B
【選択肢解説】(5,000-2,000)×(1-0.3)=2,100千円であり、減価償却費の損金算入による節税効果(タックスシールド)300千円が漏れている。

・C
【論点】税引後キャッシュ・フローの計算(減価償却費のタックスシールドの反映)。【考え方】税引後CF=(収入-現金支出費用-減価償却費)×(1-税率)+減価償却費=(5,000-2,000-1,000)×0.7+1,000=1,400+1,000=2,400千円。別解:(5,000-2,000)×0.7+1,000×0.3=2,100+300=2,400千円。減価償却費は現金支出を伴わないが、損金算入により税金を減らす効果を持つ。【選択肢解説】正しい。

・D
【選択肢解説】税金を考慮しない税引前の営業キャッシュ・フロー(5,000-2,000=3,000千円)である。

関連過去問:R4,問17/H30,問18


問3:初期投資額8,000千円の投資案から、以下のキャッシュ・フローが見込まれている。回収期間法(補間法により月数まで計算)による回収期間として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、キャッシュ・フローは各年度を通じて均等に生じるものとする。
【資料】
・1年度末までのCF 3,000千円
・2年度末までのCF 3,000千円
・3年度末までのCF 4,000千円
・4年度末までのCF 4,000千円

  • A:2.0年
  • B:約2.29年
  • C:2.5年
  • D:3.0年
【第3問:正解と解説】

正解:C

・A
【選択肢解説】2年度末までの累積CFは6,000千円であり、投資額8,000千円をまだ回収できていない。

・B
【選択肢解説】年平均CF((3,000+3,000+4,000+4,000)÷4=3,500千円)で投資額を除した簡便計算(8,000÷3,500≒2.29年)であり、本問の指示である補間法(累積CF基準)とは異なる。

・C
【論点】回収期間法(累積キャッシュ・フローと補間による端数計算)。【考え方】累積CF:1年度末3,000、2年度末6,000、3年度末10,000。投資額8,000千円は2年度末時点で残り2,000千円未回収であり、3年度のCF4,000千円で回収される。回収期間=2年+2,000÷4,000=2.5年。【選択肢解説】正しい。

・D
【選択肢解説】回収が完了する年度末までを回収期間とした誤り(切上げ)。補間法では年度内の回収時点まで計算する。

関連過去問:R3,問17/H29,問18


問4:当社は耐用年数3年の設備投資プロジェクトを検討している。プロジェクト終了時(第3年度末)には、設備を2,500千円で売却できる見込みであり、その時点の設備の帳簿価額は2,000千円である。また、プロジェクト開始時に投下した正味運転資本1,000千円は終了時に全額回収される。法人税等の実効税率を30%とした場合、第3年度末に生じるプロジェクト終了に伴うキャッシュ・フロー(年々の営業キャッシュ・フローを除く)として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

  • A:2,350千円
  • B:2,750千円
  • C:3,350千円
  • D:3,500千円
【第4問:正解と解説】

正解:C

・A
【選択肢解説】正味運転資本の回収1,000千円を含めなかった誤り(2,500-150=2,350千円)。

・B
【選択肢解説】売却「価額」全体に課税した誤り(2,500×0.7+1,000=2,750千円)。課税されるのは売却益(売却価額-帳簿価額)の部分である。

・C
【論点】プロジェクト終了時キャッシュ・フロー(設備売却に伴う税金と正味運転資本の回収)の計算。【考え方】売却益=2,500-帳簿価額2,000=500千円。売却益に対する税金=500×30%=150千円。終了時CF=売却収入2,500-税金150+運転資本回収1,000=3,350千円。【選択肢解説】正しい。

・D
【選択肢解説】売却益に対する課税150千円を考慮しなかった誤り(2,500+1,000=3,500千円)。

関連過去問:R6,問17/R1,問18


問5:初期投資額9,000千円の投資案から、毎年3,000千円のキャッシュ・フローが4年間得られる見込みである。この投資案の内部利益率(IRR)が含まれる範囲として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、4年の年金現価係数は、10%のとき3.1699、12%のとき3.0373、14%のとき2.9137である。

  • A:10%未満
  • B:10%超12%以下
  • C:12%超14%以下
  • D:14%超
【第5問:正解と解説】

正解:C

・A
【選択肢解説】割引率10%ではNPV=3,000×3.1699-9,000=509.7千円>0であり、IRRは10%より高い。

・B
【選択肢解説】割引率12%でもNPV=3,000×3.0373-9,000=111.9千円>0であり、IRRは12%より高い。

・C
【論点】年金現価係数表を用いたIRRの範囲の特定。【考え方】IRRはNPV=0となる割引率であり、投資額÷年間CF=9,000÷3,000=3.0が年金現価係数と一致する割引率を探す。12%の係数3.0373>3.0>14%の係数2.9137であるから、IRRは12%と14%の間にある。【選択肢解説】正しい。

・D
【選択肢解説】割引率14%ではNPV=3,000×2.9137-9,000=△258.9千円<0であり、IRRは14%より低い。

関連過去問:R2,問18/H28,問18


タイトルとURLをコピーしました