財務・会計 ④初級編_原価計算_11問〜15問

問11:全部原価計算が外部報告用(財務諸表)として求められる理由はどれか。

  • A:計算が簡単だから
  • B:期間損益の適正な配分を重視する会計基準(企業会計原則)に基づいているから
  • C:直接原価計算が禁止されているから
  • D:利益を高く見せられるから
  • E:固定費を無視するため
【第11問:正解と解説】

正解:Option_B
【解説】
・A:計算の容易さは全部原価計算が外部報告に求められる理由ではないため不適切。
・B:固定製造間接費を製品原価に含めて在庫に資産計上することで適正な期間損益計算を実現するという企業会計原則の要求に基づくため適切。
・C:直接原価計算は内部管理目的には使えるが外部報告用としては認められていないのであり禁止とは異なるため不適切。
・D:利益を高く見せることが目的ではなく適正な期間損益の表示が目的であるため不適切。
・E:全部原価計算は固定費も製品原価に含めるため固定費を無視するという説明は誤りのため不適切。


問12:製造原価を「直接費」と「間接費」に分ける主な目的はどれか。

  • A:社長の給与を決めるため
  • B:税金を減らすため
  • C:製品ごとの正確な原価を計算するため
  • D:販売費を計算するため
  • E:在庫を減らすため
【第12問:正解と解説】

正解:Option_C
【解説】
・A:社長の給与決定は原価計算の目的とは無関係のため不適切。
・B:税金の軽減は原価計算の主な目的ではないため不適切。
・C:製品別の正確な原価を把握することで適正な販売価格決定や収益性分析を行うのが原価計算の主な目的であり適切。
・D:販売費は原価計算の対象外であるため不適切。
・E:在庫削減は生産管理の目的であり原価計算の分類目的ではないため不適切。


問13:変動費率の式として正しいものはどれか。

  • A:売上高 ÷ 変動費
  • B:変動費 ÷ 固定費
  • C:変動費 ÷ 売上高
  • D:固定費 ÷ 売上高
  • E:利益 ÷ 売上高
【第13問:正解と解説】

正解:Option_C
【解説】
・A:売上高÷変動費は変動費率の逆数であり異なる指標のため不適切。
・B:変動費÷固定費は変動費率の定義ではないため不適切。
・C:変動費率=変動費÷売上高の定義であり適切。
・D:固定費÷売上高は固定費率の定義であるため不適切。
・E:利益÷売上高は売上高利益率の定義であるため不適切。


問14:製造業における「仕掛品」とはどのようなものか。

  • A:完成した製品
  • B:まだ購入していない材料
  • C:売れ残った製品
  • D:製造途中の製品
  • E:事務所の備品
【第14問:正解と解説】

正解:Option_D
【解説】
・A:完成した製品は「製品」勘定に計上されるため不適切。
・B:まだ購入していない材料は「材料」として管理されるため不適切。
・C:売れ残った製品は「製品(棚卸資産)」であり仕掛品ではないため不適切。
・D:仕掛品とは製造工程の途中にある未完成の製品であり適切。
・E:事務所の備品は固定資産であるため不適切。


問15:固定費の特徴として正しいものはどれか。

  • A:生産量が増えれば増えるほど増える費用
  • B:売れた分だけ発生する費用
  • C:生産量(売上高)に関わらず一定期間発生する費用
  • D:製品を作るたびに消費する材料費
  • E:直接作業員の賃金
【第15問:正解と解説】

正解:Option_C
【解説】
・A:生産量が増えるほど増える費用は変動費の説明であるため不適切。
・B:売れた分だけ発生する費用は変動費(販売連動型)の説明であるため不適切。
・C:固定費は生産量・売上高の増減に関わらず一定額発生する費用という定義であり適切。
・D:製品を作るたびに消費する材料費は変動費(直接材料費)の説明であるため不適切。
・E:直接作業員の賃金は一般的に変動費として扱われるため固定費の説明ではないため不適切。


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