中小企業診断士 経済学・経済政策 応用編(11〜15問)|ゲーム理論・情報の非対称性

【本問題についてのご注意】
オリジナル演習問題です(実際の過去問ではありません)。生成AIで作成し、複数のAIで相互検証していますが、誤りが含まれる可能性があります。公式テキスト・過去問と併用してください。
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問11:プリンシパル・エージェント問題に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:依頼人(プリンシパル)と代理人(エージェント)の利害が一致せず、代理人の行動を依頼人が十分観察できないときに、代理人が依頼人の利益に反する行動をとる問題が生じうる
  • B:プリンシパル・エージェント問題は、両者の利害が完全に一致する場合に深刻となる
  • C:プリンシパル・エージェント問題は、代理人の行動が完全に観察できる場合に生じる
  • D:この問題を緩和するには、代理人の報酬を成果と無関係に固定するのが有効である
  • E:プリンシパル・エージェント問題は、情報が完全に対称な状況で典型的に生じる
【第11問:正解と解説】

正解:A

・A
適切。依頼人と代理人の利害が一致せず代理人の行動を十分観察できないとき、代理人が依頼人の利益に反する行動をとる問題が生じうる。

・B
不適切。両者の利害が完全に一致すれば問題は生じにくいため、一致する場合に深刻となるとする記述は誤りである。

・C
不適切。代理人の行動が完全に観察できれば問題は生じにくいため、観察できる場合に生じるとする記述は誤りである。

・D
不適切。報酬を成果と連動させることが誘因を与え問題を緩和するため、成果と無関係に固定するのが有効とする記述は誤りである。

・E
不適切。プリンシパル・エージェント問題は情報の非対称性に起因するため、情報が完全に対称な状況で典型的に生じるとする記述は誤りである。


問12:保険市場における情報の非対称性への対策に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:免責(控除額)の設定は、逆選択を悪化させモラルハザードを助長する
  • B:保険における免責や一部自己負担は、加入者に注意を促してモラルハザードを緩和し、リスクに応じた保険料の設定や健康診断はリスクの異なる加入者を区別して逆選択を緩和する働きを持つ
  • C:一律の保険料設定は、逆選択を緩和する効果を持つ
  • D:リスクの高い者ほど低い保険料を設定することが、逆選択への有効な対策である
  • E:情報の非対称性への対策は、保険市場では効果を持たない
【第12問:正解と解説】

正解:B

・A
不適切。免責はむしろモラルハザードを緩和する仕組みであり、悪化・助長するとする記述は誤りである。

・B
適切。免責や一部自己負担は注意を促してモラルハザードを緩和し、リスクに応じた保険料設定や健康診断はリスクの異なる加入者を区別して逆選択を緩和する。

・C
不適切。一律の保険料設定は低リスク者が抜けて逆選択を招きやすいため、緩和する効果を持つとする記述は誤りである。

・D
不適切。リスクの高い者ほど高い保険料を設定することが逆選択への対策であり、低い保険料とする記述は誤りである。

・E
不適切。免責やリスク区分などの対策は保険市場で情報の非対称性を緩和する効果を持つため、効果を持たないとする記述は誤りである。


問13:協調ゲーム(複数均衡)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:協調ゲームには、ナッシュ均衡が存在しない
  • B:協調ゲームでは、常に唯一のナッシュ均衡に収束する
  • C:協調ゲームでは複数のナッシュ均衡が存在しうるため、どの均衡が実現するかは期待の一致(フォーカル・ポイント)や制度などに依存し、望ましい均衡に必ず到達するとは限らない
  • D:協調ゲームでは、プレイヤーの利害が完全に対立している
  • E:協調ゲームでは、支配戦略によって均衡が一意に定まる
【第13問:正解と解説】

正解:C

・A
不適切。協調ゲームには複数のナッシュ均衡が存在しうるため、存在しないとする記述は誤りである。

・B
不適切。協調ゲームでは複数均衡が存在しうるため、常に唯一の均衡に収束するとする記述は誤りである。

・C
適切。協調ゲームでは複数のナッシュ均衡が存在しうるため、どの均衡が実現するかは期待の一致や制度に依存し、望ましい均衡に必ず到達するとは限らない。

・D
不適切。協調ゲームは利害が一致する側面を持つゲームであり、完全に対立しているとする記述は誤りである。

・E
不適切。協調ゲームでは複数均衡が存在しうるため、支配戦略によって一意に定まるとする記述は誤りである。


問14:コミットメントと信憑性のある脅しに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:信憑性のない脅しは、相手の行動を確実に変えることができる
  • B:コミットメント(拘束)は、自らの選択肢を増やすことで交渉を有利にする手段である
  • C:展開型ゲームでは、実行不可能な脅しもサブゲーム完全均衡において有効な戦略となる
  • D:自らの将来の選択肢をあえて縛るコミットメントによって脅しに信憑性を持たせることができ、これにより相手の行動に影響を与えて自らに有利な結果を導きうる
  • E:コミットメントは、いかなる場合も自らの利得を悪化させる
【第14問:正解と解説】

正解:D

・A
不適切。信憑性のない脅しは実行されないと見抜かれるため、相手の行動を確実に変えられるとする記述は誤りである。

・B
不適切。コミットメントは自らの選択肢をあえて縛ることで交渉を有利にする手段であり、選択肢を増やすとする記述は誤りである。

・C
不適切。実行不可能な脅しはサブゲーム完全均衡で排除されるため、有効な戦略となるとする記述は誤りである。

・D
適切。自らの選択肢をあえて縛るコミットメントで脅しに信憑性を持たせ、相手の行動に影響を与えて有利な結果を導きうる。

・E
不適切。コミットメントは戦略的に自らに有利な結果をもたらしうるため、いかなる場合も利得を悪化させるとする記述は誤りである。


問15:2企業が「協調(高価格)」か「裏切り(値下げ)」を同時に選ぶ次の利得表を考える。両者協調で各8、両者裏切りで各3、一方が裏切り他方が協調のとき裏切った側10・協調側1。このゲームに関する記述として最も適切なものはどれか。

  • A:両者協調(各8)が唯一のナッシュ均衡である
  • B:このゲームにはナッシュ均衡が存在しない
  • C:両者にとって裏切りは支配される戦略である
  • D:協調側が10、裏切り側が1の利得を得る
  • E:各企業にとって裏切りが支配戦略であり、両者裏切り(各3)が唯一のナッシュ均衡となる。これは両者協調(各8)より悪い結果であり、囚人のジレンマの構造を持つ
【第15問:正解と解説】

正解:E

・A
不適切。相手が協調でも裏切っても裏切りの方が利得が高いため、両者協調はナッシュ均衡ではない。

・B
不適切。両者裏切りがナッシュ均衡として存在するため、存在しないとする記述は誤りである。

・C
不適切。相手のいずれの戦略に対しても裏切りの利得が高いため裏切りは支配戦略であり、支配される戦略とする記述は誤りである。

・D
不適切。裏切った側が10、協調側が1であり、利得の対応が逆である。

・E
適切。各企業にとって裏切りが支配戦略で両者裏切り(各3)が唯一のナッシュ均衡となり、両者協調(各8)より悪い囚人のジレンマの構造を持つ。


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