重要度:A 論点:絶対優位と比較優位
問1:自国内で相対的に低い機会費用で生産できることを何というか。
- A:比較優位。貿易の利益は絶対優位ではなく比較優位に基づく
- B:絶対優位。他国より少ない費用で生産できることに基づく
- C:規模の優位。生産規模が大きいほど費用が下がることに基づく
【第1問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。比較優位は自国内で相対的に低い機会費用で生産できることで、各国が比較優位財に特化して交換すると双方が得をする。【試験対策】貿易利益は絶対優位でなく比較優位に基づく。
・B:絶対優位は他国より少ない費用で作れることで、機会費用の相対比較である比較優位とは異なる。
・C:規模の優位は生産規模による費用低下で、機会費用の相対比較である比較優位とは概念が異なる。
関連過去問:R4,問18
重要度:A 論点:機会費用と特化
問2:比較優位はどの概念を用いて判断し、各国はどの財に特化すべきか。
- A:絶対費用を用いて判断し、絶対費用が最も低い財に特化する
- B:機会費用を用いて判断し、機会費用が相対的に低い財に特化する
- C:限界費用を用いて判断し、限界費用が逓増する財に特化する
【第2問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:絶対費用の低さは絶対優位の判断基準で、比較優位は機会費用で判断する。
・B:正解はBです。比較優位は機会費用で判断し、ある財の生産で諦める他財の量が相対的に小さい(機会費用が低い)財に特化する。【試験対策】判断基準は機会費用。絶対費用ではない。
・C:限界費用の逓増は費用曲線の性質で、比較優位の判断基準である機会費用とは異なる。
関連過去問:R6,問22/R4,問18
重要度:A 論点:比較優位と貿易利益
問3:ある国が両財ともに絶対優位を持つ場合の貿易利益について正しいものはどれか。
- A:両財で絶対優位を持つ国は、両財とも輸出して相手国を市場から排除する
- B:両財で絶対優位を持つ国は、貿易から利益を得られない
- C:両財で絶対優位でも機会費用は財ごとに異なるため、比較優位のある財に特化して貿易すれば双方が利益を得る
【第3問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:各国は比較優位財に特化するのであって、絶対優位国が両財を輸出するわけではない。
・B:機会費用に差がある限り比較優位に基づく貿易で双方が利益を得るため、利益を得られないは誤り。
・C:正解はCです。両財で絶対優位でも機会費用は財ごとに異なるため、比較優位財に特化して貿易すれば双方が利益を得られる。【試験対策】絶対優位の有無に関わらず比較優位で貿易利益が生じる。
関連過去問:R4,問18
重要度:B 論点:完全特化
問4:リカードモデルで、各国が比較優位を持つ財の生産に生産要素をすべて振り向けることを何というか。
- A:完全特化。比較優位財に特化し交換することで消費可能量が自給自足より拡大する
- B:部分特化。両財を一定割合ずつ生産し続けることをいう
- C:水平分業。同一産業内で工程を分担することをいう
【第4問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。完全特化は比較優位財の生産に生産要素をすべて振り向けることで、交換により両国の消費可能量が自給自足より拡大する。【試験対策】リカードモデル=完全特化。
・B:部分特化は両財を作り続けることで、生産要素をすべて振り向ける完全特化とは異なる。
・C:水平分業は同一産業内の工程分担で、比較優位財への完全特化とは概念が異なる。
関連過去問:R6,問22
重要度:B 論点:比較優位の判断基準
問5:比較優位の判断方法として正しいものはどれか。
- A:製品価格の高低を他国と比べて判断する
- B:国内の相対的な機会費用で判断し、機会費用の低い財に比較優位がある
- C:両財の生産費用の絶対水準を他国と比べて判断する
【第5問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:製品価格の高低ではなく、生産の機会費用の相対比較で比較優位を判断する。
・B:正解はBです。比較優位は絶対水準ではなく国内の相対的な機会費用で判断し、機会費用の低い財に比較優位がある。【試験対策】判断は相対的機会費用。絶対水準ではない。
・C:生産費用の絶対水準の比較は絶対優位の判断で、比較優位は相対的機会費用で判断する。
関連過去問:R4,問18

コメント