重要度:B 論点:労働需要のシフト
問6:労働生産性の上昇や製品価格の上昇は、労働需要曲線と均衡賃金にどう影響するか。
- A:労働供給曲線を右にシフトさせ、均衡賃金を引き下げ雇用量を増やす
- B:労働需要曲線を左にシフトさせ、均衡賃金と均衡雇用量をともに引き下げる
- C:労働需要曲線を右にシフトさせ、均衡賃金と均衡雇用量をともに引き上げる
【第6問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:生産性上昇が動かすのは労働需要曲線であり、供給曲線ではない。
・B:生産性・製品価格の上昇は労働需要を高めるため右シフトであり、左シフトは誤り。
・C:正解はCです。労働の限界生産物価値が高まると労働需要曲線が右シフトし、均衡賃金・均衡雇用量をともに引き上げる。【試験対策】生産性・製品価格上昇→労働需要右シフト。
関連過去問:R6,問20
重要度:A 論点:最低賃金制度
問7:競争的な労働市場で、均衡賃金より高い最低賃金を設定したときに生じる影響として正しいものはどれか。
- A:労働の超過需要(人手不足)が生じる。賃金上昇で企業の求人が増えるため
- B:需給に影響はなく、賃金だけが上昇する
- C:労働の超過供給(失業)が生じる。労働需要が減り供給が増えるため非自発的失業と死荷重が発生する
【第7問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:賃金上昇は労働需要を減らすため、超過需要(人手不足)ではなく超過供給が生じる。
・B:価格の下限規制が実効的なら需給に影響が及び、賃金だけが上昇するのではない。
・C:正解はCです。競争的市場で均衡を上回る最低賃金は労働需要を減らし供給を増やすため、超過供給(失業)と死荷重が生じる。【試験対策】競争市場の最低賃金→超過供給=失業。
関連過去問:R5,問20/R3,問22
重要度:B 論点:最低賃金の効果
問8:競争的労働市場で均衡賃金を上回る最低賃金を課したときに発生するものはどれか。
- A:労働の超過供給(失業)。賃金上昇で労働供給が増え需要が減るため売れ残りとしての失業が生じる
- B:労働の超過需要。賃金上昇で企業の労働需要が増えるため
- C:労働需給の均衡。最低賃金が新たな均衡点となるため
【第8問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。均衡を上回る最低賃金では労働供給が増え需要が減り、超過供給(失業)が発生する。【試験対策】競争市場の最低賃金=超過供給。超過需要は誤り。
・B:賃金上昇は労働需要を減らすため超過需要は生じず、超過供給となる。
・C:最低賃金は均衡を上回るため新たな均衡ではなく、超過供給を生む。
関連過去問:R3,問22
重要度:A 論点:買い手独占市場
問9:労働の買い手(雇用者)が1社しかいない労働市場を何というか。競争市場と比べ賃金・雇用量はどうなるか。
- A:売り手独占。競争市場より賃金が高く雇用量も多くなる
- B:買い手独占(需要独占)。競争市場より賃金が低く雇用量も少なくなる
- C:完全競争。競争市場と同じ賃金・雇用量になる
【第9問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:労働の買い手が1社なのは買い手独占であり、売り手独占とは主体が逆である。
・B:正解はBです。買い手独占(需要独占)は雇用者が賃金を抑えられるため、競争市場より賃金が低く雇用量も少ない。【試験対策】労働の買い手独占=低賃金・少雇用。
・C:買い手が1社の市場は完全競争ではなく買い手独占であり、賃金・雇用量は競争市場と異なる。
関連過去問:R5,問20
重要度:B 論点:買い手独占と最低賃金
問10:買い手独占の労働市場における適切な水準の最低賃金の効果として正しいものはどれか。
- A:賃金にも雇用にも影響を与えない
- B:賃金を競争水準へ近づけ、かえって雇用を増やしうる
- C:常に雇用を減らし、失業を拡大させる
【第10問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:適切な最低賃金は賃金と雇用に影響を与えうるため、影響なしは誤り。
・B:正解はBです。買い手独占では賃金が競争水準より抑制されているため、適切な水準の最低賃金は賃金を競争水準へ近づけ雇用を増やしうる。【試験対策】買い手独占では最低賃金が雇用を増やす場合がある(競争市場と逆)。
・C:競争市場と異なり、買い手独占では適切な最低賃金は雇用を増やしうるため常に減らすは誤り。
関連過去問:R5,問20

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