重要度:B 論点:ケインズ派と古典派
問21:価格が完全に伸縮的で常に完全雇用が実現すると考える立場はどれか。
- A:ケインズ派。古典派は価格の硬直性から失業が生じうると考える。
- B:古典派。ケインズ派は価格の硬直性から失業が生じうると考える。
- C:重商主義。ケインズ派は価格が伸縮的で常に完全雇用が実現すると考える。
【第21問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:ケインズ派は価格の硬直性から失業が生じうると考える立場で、常に完全雇用が実現するとは考えない。
・B:正解はBです。価格伸縮的・常に完全雇用と考えるのは古典派である。【試験対策】古典派=伸縮価格・完全雇用、ケインズ派=硬直価格・失業。立場の取り違え注意。
・C:重商主義は貿易差額の重視を説く古い学派で、価格伸縮性と完全雇用を論じる立場ではない。
関連過去問:R4,問7
重要度:B 論点:長期の政策効果
問22:IS-LM-AD-ASの枠組みで、政府支出増加の長期的な効果として正しいものはどれか。
- A:物価下落でLM曲線が右シフトし、産出は完全雇用GDPを超えて増え続ける。
- B:物価上昇でLM曲線が左シフトし、産出は自然産出量(完全雇用GDP)へ戻り物価だけが上昇する。
- C:長期でも産出は増加したまま維持され、物価は変化しない。
【第22問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:政府支出増は需要を増やし物価を上昇させるため、物価下落によるLM右シフトは生じない。
・B:正解はBです。長期には物価上昇でLMが左シフトし産出は元に戻る。【試験対策】長期=価格調整→産出は自然産出量へ回帰・物価上昇。
・C:長期には価格調整により産出は自然産出量へ戻り、増加が維持されるわけではない。
関連過去問:R6,問11
重要度:B 論点:公開市場操作
問23:中央銀行が国債などを売買してマネタリーベースを調整する金融政策手段を何というか。
- A:公開市場操作(オペレーション)。買いオペで資金供給(緩和)、売りオペで資金吸収(引締)を行う。
- B:預金準備率操作。買いオペで資金供給、売りオペで資金吸収を行う。
- C:公定歩合操作。買いオペで資金供給、売りオペで資金吸収を行う。
【第23問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。国債等の売買による調整が公開市場操作である。【試験対策】買いオペ=緩和、売りオペ=引締。準備率操作や公定歩合操作と区別。
・B:預金準備率操作は準備率を変える手段で、国債売買による公開市場操作ではない。
・C:公定歩合操作は基準金利を変える手段で、国債の売買による調整ではない。
関連過去問:基礎知識
重要度:C 論点:非伝統的金融政策
問24:利子率がゼロ近傍で通常の緩和余地が乏しいときに行う、量的緩和などの政策を総称して何というか。
- A:非伝統的金融政策。量的緩和やマイナス金利、長短金利操作などが含まれる。
- B:裁量的財政政策。政府が景気に応じて歳出・減税を行う政策を指す。
- C:伝統的金融政策。政策金利の上下による通常の金利操作を指す。
【第24問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。量的緩和等の総称が非伝統的金融政策である。【試験対策】ゼロ金利下の緩和策。伝統的(金利操作)や財政政策と区別。
・B:裁量的財政政策は政府による財政操作で、中央銀行の金融政策ではない。
・C:伝統的金融政策は政策金利の上下操作で、量的緩和等の非伝統的手段ではない。
関連過去問:基礎知識
重要度:A 論点:貨幣乗数の計算
問25:預金準備率が10%、現金・預金比率がゼロと仮定するとき、貨幣乗数はいくらか。
- A:10。貨幣乗数=1÷準備率=1÷0.1=10。マネタリーベースの10倍のマネーストックが生まれる。
- B:0.1。貨幣乗数=準備率=0.1。
- C:100。貨幣乗数=1÷準備率の二乗=1÷0.01=100。
【第25問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。貨幣乗数=1÷準備率=1÷0.1=10。【試験対策】現金比率ゼロなら乗数=1÷準備率。逆数を取る点がポイント。
・B:貨幣乗数は準備率の逆数で、準備率そのもの0.1ではない。
・C:貨幣乗数は1÷準備率であり、準備率の二乗を用いるのではない。
関連過去問:R3,問7

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