重要度:A 論点:財政の3機能
問1:財政が果たす3つの機能の組合せとして正しいものはどれか。
- A:資源配分の調整・物価の安定・国際収支の均衡。
- B:所得の再分配・通貨の発行・金利の決定。
- C:資源配分の調整・所得の再分配・経済の安定化。
【第1問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:物価安定や国際収支の均衡は金融・経済政策全般の目標で、財政の3機能の標準的定式化ではない。
・B:通貨発行や金利決定は中央銀行(金融政策)の役割で、財政の機能ではない。
・C:正解はCです。財政の3機能は資源配分・所得再分配・経済安定化である。【試験対策】この3機能の暗記が頻出。物価安定や通貨発行は金融政策の領域。
関連過去問:基礎知識
重要度:A 論点:ビルトインスタビライザー
問2:累進課税や失業給付のように、景気変動を自動的に緩和する財政の仕組みを何というか。
- A:フィスカルポリシー。政府が景気に応じて意図的に歳出・減税を行う仕組みである。
- B:ビルトインスタビライザー(自動安定化装置)。好況時は税収増・給付減、不況時は逆に景気を下支えする。
- C:クラウディングアウト。国債発行が金利を上げ民間投資を抑える仕組みである。
【第2問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:フィスカルポリシーは政府が意図的に行う裁量的財政政策で、自動的に働く仕組みではない。
・B:正解はBです。自動的に景気を安定させる仕組みがビルトインスタビライザーである。【試験対策】「自動」がキーワード。裁量的なフィスカルポリシーと区別。
・C:クラウディングアウトは国債発行が民間投資を締め出す現象で、安定化装置ではない。
関連過去問:R6,問8
重要度:B 論点:裁量的財政政策
問3:政府が景気に応じて意図的に歳出・減税を行う政策を何というか。
- A:裁量的財政政策(フィスカルポリシー)。自動的に働くビルトインスタビライザーと区別される。
- B:ビルトインスタビライザー。景気に応じ自動的に働く財政の仕組みである。
- C:金融政策。中央銀行が景気に応じて意図的に金利を操作する政策である。
【第3問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。意図的な歳出・減税は裁量的財政政策(フィスカルポリシー)である。【試験対策】裁量的=意図的、ビルトイン=自動的。この対比が頻出。
・B:ビルトインスタビライザーは自動的に働く仕組みで、政府の意図的な操作ではない。
・C:金融政策は中央銀行の金利・通貨操作で、政府の財政政策とは異なる。
関連過去問:基礎知識
重要度:B 論点:ビルトインの正誤
問4:所得税の税率方式とビルトインスタビライザー機能の関係として正しいものはどれか。
- A:累進課税の方が景気自動安定化機能が強い。好況で所得が増えると所得増以上に税負担が増え可処分所得の変動を抑える。
- B:税率方式にかかわらず、所得税のビルトインスタビライザー機能は同じである。
- C:比例税率の所得税の方が累進課税より強いビルトインスタビライザー機能を持つ。
【第4問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。累進課税の方が安定化機能が強い。【試験対策】累進課税=可処分所得の変動抑制が大きい=安定化機能が強い。
・B:累進度が高いほど税負担の反応が大きく、機能の強さは税率方式によって異なる。
・C:比例税は税率一定のため所得変動に対する税負担の反応が弱く、累進税より安定化機能は弱い。
関連過去問:R6,問8
重要度:A 論点:直接税と間接税
問5:税を負担者と納税者の関係で分けたとき、両者が一致する税を何というか。
- A:目的税(揮発油税など)。負担者と納税者が一致する税である。
- B:直接税(所得税・法人税など)。負担者と納税者が異なり転嫁される税が間接税である。
- C:間接税(消費税など)。負担者と納税者が一致する税である。
【第5問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:目的税は使途を特定した税の分類で、負担者と納税者の一致・不一致の区分ではない。
・B:正解はBです。負担者と納税者が一致するのは直接税である。【試験対策】直接税=一致、間接税=不一致(転嫁あり)。消費税は間接税。
・C:間接税は負担者と納税者が異なり転嫁される税で、両者が一致するのは直接税である。
関連過去問:R7,問1

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