中小企業診断士 経済学・経済政策 応用編(16〜20問)|景気循環・経済成長・雇用

【本問題についてのご注意】
オリジナル演習問題です(実際の過去問ではありません)。生成AIで作成し、複数のAIで相互検証していますが、誤りが含まれる可能性があります。公式テキスト・過去問と併用してください。
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問16:景気の「山」「谷」と景気基準日付に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:景気の山から次の谷までの期間を後退期、谷から次の山までの期間を拡張期と呼ぶ
  • B:景気の山とは、景気が最も落ち込んだ転換点を指す
  • C:景気基準日付は、景気動向指数の先行系列のみに基づいて事前に決定される
  • D:一つの景気循環は「谷から次の谷まで」ではなく「山から次の山まで」の一通りの定義しかない
  • E:拡張期の長さと後退期の長さは制度上必ず等しくなるように定められている
【第16問:正解と解説】

正解:A

・A
適切。景気の山から次の谷までが後退期、谷から次の山までが拡張期であり、両者を合わせて一循環となる。

・B
不適切。最も落ち込んだ転換点は谷であり、山は景気が最も高まった転換点を指す。

・C
不適切。景気基準日付は一致系列を中心とする複数の指標を用いて事後的に判定されるものであり、先行系列のみで事前に決めるものではない。

・D
不適切。景気循環は谷から次の谷まで、または山から次の山までなど複数の捉え方があり、一通りに限られない。

・E
不適切。拡張期と後退期の長さは実際の景気動向によって決まり、制度上等しくなるよう定められているわけではない。


問17:経済成長と資本蓄積の「黄金律」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:資本蓄積の黄金律とは、貯蓄率を可能な限り高めて資本を最大化する状態を指す
  • B:資本蓄積の黄金律水準とは、定常状態における一人当たり消費が最大となる資本水準を指す
  • C:黄金律の水準では、貯蓄率が高いほど一人当たり消費は常に大きくなる
  • D:黄金律の考え方では、資本の限界生産力は無限大となる
  • E:黄金律水準を超えて資本を蓄積すると、一人当たり消費はさらに増加し続ける
【第17問:正解と解説】

正解:B

・A
不適切。黄金律は資本や貯蓄率を最大化する状態ではなく、一人当たり消費を最大化する資本水準を指す。

・B
適切。資本蓄積の黄金律水準とは、定常状態において一人当たり消費が最大となる資本ストックの水準を指す。

・C
不適切。貯蓄率が高すぎて資本が黄金律を超えると消費に回る分が減り、一人当たり消費はむしろ減少する。

・D
不適切。黄金律水準では資本の限界生産力が人口成長率(+減耗率等)に等しくなる条件が成り立ち、無限大となるわけではない。

・E
不適切。黄金律水準を超える資本蓄積は消費を犠牲にするため、一人当たり消費はむしろ減少する。


問18:景気変動を安定化させる政策に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:自動安定化装置(ビルトイン・スタビライザー)は、政策当局が景気局面ごとに裁量的に発動する政策を指す
  • B:累進所得税は好況期に可処分所得の伸びを抑えず、景気を過熱させる方向に働く
  • C:累進所得税や失業給付などの自動安定化装置は、好況期には税収増等で需要を抑制し、不況期には需要を下支えして景気変動を自動的に緩和する
  • D:自動安定化装置は不況期にのみ作用し、好況期には全く機能しない
  • E:裁量的財政政策は、政策の効果が即座に現れるため認知・実行・効果のラグは生じない
【第18問:正解と解説】

正解:C

・A
不適切。自動安定化装置は制度に組み込まれ景気に応じて自動的に働くものであり、裁量的に発動する政策とは区別される。

・B
不適切。累進所得税は好況期に所得の伸び以上に税負担を増やし可処分所得の伸びを抑えるため、景気の過熱を抑制する方向に働く。

・C
適切。累進所得税や失業給付は好況期に需要を抑制し不況期に需要を下支えするなど、景気変動を自動的に緩和する。

・D
不適切。自動安定化装置は好況期にも需要抑制的に作用するため、不況期のみに作用するとする記述は誤りである。

・E
不適切。裁量的財政政策には認知・実行・効果の各ラグが伴うため、効果が即座に現れるとする記述は誤りである。


問19:ある国の名目GDPが3年間で連続して各年3%ずつ成長したとき、3年間の累積の名目成長率に最も近いものはどれか。

  • A:ちょうど9.0%
  • B:ちょうど3.0%
  • C:およそ6.1%
  • D:およそ9.3%
  • E:およそ12.5%
【第19問:正解と解説】

正解:D

・A
不適切。単純に3%を3倍する(3×3=9)計算は複利効果を無視しており、正確な累積成長率とは一致しない。

・B
不適切。1年分の成長率であり、3年間の累積成長率としては過小である。

・C
不適切。2年分に相当する概算であり、3年間の累積としては過小である。

・D
適切。1.03の3乗=約1.0927であり、累積成長率はおよそ9.3%となる(複利効果により単純合計の9.0%をわずかに上回る)。

・E
不適切。過大な値であり、年3%・3年の複利計算の結果とは一致しない。


問20:景気の需要側要因と供給側要因に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A:総需要の増加による景気拡大は、必ず物価の下落を伴う
  • B:原油価格の高騰など供給ショックは、物価と生産に同じ方向の変化をもたらす
  • C:デマンドプル・インフレは供給の減少によって、コストプッシュ・インフレは需要の増加によって生じる
  • D:供給ショックによるスタグフレーションでは、物価下落と景気拡大が同時に生じる
  • E:供給側の負のショック(コストプッシュ)は物価上昇と生産減少を同時にもたらしうる一方、需要側の拡大(デマンドプル)は物価上昇と生産増加を伴いやすい
【第20問:正解と解説】

正解:E

・A
不適切。総需要の増加による景気拡大は一般に物価の上昇を伴うため、必ず物価下落を伴うとする記述は誤りである。

・B
不適切。原油高などの負の供給ショックは物価上昇と生産減少という逆方向の変化をもたらすため、同じ方向とする記述は誤りである。

・C
不適切。デマンドプルは需要増加、コストプッシュは供給減少(費用上昇)によって生じるものであり、記述は原因が逆である。

・D
不適切。スタグフレーションは物価上昇と景気停滞(生産減少)が同時に生じる状態であり、物価下落と景気拡大の同時発生ではない。

・E
適切。コストプッシュ・ショックは物価上昇と生産減少を同時にもたらしうる一方、デマンドプルは物価上昇と生産増加を伴いやすい。


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