重要度:A 論点:名目GDPと実質GDP
問6:名目GDPと実質GDPの違いとして正しいものはどれか。
- A:名目GDPはその年の市場価格で評価し、実質GDPは基準年価格で評価して物価変動の影響を除いた値である。
- B:名目GDPと実質GDPは評価方法が同じで、単に測定年が異なるだけである。
- C:名目GDPは基準年価格で評価し、実質GDPはその年の市場価格で評価した値である。
【第6問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。景気の実態把握には物価変動を除いた実質GDPを用いる。【試験対策】名目=当年価格、実質=基準年価格。両者の逆転に注意。
・B:両者は評価する価格が異なり、物価変動の影響を含むか除くかで区別される。
・C:名目と実質の説明が逆である。名目が当年価格、実質が基準年価格である。
関連過去問:R5,問5
重要度:B 論点:ストックとフロー
問7:GDPは「ストック」と「フロー」のどちらの概念か。理由とともに正しいものはどれか。
- A:ストック。ある時点の残高を表す概念だからである。
- B:ストックとフローの両方の性質を併せ持つ概念である。
- C:フロー。一定期間の流れを表す概念だからである。
【第7問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:残高を表すのはストックで、その代表例は国富や資産である。GDPはフロー。
・B:GDPは期間概念であり、時点の残高を表すストックの性質は持たない。
・C:正解はCです。GDPは一定期間の生産の流れを測るフロー概念である。【試験対策】フロー=期間、ストック=時点。国富・資産はストックの代表例。
関連過去問:基礎知識
重要度:B 論点:固定資本減耗
問8:生産設備が生産過程で価値を減らす分(減価償却に相当)を何というか。
- A:在庫変動。総概念(GDP)からこれを差し引くと純概念(NDP)になる。
- B:固定資本減耗。総概念(GDP)からこれを差し引くと純概念(国内純生産NDP)になる。
- C:中間投入。総概念(GDP)からこれを差し引くと純概念(NDP)になる。
【第8問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:在庫変動は支出面GDPの投資項目であり、固定資本減耗とは異なる。
・B:正解はBです。固定資本減耗は資本設備の価値減少分で、GDPから差し引くとNDPになる。【試験対策】総→純の橋渡しは固定資本減耗。中間投入や在庫変動と混同しない。
・C:中間投入は付加価値算出時に差し引く項目で、総概念から純概念への調整項ではない。
関連過去問:R4,問3
重要度:A 論点:帰属家賃
問9:持ち家の帰属家賃のGDPでの扱いとして正しいものはどれか。
- A:持ち家は市場取引を伴わないため、帰属家賃はGDPに計上されない。
- B:持ち家も住宅サービスを生むとみなし、家賃相当額を帰属家賃としてGDPに計上する。
- C:帰属家賃は資産価格の変動であるため、GDPに計上されない。
【第9問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:帰属家賃は市場を経ないが例外的に推計して計上される。計上されないは誤り。
・B:正解はBです。持ち家は借家と同様の住宅サービスを生むため、家賃相当額を推計してGDPに計上する。【試験対策】帰属家賃は市場を経ないが例外的に計上される代表例。
・C:帰属家賃は住宅サービスの生産の評価であり、資産価格変動(キャピタルゲイン)ではない。
関連過去問:R7,問4/R5,問4
重要度:A 論点:農家の自家消費
問10:農家が自家生産物を自分で消費する分(自家消費)のGDPでの扱いとして正しいものはどれか。
- A:市場取引を経ないため、GDPには一切計上されない。
- B:市場を経由しなくても生産された付加価値として推計し、GDPに計上する。
- C:移転支出とみなされ、GDPには計上されない。
【第10問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:自家消費は例外的に推計計上される。市場を経ないから非計上とするのは誤り。
・B:正解はBです。自家消費用の農産物は生産された付加価値として計上する。【試験対策】自家消費・帰属家賃は計上、家事労働は非計上。この線引きが頻出。
・C:自家消費は生産活動であり、対価を伴わない所得移転(移転支出)ではない。
関連過去問:R5,問4/R4,問3

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