問11:著作隣接権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:著作隣接権は、著作物を創作した著作者に対して認められる権利である。
- B:レコード製作者や放送事業者には、著作隣接権は認められない。
- C:実演家・レコード製作者・放送事業者・有線放送事業者には、著作物の伝達に重要な役割を果たす者として著作隣接権が認められる。
- D:著作隣接権の存続期間は、実演等が行われた時から永久に存続する。
【第11問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】著作隣接権【考え方】著作隣接権は著作物の伝達に寄与する実演家・レコード製作者・放送事業者等に認められる権利で、有限の存続期間がある。権利主体を著作者と区別する。【選択肢解説】誤り。著作隣接権は伝達者に認められる権利であり、著作者に認められるとするのは誤り。
・B
【選択肢解説】誤り。レコード製作者や放送事業者にも著作隣接権が認められ、認められないとするのは誤り。
・C
【選択肢解説】正しい。実演家・レコード製作者・放送事業者・有線放送事業者に著作隣接権が認められる。
・D
【選択肢解説】誤り。著作隣接権にも有限の存続期間があり、永久に存続するとするのは誤り。
関連過去問:R2,問10
問12:二次的著作物に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:翻訳や編曲によって創作された二次的著作物には、著作権は認められない。
- B:二次的著作物を利用する場合、原著作物の著作者の権利は既に消滅している。
- C:二次的著作物の著作権は、原著作物の著作者にのみ帰属する。
- D:二次的著作物とは著作物を翻訳・編曲・変形・翻案して創作した著作物をいい、その利用については二次的著作物の著作者だけでなく原著作物の著作者も権利を有する。
【第12問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】二次的著作物【考え方】二次的著作物は原著作物を翻案等して創作した著作物で、その利用には二次的著作物の著作者と原著作者の双方の権利が及ぶ。権利の帰属を正確に押さえる。【選択肢解説】誤り。二次的著作物にも著作権が認められ、認められないとするのは誤り。
・B
【選択肢解説】誤り。二次的著作物の利用には原著作者の権利も及び、消滅しているとするのは誤り。
・C
【選択肢解説】誤り。二次的著作物の著作権は創作した者に帰属し、原著作者のみに帰属するとするのは誤り。
・D
【選択肢解説】正しい。二次的著作物の利用には、二次的著作物の著作者と原著作物の著作者の双方が権利を有する。
関連過去問:R5,問10
問13:共同著作物に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:共同著作物とは、二人以上の者が共同して創作した著作物であって、各人の寄与を分離して個別的に利用することができないものをいう。
- B:共同著作物の著作者人格権は、各共同著作者が単独で自由に行使することができる。
- C:共同著作物の各著作者は、他の著作者の同意を得ることなく、自己の持分を自由に譲渡できる。
- D:共同著作物の著作権の存続期間は、最初に死亡した著作者の死後70年である。
【第13問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】共同著作物【考え方】共同著作物は寄与を分離利用できない著作物で、人格権の行使や持分の処分には全員の合意等を要し、存続期間は最後に死亡した著作者を基準とする。要件と権利行使を整理する。【選択肢解説】正しい。共同著作物は二人以上が共同して創作し、各人の寄与を分離して個別利用できない著作物をいう。
・B
【選択肢解説】誤り。著作者人格権は全員の合意によって行使し、単独で自由に行使できるとするのは誤り。
・C
【選択肢解説】誤り。持分の譲渡には他の著作者の同意を要し、自由に譲渡できるとするのは誤り。
・D
【選択肢解説】誤り。存続期間は最後に死亡した著作者の死後70年であり、最初に死亡した者を基準とするのは誤り。
関連過去問:R4,問11
問14:著作権の譲渡および利用許諾に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:著作権を譲渡する場合、著作者人格権も当然に譲受人に移転する。
- B:著作権はその全部または一部を譲渡することができるが、翻案権等を譲渡の目的として特掲していないときは、これらの権利は譲渡した者に留保されたものと推定される。
- C:著作物の利用許諾を受けた者は、著作権者の承諾を得ることなく、その利用権を第三者に譲渡できる。
- D:著作権は、その一部のみを譲渡することはできない。
【第14問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】著作権の譲渡・利用許諾【考え方】著作権は全部または一部を譲渡できるが、翻案権等は特掲しないと譲渡人に留保されると推定される。人格権の非移転や利用権の譲渡制限と併せて整理する。【選択肢解説】誤り。著作者人格権は一身専属で移転せず、当然に移転するとするのは誤り。
・B
【選択肢解説】正しい。翻案権等を譲渡の目的として特掲しないときは、これらの権利は譲渡人に留保されたものと推定される。
・C
【選択肢解説】誤り。利用権の譲渡には著作権者の承諾が必要であり、承諾なく譲渡できるとするのは誤り。
・D
【選択肢解説】誤り。著作権は一部のみの譲渡もでき、一部の譲渡ができないとするのは誤り。
関連過去問:R3,問11
問15:出版権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:出版権は、著作物を出版する事実があれば、設定契約がなくても当然に発生する。
- B:出版権者は、著作権者の承諾を得ることなく、出版権を第三者に譲渡することができる。
- C:出版権は複製権等を有する著作権者が設定することができ、出版権者は設定行為で定める範囲で著作物を独占的に出版等することができる。
- D:出版権が設定されると、著作者人格権は出版権者に移転する。
【第15問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】出版権【考え方】出版権は著作権者の設定行為により発生し、出版権者は定められた範囲で独占的に出版等できる。発生原因や譲渡の制限、人格権との関係を整理する。【選択肢解説】誤り。出版権は設定行為により発生し、事実があれば当然に発生するとするのは誤り。
・B
【選択肢解説】誤り。出版権の譲渡には著作権者の承諾が必要であり、承諾なく譲渡できるとするのは誤り。
・C
【選択肢解説】正しい。出版権は著作権者が設定でき、出版権者は定められた範囲で独占的に出版等できる。
・D
【選択肢解説】誤り。著作者人格権は移転せず、出版権者に移転するとするのは誤り。
関連過去問:R2,問11

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