問6:意思決定権限が下位階層や現場に委譲されている状態を何というか。
- A:公式化
- B:分権化
- C:集権化
【第6問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。公式化はルール化の程度であり、権限の委譲の程度(分権化)とは別概念である。
・B:適切。権限が下位・現場に委譲されているのが分権化で、現場の状況に応じた迅速な意思決定がしやすい。事業部制と結びつきやすい。権限が上位に集中しているのが集権化。【試験対策】分権化=現場委譲で迅速、事業部制と親和的。
・C:不適切。集権化は権限が上位階層に集中している状態であり、現場への委譲(分権化)とは逆である。
関連過去問:R7,問15/R4,問13/H28,問12
問7:集権化のメリットとして適切なものはどれか。
- A:事業部ごとの成果責任が明確になる
- B:現場ごとの迅速な意思決定がしやすい
- C:全体最適な意思決定や規模の経済を活かしやすい
【第7問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切。事業部ごとの成果責任の明確化は分権化(事業部制)の利点であり、集権化のメリットではない。
・B:不適切。現場ごとの迅速な意思決定は分権化のメリットであり、集権化のメリットではない。
・C:適切。集権化では意思決定権限が上位階層に集中するため、全社的な統一性を保ちやすく、全体最適の判断や規模の経済を活かしやすい。一方、現場の迅速な意思決定や事業部ごとの成果責任の明確化は分権化のメリットである。【試験対策】集権化=統一・全体最適、分権化=迅速・現場対応・責任明確化。
関連過去問:基礎知識
問8:製品・地域・顧客などの事業単位ごとに部門を分ける組織形態を何というか。
- A:マトリックス組織
- B:職能別組織
- C:事業部制組織
【第8問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切。マトリックス組織は職能軸と事業軸を組み合わせた二元的組織であり、事業単位のみで分ける形態ではない。
・B:不適切。職能別組織は営業・製造などの機能別に部門を分ける形態であり、事業単位ごとではない。
・C:適切。事業単位ごとに部門を分けるのが事業部制組織で、各事業の成果責任を明確にしやすく多角化企業に適する。機能別に分けるのが職能別組織で、専門性・規模の経済を活かしやすく単一製品・安定環境に適する。【試験対策】事業部制=多角化向き、職能別=単一製品・安定環境向き。
関連過去問:R5,問14/R4,問13
問9:事業部制組織の主な短所として適切なものはどれか。
- A:部門間の調整・全体最適が最大の課題になる
- B:命令系統が複数になり混乱する
- C:事業部ごとに機能が重複しコストが増える
【第9問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切。部門間の調整・全体最適が課題になりやすいのは職能別組織の短所である。
・B:不適切。命令系統が複数になり混乱するのはマトリックス組織の短所である。
・C:適切。事業部制組織では、事業部ごとに製造・販売・開発などの機能を持つため、同じ機能が複数事業部に重複し、コストが増えやすい。また、各事業部が自部門の利益を優先し、全社最適が損なわれる場合もある。職能別組織では、専門性や規模の経済を活かしやすい一方、部門間調整が課題となる。【試験対策】事業部制の短所=機能重複・全社最適の低下。
関連過去問:R5,問14/R4,問13
問10:事業部制をさらに進め、各事業単位に独立した資本や損益責任を持たせ別会社のように運営する組織形態を何というか。
- A:職能別組織
- B:カンパニー制
- C:マトリックス組織
【第10問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。職能別組織は機能別に分ける集権的な形態であり、独立資本を持たせるカンパニー制とは逆方向である。
・B:適切。各事業単位に独立資本・損益責任を持たせ別会社のように運営するのがカンパニー制で、事業部制より大きな権限委譲と責任の明確化を図る。【試験対策】カンパニー制=事業部制の発展形(より強い分権・責任明確化)。
・C:不適切。マトリックス組織は二元的組織であり、各事業に独立資本を持たせる形態ではない。
関連過去問:基礎知識

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