重要度:A 論点:ピグー税
問6:負の外部性を内部化するため、外部限界費用に等しい額を課す税を何というか。
- A:ピグー補助金。1単位あたり外部限界便益分を交付する
- B:従量税。財1単位あたり一定額を課すが外部費用とは無関係に設定される
- C:ピグー税。1単位あたり外部限界費用分を課税し私的限界費用を社会的限界費用に一致させる
【第6問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:ピグー補助金は正の外部性の内部化手段であり、負の外部性への課税ではない。
・B:従量税は外部費用と無関係に設定される一般の税で、外部限界費用に等しく設定するピグー税とは異なる。
・C:正解はCです。ピグー税は外部限界費用に等しい額を課税し、私的限界費用を社会的限界費用に一致させて最適生産を実現する。【試験対策】負の外部性=ピグー税、正の外部性=ピグー補助金。
関連過去問:R5,問17
重要度:B 論点:ピグー補助金
問7:正の外部性を内部化するために、外部便益に等しい額を交付する補助金を何というか。
- A:ピグー補助金。1単位あたり外部限界便益分を補助し過少供給を社会的最適まで引き上げる
- B:定額給付。所得の多寡にかかわらず一律に交付する移転である
- C:ピグー税。1単位あたり外部限界費用分を課税する
【第7問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。ピグー補助金は外部限界便益分を補助して過少供給を社会的最適まで引き上げる。【試験対策】正の外部性=補助金で内部化。負の外部性のピグー税と対。
・B:定額給付は外部便益と無関係な移転で、外部限界便益に等しく交付するピグー補助金とは異なる。
・C:ピグー税は負の外部性への課税であり、正の外部性への補助金ではない。
関連過去問:R3,問18
重要度:B 論点:ピグー税の水準の考え方
問8:ピグー税の課税額の考え方として正しいものはどれか。
- A:私的限界費用に等しい額を課税し、生産者負担を二重にする
- B:外部限界費用に等しい額を課税し、私的限界費用を社会的限界費用に一致させる
- C:社会的限界費用の全額を課税し、生産をゼロまで抑制する
【第8問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:課税額は外部限界費用に等しく設定するのであって、私的限界費用に等しくするのではない。
・B:正解はBです。ピグー税は外部限界費用に等しい額を課税して私的限界費用を社会的限界費用に一致させる。【試験対策】課税額=外部限界費用。私的限界費用や社会的限界費用の全額ではない。
・C:社会的限界費用の全額を課税するのではなく、乖離分である外部限界費用のみを課税する。
関連過去問:R5,問17
重要度:B 論点:コースの定理
問9:外部性があっても取引費用がゼロで権利が明確なら、当事者間の交渉で効率的な資源配分が達成されるとする命題を何というか。
- A:サミュエルソン条件。公共財の最適供給の条件を示す
- B:ピグーの命題。課税・補助金による外部性の是正を説く
- C:コースの定理。政府介入がなくても自発的交渉で外部性が内部化されうると説く
【第9問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:サミュエルソン条件は公共財の最適供給の条件であり、外部性の交渉解決の命題ではない。
・B:ピグーの命題は課税・補助金による是正で、当事者交渉による解決を説くコースの定理とは異なる。
・C:正解はCです。コースの定理は取引費用ゼロ・権利明確なら当事者交渉で効率的配分が達成されるとする。取引費用が大きいと成立しにくい。【試験対策】交渉による解決=コース、課税による解決=ピグー。
関連過去問:基礎知識
重要度:A 論点:公共財の性質
問10:公共財が持つ2つの基本的性質の組合せとして正しいものはどれか。
- A:非競合性と排除可能性
- B:非競合性と非排除性
- C:競合性と排除可能性
【第10問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:非競合性はあるが排除可能な財はクラブ財であり、非排除性も持つ公共財とは異なる。
・B:正解はBです。公共財は非競合性(他者の消費を減らさない)と非排除性(対価を払わない人を排除できない)を持つ。【試験対策】公共財=非競合性+非排除性。私的財は競合性+排除可能性。
・C:競合性と排除可能性を持つのは私的財であり、公共財とは正反対の性質である。
関連過去問:R6,問19/R3,問21

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