経営情報システム ⑦応用編_情報化戦略と経営システム11問〜15問

問11:戦略情報システム(SIS)が競争優位を生むメカニズムの例として適切なものはどれか。

  • A:社内LANを構築してメールを使えるようにする
  • B:オンライン受発注システムで顧客のスイッチングコストを高める
  • C:古いメインフレームを最新サーバーに換える
  • D:社内の紙資料を電子化する
  • E:IT部門の人員を増やす
【第11問:正解と解説】

正解:Option_B
【解説】
・A:メールは現在では基本インフラであり優位性ではないため不適切。
・B:SISの典型的な効果であり適切。
・C:ハード更新は優位性には直結せず不適切。
・D:電子化は業務効率化であり戦略的優位性とは別軸で不適切。
・E:人員増はコスト増であり不適切。


問12:ナレッジマネジメントの「SECIモデル」において、暗黙知を形式知化するプロセスを何と呼ぶか。

  • A:共同化(Socialization)
  • B:内面化(Internalization)
  • C:連結化(Combination)
  • D:表出化(Externalization)
  • E:結合化(Synthesis)
【第12問:正解と解説】

正解:Option_D
【解説】
・A:経験共有であり不適切。
・B:知識を体得することであり不適切。
・C:文書の組み合わせであり不適切。
・D:言葉や文書にするプロセスであり適切。
・E:不適切:「結合化(Synthesis)」はSECIモデルには存在しない架空の名称です。SECIモデルはSocialization(共同化)・Externalization(表出化)・Combination(連結化)・Internalization(内面化)の4つのプロセスのみで構成されます。


問13:「アジャイル開発」を経営戦略的に導入する際の最大のメリットは何か。

  • A:予算を固定できること
  • B:市場変化に対応して機能を柔軟かつ短期間にリリースできること
  • C:ドキュメントが完璧になること
  • D:ベンダー管理が不要になること
  • E:バグがなくなること
【第13問:正解と解説】

正解:Option_B
【解説】
・A:予算管理はウォーターフォールの方が容易であり不適切。
・B:変化への対応能力が競争優位に繋がるため適切。
・C:アジャイルはドキュメント重視ではないため不適切。
・D:管理は引き続き必要であり不適切。
・E:バグはテスト工程で防ぐものであり手法自体では消えず不適切。


問14:SFA(営業支援システム)を導入しても効果が出ない主な原因として適切なものはどれか。

  • A:営業担当者が入力作業を負担に感じ、情報の入力が滞ること
  • B:サーバーのスペックが低すぎること
  • C:UIのデザインが古すぎること
  • D:システムを使わなくても売上が上がっていること
  • E:ベンダーのサポートが手厚すぎること
【第14問:正解と解説】

正解:Option_A
【解説】
・A:入力情報の質と量が使われる鍵であるため適切。
・B:スペックは二次的な要因であり不適切。
・C:デザインは本質的要因ではなく不適切。
・D:売上の要因は複雑でありシステムの不作為の理由にはならず不適切。
・E:サポートが厚いことはむしろ有利であり不適切。


問15:ITアウトソーシングを検討する際に「中核的競争力(コアコンピタンス)」を外部に出してはならない理由は何か。

  • A:アウトソーシング先が倒産する可能性があるから
  • B:社員がやる気を失うから
  • C:コストが安くなるから
  • D:通信速度が落ちるから
  • E:自社の差別化の源泉を失い競争力を低下させる恐れがあるから
【第15問:正解と解説】

正解:Option_E
【解説】
・A:倒産は契約問題であり不適切。
・B:やる気は管理の問題であり不適切。
・C:コスト安はアウトソーシングのメリットであり理由としては逆であり不適切。
・D:速度問題ではないため不適切。
・E:自社優位性の喪失は経営上の致命的ミスであり適切。


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