問16:「マイルストーン」の役割として適切なものはどれか。
- A:作業の細かい進捗を毎日報告すること
- B:プロジェクトの重要な節目を示し進捗を判断すること
- C:システム開発のバグをすべて出し切ること
- D:プログラミング言語を決定すること
- E:プロジェクトメンバーを再教育すること
【第16問:正解と解説】
正解:Option_B
【解説】
・A:報告会議の定義ではないため不適切。
・B:プロジェクトが計画通り進んでいるかを確認する節目であり適切。
・C:テストの目的であるため不適切。
・D:設計の目的であるため不適切。
・E:教育は人材管理であるため不適切。
問17:アジャイル開発で用いられる、作業の優先順位付けと未完了タスクの一覧を何と呼ぶか。
- A:プロダクトバックログ
- B:ワークブレイクダウンストラクチャ
- C:PERT図
- D:ガントチャート
- E:ネットワーク図
【第17問:正解と解説】
正解:Option_A
【解説】
・A:適切:プロダクトバックログとは、スクラムにおいてプロダクトオーナーが管理する、優先順位付けされた要求・タスクの一覧です。スプリントで取り組む作業はここから選択されます。
・B:不適切:WBS(Work Breakdown Structure)はプロジェクトの作業を階層的に細分化する手法であり、ウォーターフォールに限らず広く使用されます。アジャイルでタスクの優先順位管理に使うリストはプロダクトバックログです。
・C:スケジュール管理図であるため不適切。
・D:図表の一種であるため不適切。
・E:図表の一種であるため不適切。
問18:あるシステム開発プロジェクトで、開発中に顧客から「最初の要件定義書には記載がなかったが、この機能も追加してほしい」という要望が出た。プロジェクトマネジャーとして最も適切な対応はどれか。
- A:顧客の満足度向上が最優先なので、全ての追加要望を即座に受け入れて開発チームに指示する
- B:追加要望は一切受け付けないという方針を顧客に通告し、要件定義書通りに開発を進める
- C:追加要望の実現可能性を技術的に検討することなく、予算・工期の変更を提案する
- D:追加要望は顧客の過失であるとして、ペナルティ条項の適用を直ちに弁護士に依頼する
- E:追加機能の影響範囲・工数・コスト・スケジュールを評価した上でスコープ変更管理のプロセスを通じて顧客と合意形成する
【第18問:正解と解説】
正解:Option_E
【解説】
・A:不適切:全ての追加要望を無条件に受け入れるとスコープクリープ(際限ない要求拡大)が発生し、工期超過・コスト超過の原因となります。適切な変更管理プロセスを経ずに追加を受け入れるのは不適切です。
・B:不適切:要件変更を一切拒否することは顧客との関係悪化につながります。実務では変更管理プロセスを通じて影響を評価した上で対応を検討するのが適切です。
・C:不適切:技術的な影響評価を行わずに予算・工期の変更を提案することは、根拠のない交渉になります。まず影響範囲を正確に評価してから顧客と交渉するのが適切です。
・D:不適切:顧客の要件変更にペナルティ条項を即座に適用することはパートナーシップを破壊する最悪の対応です。実務ではまず変更管理プロセスを通じた対話が先決です。
・E:適切:追加要望の影響範囲(工数・コスト・スケジュール・リスク)を正確に評価した上でスコープ変更管理プロセスを通じて顧客と合意形成することが、PMBOKが推奨するスコープ管理の基本的な対応であり正解。
問19:システム開発における「保守」の役割として最も適切なものはどれか。
- A:開発環境のサーバー調達
- B:開発工程のスケジュール調整
- C:プロジェクトメンバーの採用活動
- D:本番稼働後の不具合対応や環境変化への対応
- E:テスト用のダミーデータ作成
【第19問:正解と解説】
正解:Option_D
【解説】
・A:準備段階であるため不適切。
・B:プロジェクト期間中の作業であるため不適切。
・C:人事管理であるため不適切。
・D:システムリリース後のメンテナンス作業を指すため適切。
・E:テスト段階であるため不適切。
問20:リスク管理のプロセスに含まれないものはどれか。
- A:リスクの特定
- B:リスクの定性的分析
- C:リスクの定量的分析
- D:リスク対応の計画
- E:リスクの無制限な受け入れ
【第20問:正解と解説】
正解:Option_E
【解説】
・A:特定はプロセスの第一段階であるため不適切。
・B:分析手法の一つであるため不適切。
・C:分析手法の一つであるため不適切。
・D:対応計画は重要であるため不適切。
・E:正解:リスクを無制限に受け入れることは、リスク管理の放棄(不作為)であり、適切なリスク管理プロセスには含まれません。PMBOKにおけるリスク管理プロセスは「特定・分析・対応計画・監視・コントロール」で構成されます。

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