問6:組織購買に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 購買センター(バイイング・センター)とは、組織の購買に関与する意思決定者・使用者・影響者・購買担当者などの集団を指す。
b 購買センターの各役割は、一人が兼ねることもあれば、複数の人物や部門に分かれることもある。
c 派生需要(派生的需要)とは、消費財に対する需要が、それを生産するための生産財の需要とは無関係に独立して決まることを指す。
d 生産財(産業財)の需要は、その先にある最終消費財の需要の動向に左右されやすい。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:誤 b:正 c:正 d:正
【第6問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】
購買センターと派生需要
【考え方】
派生需要とは、生産財の需要が、その先にある最終消費財の需要から派生して生じることを指す。「消費財の需要が生産財の需要とは無関係に独立して決まる」とする記述は、需要が派生するという派生需要の本質と正反対で誤り。生産財の需要が最終需要に左右される点が要点。購買センターの構成もあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcで、派生需要は生産財の需要が最終消費財の需要から派生することを指し、無関係に独立して決まるとした記述は正反対である。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている。cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:R6,問31/R1,問29
問7:顧客との関係性に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 顧客生涯価値(LTV)とは、一人の顧客が生涯にわたって企業にもたらす価値の総額を捉える考え方である。
b ロイヤルティ・プログラムは、ポイントや会員特典などを通じて、顧客の継続的な利用を促そうとする仕組みである。
c 既存顧客との関係を維持・強化することは、LTVを高めるうえで重要とされる。
d 顧客生涯価値(LTV)は、一度の取引で得られる利益のみを対象とし、将来にわたる継続的な取引は考慮しない指標である。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- C:ウ a:誤 b:正 c:正 d:誤
- D:エ a:正 b:誤 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:誤 c:誤 d:誤
【第7問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】
顧客生涯価値(LTV)とロイヤルティ・プログラム
【考え方】
顧客生涯価値(LTV)は、一人の顧客が生涯にわたって(将来の継続的な取引を含めて)もたらす価値を捉える考え方である。「一度の取引で得られる利益のみを対象とし、将来にわたる継続的な取引は考慮しない」とする記述は、生涯にわたる価値というLTVの本質と正反対で誤り。ロイヤルティ・プログラムによる関係維持もあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdで、LTVは生涯にわたる継続的な取引を含めて捉える指標であり、一度の取引の利益のみを対象とするとした記述は正反対である。
・B
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はb・dの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、dは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:R4,問31/R3,問38設問1
問8:グローバル・マーケティングに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 標準化戦略は、複数の国で製品やマーケティングをできるだけ共通化し、規模の経済やブランドの一貫性を追求する戦略である。
b 現地適応戦略は、各国で製品やマーケティングを共通化することで規模の経済やブランドの一貫性を最大限に追求する戦略である。
c 現地適応戦略は、各国の文化・嗜好・法規制などの違いに合わせて、製品やマーケティングを調整する戦略である。
d 原産国効果とは、製品の原産国に対するイメージが、その製品の評価に影響を与える効果を指す。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:誤 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:誤 c:正 d:誤
【第8問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】
標準化戦略・現地適応戦略と原産国効果
【考え方】
現地適応戦略は、各国の文化・嗜好・法規制の違いに合わせて製品やマーケティングを調整する戦略である。規模の経済やブランドの一貫性を追求するのは標準化戦略である。現地適応戦略の説明に標準化戦略の内容を当てはめた記述は、両者を取り違えており誤り。原産国効果もあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はa・bの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、bは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「誤」(誤り記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:誤 c:正 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはbで、現地適応戦略は各国の違いに合わせて調整する戦略であり、共通化で規模の経済や一貫性を追求するとした記述は標準化戦略との取り違えである。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている。dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:R7,問29設問1・設問2/R6,問11
問9:社会性を重視したマーケティングに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 社会志向(社会的責任)マーケティングとは、企業の利益のみを追求し、顧客満足や社会全体の利益は考慮しない考え方である。
b 社会志向マーケティングは、顧客満足と企業利益に加えて、社会全体の利益(福祉や環境など)も考慮しようとする考え方である。
c CSR(企業の社会的責任)は、企業が社会や環境に対して負う責任を果たそうとする取り組みである。
d CSV(共通価値の創造)は、企業の経済的価値の創出と社会的課題の解決を、同時に実現しようとする考え方である。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:誤 d:正
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:誤
- D:エ a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- E:オ a:誤 b:誤 c:正 d:誤
【第9問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】
社会志向マーケティング・CSR・CSV
【考え方】
社会志向マーケティングは、顧客満足と企業利益に加えて、社会全体の利益も考慮しようとする考え方である。「企業の利益のみを追求し、顧客満足や社会全体の利益は考慮しない」とする記述は、社会全体の利益を組み込むというこの考え方の本質と正反対で誤り。CSR(社会的責任)やCSV(経済的価値と社会的課題解決の両立)もあわせて押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「誤」(誤り記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:誤 b:正 c:正 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはaで、社会志向マーケティングは社会全体の利益も考慮するものであり、企業利益のみを追求し社会の利益を考慮しないとした記述は正反対である。
・C
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「誤」(誤り記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はb・cの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、cは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はb・dの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
関連過去問:R6,問29/R6,問12
問10:消費と社会貢献に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a エシカル消費(倫理的消費)とは、環境や社会、人・地域に配慮した商品やサービスを選んで消費することをいう。
b コーズ・リレーテッド・マーケティングとは、商品の売上の一部を社会貢献活動(環境保護・慈善事業など)に充てる取り組みである。
c グリーンウォッシュとは、環境への配慮を実態を伴って着実に進める、望ましく評価される取り組みを指す。
d 実態の伴わない見せかけの環境訴求は、発覚した際に企業の信頼を損なうおそれがある。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:正
- D:エ a:誤 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:誤 d:正
【第10問:正解と解説】
正解:E
・A
【論点】
エシカル消費・コーズリレーテッド・マーケティング・グリーンウォッシュ
【考え方】
グリーンウォッシュとは、実態を伴わないのに環境に配慮しているかのように見せかける行為を指し、批判的に用いられる言葉である。「実態を伴って着実に進める望ましい取り組み」とする記述は、見せかけという本来の意味と正反対で誤り。エシカル消費やコーズ・リレーテッド・マーケティングとあわせて、実態の伴わない環境訴求のリスクを押さえる。
【選択肢解説】
本肢はa・dの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、dは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている。bは本来「正」(正しい記述)。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている。cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はa・cの正誤の判定を誤っている。aは本来「正」(正しい記述)、cは本来「誤」(誤り記述)。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcで、グリーンウォッシュは見せかけの環境訴求を指す批判的な語であり、実態を伴う望ましい取り組みとした記述は正反対である。
関連過去問:R6,問29/R7,問30

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