問16:死の谷とダーウィンの海に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 死の谷とは、開発・製品化の段階から事業化・量産化・市場投入へ移る段階で、資金・人材・販路などが不足しがちな困難をいう。
b ダーウィンの海とは、事業化後に市場での競争を勝ち抜き事業を軌道に乗せる困難をいう。
c 魔の川は、基礎研究から製品開発(応用研究)へ移る段階の障壁を指す。
d 死の谷は、市場投入後に他社と競争する段階の困難のみを指す概念である。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:正 d:誤
- C:ウ a:正 b:正 c:正 d:誤
- D:エ a:正 b:正 c:誤 d:誤
- E:オ a:正 b:正 c:正 d:正
【第16問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】
魔の川・死の谷・ダーウィンの海
【考え方】
研究開発から事業化までの障壁は、魔の川(基礎研究・発明→応用研究・製品開発)、死の谷(開発・製品化→事業化・量産化・市場投入で資金・人材・販路が不足)、ダーウィンの海(市場投入後に競争を勝ち抜き事業として生き残る)と段階づけられる。死の谷は市場投入後の競争そのものではなく事業化直前の資源不足の段階を指すため、最後の記述(d)は誤り。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdにあり、記述内容が事実と異なる。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問17:研究開発マネジメントとステージゲートに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a ステージゲート法は、開発プロセスを段階(ステージ)に分け、各節目(ゲート)で継続・中止を判断する手法である。
b ゲートでの評価は、有望でないプロジェクトを早期に中止し資源を有望案件に集中させる狙いがある。
c 研究開発は、基礎研究・応用研究・開発研究などの段階に区分される。
d ステージゲート法では、いったん開始したプロジェクトは中止せず必ず最後まで進める。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:誤 b:正 c:正 d:誤
- C:ウ a:正 b:誤 c:正 d:誤
- D:エ a:正 b:正 c:誤 d:誤
- E:オ a:正 b:正 c:正 d:正
【第17問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】
研究開発プロセスとステージゲート法
【考え方】
ステージゲート法は開発を段階に分け各ゲートで継続・中止を判断し、非有望案件を早期に打ち切って資源を集中する。研究は基礎・応用・開発に区分。開始後は必ず最後まで進めるというのは、中止判断を行うゲートの趣旨と矛盾し誤り。
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdにあり、記述内容が事実と異なる。
・B
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問18:知的財産と専有可能性に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 専有可能性(アプロプリアビリティ)とは、イノベーションの成果を自社が獲得できる程度をいう。
b 特許・営業秘密・補完的資産などは、専有可能性を高める手段となりうる。
c 専有可能性が低いと、成果が他社に流出・模倣され、投資回収が難しくなりやすい。
d 専有可能性は、模倣が容易な業界ほど高くなる。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:正 d:誤
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:誤
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:誤
- E:オ a:正 b:正 c:正 d:正
【第18問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】
専有可能性と知的財産の保護
【考え方】
専有可能性はイノベーション成果を自社が取り込める程度で、特許・営業秘密・流通やブランド等の補完的資産で高められる。低いと成果が流出し回収困難。模倣が容易な業界ほど専有可能性は低くなるため、最後の記述は逆で誤り。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdにあり、記述内容が事実と異なる。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問19:ユーザーイノベーションに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a フォン・ヒッペルは、革新の担い手が製造企業だけでなくユーザーにも及ぶことを示した。
b リードユーザーは、市場の先端的ニーズを持ち、自ら解決策を生み出すことがある。
c ユーザーイノベーションの活用は、開発の初期段階での顧客巻き込みと親和的である。
d ユーザーイノベーションの考え方では、革新は常にメーカー内部でのみ生じるとされる。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:正 b:正 c:正 d:誤
- C:ウ a:正 b:誤 c:正 d:誤
- D:エ a:正 b:正 c:誤 d:誤
- E:オ a:正 b:正 c:正 d:正
【第19問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】
ユーザーイノベーション(フォン・ヒッペル)
【考え方】
フォン・ヒッペルは、ユーザー(とくにリードユーザー)が革新の担い手となりうることを示した。先端ニーズを持つリードユーザーの巻き込みは開発初期に有効。革新がメーカー内部でのみ生じるとするのはユーザーイノベーションの否定で誤り。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdにあり、記述内容が事実と異なる。
・C
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問20:両利きの経営に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 両利きの経営は、既存事業の深化(活用)と新規機会の探索を同時に追求する考え方である。
b 探索と深化は求められる組織能力や評価尺度が異なり、両立には工夫が要る。
c 探索に偏ると短期収益が細り、深化に偏ると長期の変化対応が損なわれやすい。
d 両利きの経営は、探索を完全に断念し既存事業の深化のみに集中する戦略である。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:正 d:誤
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:誤
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:正 d:誤
【第20問:正解と解説】
正解:E
・A
【論点】
両利きの経営(探索と深化)
【考え方】
両利きの経営は既存の深化(exploitation)と新規の探索(exploration)を同時追求する。両者は必要な能力・評価が異なり、構造的分離や経営統合など工夫が要る。探索を断念して深化のみとするのは片利きであり、両利きの定義に反し誤り。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdにあり、記述内容が事実と異なる。
関連過去問:R2,問9
