問11:PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a PPMは、市場成長率と相対的市場シェアの2軸で事業を分類し、資源配分を検討する手法である。
b PPMは、複数事業間の資金の流れ(キャッシュの創出と投入)を全社的に管理する発想に立つ。
c PPMの市場成長率は、その事業の資金の創出量を直接に表す指標である。
d PPMはボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が提唱した。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:正
- B:イ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:誤 d:誤
【第11問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】
PPMの基本枠組み
【考え方】
PPM(BCG提唱)は市場成長率(縦軸=資金需要の代理)と相対的市場シェア(横軸=資金創出力の代理)で事業を4象限に分類し、全社的な資金循環を管理する。市場成長率は資金需要側の指標であり、資金創出量を直接表すのはシェア側である。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcにあり、記述内容が事実と異なる。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:H27,問3
問12:PPMの4象限に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 「金のなる木」は低成長・高シェアで、資金の主要な創出源となる。
b 「花形」は高成長・高シェアで、資金創出も大きいが成長維持に多額の投資も必要となる。
c 「問題児」は高成長・低シェアであり、追加投資をせずとも自然に金のなる木へ移行する。
d 「負け犬」は低成長・低シェアで、撤退や縮小が検討されることが多い。
〔解答群〕
- A:ア a:正 b:正 c:誤 d:正
- B:イ a:誤 b:正 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:誤 d:誤
【第12問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】
PPMの4象限の特徴と戦略
【考え方】
金のなる木(低成長・高シェア)=資金源、花形(高成長・高シェア)=創出も投資も大、問題児(高成長・低シェア)=資金を投入してシェアを高めなければ育たず放置すれば負け犬化、負け犬(低成長・低シェア)=撤退検討。問題児が自然に金のなる木化するとの記述は誤り。
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcにあり、記述内容が事実と異なる。
・B
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:H27,問3
問13:PPMの前提と限界に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a PPMは経験曲線効果を前提とし、シェアが高いほど低コストになると想定する。
b PPMは事業間のシナジーを十分に評価できないという限界が指摘される。
c PPMは、既存事業の整理には有効だが、新規事業の創造そのものを示す手法ではない。
d PPMは市場の定義に左右されず、常に一意で客観的な結論を導く。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:正 d:誤
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:誤
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:誤
- E:オ a:正 b:正 c:正 d:正
【第13問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】
PPMの前提・限界
【考え方】
PPMは経験曲線(高シェア→低コスト)を前提とするが、事業間シナジーの軽視、市場の定義の仕方で結論が変わる恣意性、新規事業創造の指針とならない点などが限界。市場定義に左右されず常に客観的、との記述は誤り。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdにあり、記述内容が事実と異なる。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問14:経験曲線効果に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 経験曲線効果とは、累積生産量が増えるほど単位コストが一定割合で低下する現象をいう。
b 経験曲線効果は、習熟や工程改善、規模の経済などが複合して生じるとされる。
c 経験曲線効果は、当期の生産量のみに依存し、過去の累積量とは無関係である。
d 先行して累積量を積み上げた企業は、コスト面で優位を得やすい。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:誤 d:正
- B:イ a:正 b:正 c:誤 d:正
- C:ウ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:誤 d:誤
【第14問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】
経験曲線(経験効果)
【考え方】
経験曲線効果は累積生産量の増加に伴い単位コストが一定率で低下する現象で、習熟・工程改善・規模の経済などが複合して生じる。累積量に依存する点が要点で、当期生産量のみとするのは誤り(それは規模の経済の説明)。先行者はコスト優位を得やすい。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:誤 d:正)を正しく判定しており、正解である。誤りはcにあり、記述内容が事実と異なる。
・C
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
関連過去問:基礎知識
問15:シナジー効果に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a シナジーとは、複数事業や資源を組み合わせることで単独の合計を上回る効果が生じることをいう。
b アンゾフはシナジーを販売・生産・投資・マネジメントなどの種類に分けて論じた。
c 多角化におけるシナジーは、事業間で共有できる資源や能力があるほど発揮されやすい。
d シナジーは常にプラスに働き、負のシナジー(アナジー)は理論上存在しない。
〔解答群〕
- A:ア a:誤 b:正 c:正 d:誤
- B:イ a:正 b:誤 c:正 d:誤
- C:ウ a:正 b:正 c:誤 d:誤
- D:エ a:正 b:正 c:正 d:正
- E:オ a:正 b:正 c:正 d:誤
【第15問:正解と解説】
正解:E
・A
【論点】
シナジー効果の種類
【考え方】
シナジーは組合せにより合計を上回る効果で、アンゾフは販売・生産・投資・マネジメントに分類した。共有可能な資源・能力があるほど発揮されるが、統合コストや相互干渉で負のシナジー(アナジー)が生じることもあり、常にプラスとは限らない。
【選択肢解説】
本肢はaの正誤の判定を誤っている(aは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・B
【選択肢解説】
本肢はbの正誤の判定を誤っている(bは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・C
【選択肢解説】
本肢はcの正誤の判定を誤っている(cは本来「正」(正しい記述))。よって本肢は不適切。
・D
【選択肢解説】
本肢はdの正誤の判定を誤っている(dは本来「誤」(誤り記述))。よって本肢は不適切。
・E
【選択肢解説】
本肢は各記述の正誤(a:正 b:正 c:正 d:誤)を正しく判定しており、正解である。誤りはdにあり、記述内容が事実と異なる。
関連過去問:H29,問3
